2021.03.24

ココまで知ってれば完璧?!春の一大課題、花粉症対策について。(^_^)v

春分の日も過ぎ、昼と夜の長さが逆転して、日足がますます長くなってきました。出会いや別れ、新たな旅立ちなど、人生の門出となる時季ですが、周りの環境や心境の変化にうまく順応しながら穏やかな気持ちで過ごしたいと思う、今日この頃です。

一方で、毎年この季節になると、目を充血させ鼻水が止まらない人々が増加します。それらの症状の多くは花粉によるアレルギー症状である花粉症。

温かく麗らかなはずの春先が憂鬱になってしまう花粉症ですが、対策をとることである程度症状を緩和することができます。今回はこの辛い花粉症の症状を改善させるための方法をご紹介できればと思います。

花粉症とは? (・・?

花粉症とは、I型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類されるアレルギー性鼻炎の一つで、植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによってくしゃみ/鼻水/鼻づまり等の症状を引き起こします。

花粉症は様々な花粉で発症しますが、北海道の大半と沖縄を除いて代表的なものが春のスギ花粉症で、現在日本人の約30%が罹患している言われており、マスコミでも「国民病」と言われているほど大きく取り上げられています。

花粉症の時期/種類 (^_^;)

代表的なものとしては、スギ花粉・ヒノキ花粉・ブタクサ花粉が挙げられます。一方で鼻水や鼻づまり等の花粉症の症状を引き起こす植物は他にもたくさんあり、シラカンバ/イネ科/ヨモギ等の花粉が日本中で飛散しています。

これらの花粉は地域や時期によっても異なりますが、下記表の様にスギ(2〜4月)、ヒノキ(飛3〜5月)、ブタクサ(8〜10月)、シラカンバ(4〜6月)、イネ科(4~11月)、ヨモギ(8〜10月)など、ほぼ年間通して何らかの花粉が日本中で飛散しています。

[JP][Blog]花粉症種類-2

そして特に今の3〜4月はスギとヒノキの両方の花粉が飛散しやすく、花粉症の症状が重くなりやすくなっています。

辛い花粉症を楽にするには? (^o^)/

では、この辛い花粉症を少しでも楽にするにはどうすればいいのか調べましたので、是非ご参考いただければ幸いです。

  • マスクを正しく着用する
    花粉対策用のマスクを着用することで、花粉の侵入を70~80%以上カットすることができると言われています。但し、自身の顔に合ったサイズのマスクではなく「頬に隙間がある」、「鼻を出している」、「顎が隠れていない」、「顎にマスクをかける」といった着用をするとマスクの内側に花粉が付着し効果がなくなってしまうので、正しく着用するようにしましょう。

 

  • 保湿マスクを使用する
    保湿マスクは、鼻やのどの粘膜が乾燥しアレルギー物質への対抗性の低下を防ぎ、ウイルスの侵入をガードしてくれるのみならず、花粉症の発症を軽減する効果があります。
    もしすぐに手に入らないという方は、普段お使いの不繊布マスクを2枚用意していただき、マスクとマスクの間にウェットティッシュまたは濡らした布等を挟むことで、保湿マスクの代わりとしてお使い頂けます。

 

  • 衣類への花粉付着を防ぐ
    花粉は静電気によって引き寄せられる為、柔軟剤の使用で静電気を抑えたり、フリースやニットなどのウール・アクリル素材の衣類を避け、花粉が付着しにくい素材の衣類を着ることで花粉を車内や室内への持ち込みを軽減することができます。

 

  • 免疫力を高める
    花粉症はアレルギー反応のため、体の免疫力を高めることで抵抗力を上げ、アレルギー反応を抑えることができます。特に免疫細胞の約6割が腸に集中している為、腸内環境を整えることが免疫力向上に繋がります。その為、乳酸菌や食物繊維を普段から取り入れた食事をすることで花粉症の悪化を抑えることができます。

 

  • ワセリンやリップクリームを鼻の入り口や目元に塗る
    花粉は水分に反応しアレルギー物質を放つ為、ワセリンの「炭化水素」という成分がとても有効的だと言われています。また、粘り気があるので花粉はその表面に捕まって鼻や目元に入り込む量を軽減することができ、拭き取ってしまえば花粉も一緒に除去することもできます。

より効果的な治療法とは?\(^o^)/

上記では今すぐできる花粉症対策についてご紹介しましたが、実は「舌下免疫療法」というスギ花粉の花粉症を和らげる治療法があります。

舌下免疫療法とは、アレルゲンが配合された治療薬を「舌の下」にしばらく含んでから飲み込んで、毎日少しずつ服用していくことで、体をアレルギーの原因物質であるスギ花粉に慣れさせ花粉症を和らげるアレルゲン免疫療法の一種です。

 リンク:アレルゲン免疫療法とは_Wikipedia

尚、こちらの治療法は数日や数ヶ月で効果が実感できるのではなく、3〜5年は治療を続けていくことを推奨としているそうです。
 
実際に当社社員がこちらの治療を受け、元々は鼻づまりが酷く口呼吸になり、喉の痛みや風邪の原因になっていた症状が、3年目から症状の緩和を実感し、4年目からはアレルギー専用鼻炎薬を服用せずとも、花粉症の症状がほぼなくなったそうです。
 
一方で、こちらの治療には費用や治療開始当初はアナフィラキシーショックの懸念があるため、万が一の時のときの対処法等、耳鼻咽喉科やアレルギー専門医にご相談や皆さまにあった花粉対策を行なって頂ければ幸いです。

まとめ

花粉症は国民病にも取り上げられ、今もなお感染症が発症している罹患者は増加しています。花粉症は一度発症すると治療は簡単ではなく、完全に治すことは難しいと言われています。

しかし、アレルギー反応がでる花粉のシーズンに適切な対応/対処を行い、免疫力を高める生活習慣を身に着ければ、その症状を緩和させることは十分可能となります。

当社でも花粉症に悩まされている社員も多く、安全/安心/健康を確保する為の取組みを会社としてもう一歩踏込んで支援して行きたいと考えております。

皆さまも是非花粉症シーズンに向け、今から生活習慣を見直し免疫力を向上させ、快適なシーズンを過ごせるよう対策を進めていきましょう。引き続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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