"クレードル"で地震対策?!もしもの時にも備えられる大和鋼管の製品保管の取組について。

日本全国では近年地震が多発しており、昨年は01月に発生した日向灘・会津の地震から始まり、06月から07月にかけてトカラ列島で発生した群発地震、そして12月に青森県東方沖で発生したM7.5の大地震と、様々な場所で数多くの震災が発生しています。

また、兼ねてより囁かれている"南海トラフ地震"の発生に関しても、広い範囲で様々な備えが必要であり、緊張感が拭えない状況が続いています。

その様な環境下で我々もメッキ鋼管メーカーとして、大型の震災に備え様々な対策や取り組みを行なっております。

そこで今回は、対策の一例として過去の事例を交え、大和鋼管で採用している大切な商品を守り、荷崩れを起こしにくい"クレードル"についてご紹介します。

2011年の東日本大震災時での被害状況

東日本大震災は、2011年平成23年)03月11日(金) 14時46分に発生し、私たちの本社工場である栃木県さくら市は震度5強を観測しました。

当時は平日で工場は稼働中でしたが、速やかに屋外に避難できた為、幸いにも社員に被害はありませんでした。

しかし、震度5強の揺れは補強されていないブロック塀が崩れることもある規模であった為に、倉庫内で保管していた"メッキパイプ"は多数の場所で荷崩れを起こし、倉庫内はとても危険な状況でした。

[JP][Blog]震災の被害状況

2021年の福島県沖地震での被害状況

福島県沖地震は、2021年(令和3年)02月13日(土)23時7分頃、福島県沖を震源としてマグニチュード7.3の地震が発生し、大和鋼管の本社のある"栃木県さくら市"は震度4を観測しました。

この時は休日ということもあり工場は稼働しておらず、社員の被害もなく、倉庫では以前ご紹介した"スタンション"等の活躍により、荷崩れはありませんでした。

[JP][Blog]スタンション写真

"スタンション"について詳細は以下のブログ記事を参考にして下さい。

ブログ:大和鋼管の製品置場に於ける安全/安心への取組。

震度5強でも荷崩れを起こさなかった"クレードル"

東日本大震災の発生時でも"クレードル"で管理していた鋼管製品の置き場に於いては、実際に荷崩れは発生しませんでした。

[JP][Blog]クレードル

"クレードル"とは、上記写真にあるとおり多段積みの保管ラックで、大和鋼管では、2007年にお客さまの倉庫をヒントに安全且つ迅速に製品の保管スペースを有効活用する目的で導入しました。

各ラックが差し込み式になっている為、結果的に地震による揺れを逃がす構造になっており、安全に製品を積上げることができるだけでなく、地震にも強い事が確認できました。

"クレードル"のメリット

"クレードル"のメリットは、先ず安全/安心な"はい作業"を安定しておこなえることです。そこで以前に録画した"クレードルの"はい作業"の様子を掲載しますので、ご確認頂ければ幸いです。

 

 

また動画で確認できる様に、"クレードル"があればパイプに登って"玉掛け"する必要がなくなるので、より安全に"はい作業"を行うことが可能になります。

また、"クレードル"の"ロケーション"を登録し、製品の入っている"ラック"がどの場所にあるか記録させることで、倉庫内を平面だけでなく立体でも管理が行え、容易に製品を見つけられる環境を作り出せます。

そのため倉庫内をシッカリ整理整頓でき、倉庫作業の効率性の向上が見込めます。

また、"クレードル"を使用すると曲がりやすいパイプの上へ重ねたり、大きさの違う束を並べて積むことも可能になる為、ムリ/ムダ/ムラなく倉庫の空間を使用できる訳です。

ロケーション

"南海トラフ地震"への備え

"南海トラフ地震"とは南海トラフ沿いで発生する、陸側のプレートが引きずり込みに耐えられなくなり跳ね上がることで起きる地震のことを、"南海トラフ地震"と呼んでいます。

この地震では、駿河湾から日向灘沖が震源域となり、地震の規模(マグニチュード)は9程度となると想定され、太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波が襲来するほか、広い範囲で強い揺れが2~3分程度続き、最大震度は7になると想定されています。

[JP]南海トラフ

南海トラフ巨大地震の想定震源域(気象庁大阪管区気象台ホームページより)

"南海トラフ地震"は、もしかしたら明日にも起こるかもしれない状況となっています。異常な現象が観測されず、突発的に発生することも考えられるため、"日頃からの地震への備え"を実施し、大きな地震が起きた時はまずは自分の身を守る行動を取りましょう。

また、大和鋼管では日頃からの地震の備えとして、下記の取り組みが有効だと認識し職場環境整備の改善に取り組んでいますので、ご参考にしていただければ幸いです。

  • 家具の固定
  • 非常用持ち出し袋の準備
  • 水や食料の備蓄
  • 避難場所/避難経路の確認
  • 感震ブレーカーの設置
  • 建物の耐震化

まとめ

今回は、震災時に於ける私たちの倉庫状況を振り返り、その際に活躍した"クレードル"についてご紹介させて頂きました。

"クレードル"は、安定してパイプを積み上げることができるので、"はい作業"を安全に行えるだけでなく、倉庫スペース有効活用及び整理整頓による置き場管理の精度向上が見込めます。

他にも大和鋼管では、"0災害の追求"の取組みとして、外部への"危険体感研修"の提供も行っておりますので、詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせ下さい。

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最後まで読んでいただき感謝申し上げます。引続き皆さまの"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 

 

執筆者紹介

小原 学
小原 学
"施設園芸技術指導士補"の資格を持つ、勤続15年目の大和鋼管工業(株)企画部企画社員。大阪支店での豊富な営業経験から、農業資材/電線管の業界動向と現場での活用ノウハウに精通。資格に裏付けられた専門知識と顧客視点の融合で、読者の皆さまの業務効率化/製品選定に直結する実用的な情報を提供。

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