2021.02.03

大和鋼管の製品置場に於ける安全/安心への取組。

2020年の12月8日に中国から米国に向かう途中で"荷崩れ"を起こしコンテナを流出させた貨物船が神戸港に入港したことが話題となりました。

一方で、この様な"荷崩れ"の事故はコンテナ船に限らず、倉庫内等でどの業界でも関係なく起きる可能性があり、最悪の場合は死亡事故に至る危険性を孕んでいます。倉庫内においての実際の事故を厚生労働省が災害事例として掲載しておりますので、事故予防の参考にすべく下記リンクからご参照頂ければ幸いです。

 出典:厚生労働省ホームページ_労働災害事例

この様な状況を切掛に今回は、当社の0災害の追求の一貫として実施している製品置場での安全/安心への取組についてご紹介させて頂きます。

はい作業とは?

”はい”とは、倉庫/上屋または土場に積み重ねられた袋や箱、俵などで梱包された状態の荷物や木材/鋼材が該当しますが、小麦/大豆/鉱石等のばら物は”はい”に該当しません。

こうした袋物や箱物、木材/鋼材等の”はい”を一定の方法で規則正しく積み上げたり積み降ろしたりする事を、”はい付け/はい崩し”及び”はい作業”と専門的には呼んでいます。

はい作業を行う上での注意点

このはい作業は、”はい付け”の仕方が悪いと自重によって荷が崩れて重大な事故につながったり、墜落/転落災害、飛来/落下災害、機械災害を伴う危険性の高い作業であることから、経験が豊富で十分な技能と安全管理についての知識を有する者が指揮をとることが災害を防止する上で不可欠となります。

その為、労働安全衛生法では下記作業を行う場合、はい作業主任者技能講習を修了した者の中から作業主任者を選任し、作業者への指揮を行わせることが定められています。

  • 高さが二メートル以上のはい(倉庫/上屋又は土場に積み重ねられた荷(小麦/大豆/鉱石等のばら物の荷を除く)の集団をいう)のはい付け又ははい崩しの作業(荷役機械の運転者のみによって行われるものを除く)

 参考文献:安全衛生情報センター

大和鋼管のはい崩壊防止策について

この様な背景を踏まえて当社では、”はい作業”のルールを社内で定め、以下のような崩壊防止策を行なっております。

  • 224455ルール
  • 335566ルール
  • スタンション

224455、335566ルールとは?

労働安全衛生規則はい付け、はい崩し(第427条〜第435条)を適用した、積み荷の段数のルールになります。

  • 224455ルール:安全通路側より2段積み × 2列 → 4段積み × 2列 →5段積み(MAX) 
  • 335566ルール:安全通路側より3段積み × 2列 → 5段積み × 2列 →6段積み(MAX)

当社内でのそれぞれのルールの適用は結束本数によって分かれており、100本結束の場合は224455ルールで、50本結束の場合は335566ルールを適用しています。

[JP][Blog]はい作業

このような積み方をすることにより、万が一地震や結束が解け積み荷が崩壊した場合でも階段状にしておくことで、荷崩れの勢いを抑えたり、作業者がもしもの時に逃げる時間を確保することができます。

また1段目の高さを作業者自身の身長より低くすることにより、崩壊を起こす前に危険を察知しやすくなります。

スタンションとは?

一方でスタンションとは、下記の写真のとおりの荷崩れを防止する為の鋼製の棒の呼称です。

[JP][Blog]スタンション写真

当社では、224455、335566ルールが出来ない場所や通路脇等での製品及び半製品置場では、スタンションの使用を決めておりその段積み高さは結束中心がスタンションの高さを越えない、または最上段の結束の半分以上がスタンション内に入っている事がルールになっています。

上記写真の様にスタンションがL字型になっている為、スタンションの高さ以内であれば万が一結束が解けてしまったり、地震等で荷崩れが起きても倒れてこない仕組みになっています。

因みに私たちの設置しているスタンションは、当社のパーフェクトポストジンクの角パイプを使用して自社で制作し設置しております。

まとめ

今回は当社の0災害の追求の一貫として実施している製品置場での安全/安心への取組についてご紹介させて頂きました。

現状は製品の供給が厳しい状況下でもあり、今後の春先の繁忙期に向け製品置場の整理整頓を行い、0災害に向け安全/安心な製品置き場の実現への取組の好機ではないかと私たちは考えています。

一方で、どんな置き方をすれば安全で効率がいいのか悩まれている方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合は、当社の製品置場での工夫や安全/安心に向けた取組をご紹介致しますので、お気軽に下記Zoom相談フォームよりお問合せ頂ければ幸いです。

以上、宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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