【完全ガイド】 単管パイプの規格・サイズ・種類とは?! 現場で役立つ基礎知識のまとめ

"単管パイプ"は、主に建設現場における仮設足場用の鋼管を指しますが、一言で"単管パイプ"といっても、肉厚や製造方法によって性能や価格及び耐久性は異なります。

本ページでは、"単管パイプ"の基礎知識から仕様・製造方法・価格情報・活用事例まで、活用や購入を検討する際に押さえておきたいポイントを体系的に整理整頓しました。

「単管パイプについて幅広く理解したい」、「入手可能な単管パイプの性能差を把握したうえで、最適な製品を比較・検討したい」とお考えの方は、ぜひご一読いただければと思います。

皆さまが、"単管パイプ"の選定や調達を検討される際に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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"単管パイプ"の規格とは?

"単管パイプ"とは、仮設足場の資材として用いられる鋼管のことで、一般に"単管"や"足場管"とも呼ばれます。

寸法は、直径・肉厚・長さで構成されており、このうち直径については、"JIS規格"として広くしられている、”日本産業規格”により一律で48.6mmと定められています。

[JP]SL700

肉厚は現在、2.4mmと1.8mmの2種類が主流です。

もともとの標準肉厚は2.4mmですが、作業負荷や輸送コストの低減ニーズの高まりを受け、軽量タイプである1.8mmの"単管パイプ"も広く普及しています。

各肉厚ごとの特徴や使い分けのポイントについては、下記のブログに整理していますので、詳しく知りたい方はぜひご参照ください。

[JP]肉厚ごとの特徴キービジュ  ブログ:DIYならどちらを選ぶ??肉厚2.4mmと1.8mmの単管パイプの違いについて。

"単管パイプ"の三種類の製造方法

"単管パイプ"の製造方法にはいくつかの種類がありますが、代表的なのは"先メッキ"、"ドブメッキ"、そして当社が採用している"インラインメッキ"の三種類です。

  • 先メッキ: 鋼板にメッキを施してから鋼管へ成形する方法です。量産性に優れ、広く流通している製法です。  [JP]先メッキ工程
  • ドブメッキ: 鋼板を鋼管に成形した後、溶融亜鉛槽に浸漬してメッキを施す方法です。パイプの内外面に均一なメッキ層を形成できるのが特徴です。  
    [JP]ドブメッキ工程
  • インラインメッキ:鋼板を鋼管に成形するプロセスとメッキ処理を連続一貫で行う方法です。パイプ外面の防錆性が極めて高く、外観も美しく仕上がります。
    [JP]インラインメッキ工程20260615

大和鋼管が取り扱う"単管パイプ"の種類

当社では、以下の三種類の"単管パイプ"を、いずれも高い防錆性能と外観品質を実現する、独自開発した"インラインメッキ"の技術を活用し製造しております。

  • スーパーライト700
  • パーフェクトポストジンク
  • ポストジンク

スクリーンショット 2023-01-20 13.04.45

スーパーライト700

パイプ画像-SL700

"スーパーライト700"は、「軽くて丈夫な"単管パイプ"が欲しい」、「現場の作業負担を軽減したい」、「輸送コストを削減したい」という方にオススメです。

当社と日本製鉄株式会社が共同開発した"軽量単管パイプ"で、肉厚1.8mmによる軽量化を実現しつつ、引張強さは従来品比で約40%向上させています。

また、"スーパーライト700"は一般に広く普及しており、ホームセンターや各種ECサイトからご購入いただけます。

スーパーライト700資料

パーフェクトポストジンク

パイプ画像-PPZ

"パーフェクトポストジンク"は、「とにかく防錆性能が高い"単管パイプ"が欲しい」という方にオススメです。

内面と外面の両方にメッキを施した溶融亜鉛メッキ鋼管で、赤サビの発生を抑制できるほか、鉛・カドミウムなどの有害物質をほとんど含まないため、安全/安心にご使用いただけます。

なお、"パーフェクトポストジンク"は基本受注生産品となりますので、ご採用にあたっては納期に余裕をもったご計画をお願いいたします。

お役立ち資料はコチラ

ポストジンク

[JP][Blog]パイプ画像PZ

"ポストジンク"は1973年の製造開始以来、現場ニーズや環境要件の変化に応じて改良を重ねてきた当社のスタンダードな"単管パイプ"で、「サビに強く、環境に優しい、経済性の高い"単管パイプ"が欲しい」という方にオススメです。

こちらも一般に広く普及しており、ホームセンターや各種ECサイトを通じてご購入いただけます。

"ポストジンク"の"単管パイプ"は、外面が全周均一にメッキされているだけでなく、内面には環境負荷の低い水性亜鉛無機コーティングである"ミズエコ"を施しています。

この"ミズエコ"は、当社と日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社が共同開発したコーティングであり、大気汚染の一因となる揮発性有機化合物VOCを殆ど発生させず、優れた防錆性能と高い環境性能の両立を追求したものです。

資料ダウンロードはこちら

大和鋼管の"単管パイプ"の仕様と価格情報

"単管パイプ"の長さについて

"スーパーライト700"及び"ポストジンク"の"単管パイプ"は、長さ1.0M~6.0Mまで50cmピッチでご用意しております。

なお、4.5Mと5.5M品は在庫数が少ないサイズであること、また3.5M以下の短尺品では別途切断費がかかる場合がございますので、あらかじめご承知おきください。

直径 厚み 長さ ピン無 ピン付   直径 厚み 長さ ピン無 ピン付
48.6mm 1.8mm 1.0M   48.6mm 2.4mm 1.0M
48.6mm 1.8mm 1.5M   48.6mm 2.4mm 1.5M
48.6mm 1.8mm 2.0M   48.6mm 2.4mm 2.0M
48.6mm 1.8mm 2.5M   48.6mm 2.4mm 2.5M
48.6mm 1.8mm 3.0M   48.6mm 2.4mm 3.0M

48.6mm

1.8mm

3.5M   48.6mm 2.4mm 3.5M
48.6mm 1.8mm

4.0M

  48.6mm 2.4mm

4.0M

48.6mm 1.8mm 4.5M

×

  48.6mm 2.4mm 4.5M

×

48.6mm 1.8mm 5.0M   48.6mm 2.4mm 5.0M
48.6mm 1.8mm 5.5M ×   48.6mm 2.4mm 5.5M ×
48.6mm 1.8mm 6.0M   48.6mm 2.4mm 6.0M

 

加工について

加工対応について、当社では"ピン加工"、"切断"、"ステンシル"、"ダボ加工"、"管端塗装"等に対応しており、これらの加工サービスにつきましては、内容に応じて別途加工費を頂戴いたします。

加工-ピン

"ピン加工"された"単管パイプ"は常時在庫を確保しておりますので、お気軽にご相談ください。

また、一定数量以上のご発注を前提に、お客様のニーズに応じた"切断"/"ステンシル"/"ダボ加工"等の対応も承っております。

"単管パイプ"の価格について

当社の"単管パイプ"には一律の定価設定はございませんが、代表的な製品の小売価格につきましては、下記リンク先のページにてご確認いただけます。

軽量単管パイプ"スーパーライト700"の導入事例

軽量単管パイプ"スーパーライト700"を導入いただいた一例をご紹介します。

日本全国の神社やお寺の社寺工事を手掛けておられる有限会社桑平工業さまでは、リースでお使いになった際に"軽さ"を体感したことをきっかけとして、以降の足場管を"スーパーライト700"に切り替えてくださったそうです。

[JP][Blog]鹿島神宮奥宮

桑平工業さまが手がけた鹿島神宮の屋根改修工事でも、足場管として当社の"スーパーライト700"をご指名いただき、現場での作業性向上と負荷軽減に貢献しています。  

本事例の詳細につきましては、下記の記事にて詳しくご紹介しています。

 ブログ:「スーパーライト700」で実現する文化・伝統の継承。桑平工業さまのご活躍について。

仮設足場以外の活用方法

"単管パイプ"は、仮設足場材としてだけでなく、さまざまな用途で活用されています。

なかでも、長期間にわたり高い耐久性が求められる太陽光発電設備の架台や、風雨・日射の影響を受けやすいビニールハウスの骨組みなど、過酷な環境条件下で使用される構造物の支持材として幅広く採用されています。

[JP][Blog]単管パイプを使った太陽光架台

さらに、一般のホームセンターや各種ECサイトからも入手しやすく、切断・接合などの加工も比較的容易であることから、DIYでの構造材としてもオススメです。

購入に関すること

購入方法

購入方法は、大きく分けて以下の5パターンがあります。

  • 資材販売店の店舗で買う
  • ホームセンターで買う
  • ECサイトで買う
  • メーカーに注文して指定場所に搬入してもらう
  • メーカーに注文して倉庫に自分で引き取りに行く

数百本〜数千本の纏まった数量を必要とされている場合は、店舗のほか搬入や倉庫引き取りに対応しておりますのでご相談ください。

当社から直接お届けする場合は、原則3営業日以内出荷またはお引取りが可能です。

[JP]ホームセンターとECサイトイメージ図

一方で、数本〜数十本だけ欲しいという場合は、ホームセンターやECサイトからのご購入が便利です。お近くで取扱いのあるホームセンターをお探しの方は、下記のブログもあわせてご参照ください。

[JP]ホームセンターカインズ風  ブログ:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。

正束/バラ束の違いについて

"正束"とは、サイズごとにあらかじめ定められた本数で資材を結束した状態を指します。

当社における受注・出荷の基本単位となっているため、トラック搬入や倉庫渡しでのご提供は、原則としてこの"正束"単位での取り扱いとなります。

直径48.6mmの"単管パイプ"の場合、肉厚2.4mm・1.8mmともに1正束=100本での結束となります。

[All]結束姿2022.07.06

一方で"バラ束"とは、正束"以外の本数で結束した形態を指します。

出荷倉庫や拠点によっては"バラ束"対応を行っていない場合や、別途手数料をいただく場合がございますので、"バラ束"での出荷をご希望の際は、事前にお問い合わせください。

アフターケア及びトラブル時の対応

もし製品に不都合な点や不安な点があれば、当社品質保証担当者が対応いたしますので、下記のリンク先よりお問い合わせいたただくか、担当者のメール/携帯電話及びFAXにてお問い合わせください。

新規CTA

また代表の電話番号はこちらですので、担当者がいないもしくはご不明な場合は、ご遠慮なくお気軽にお問い合わせください。
TEL : 028-686-3581

皆さまの"単管パイプ"のお見積もりは無料で承っております。"単管パイプ"のお見積をご希望の方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

足場管お見積りはコチラ

"単管パイプ"のよくあるQ&A

[JP]Q&A 5

Q.  "単管パイプ"の仮設工業会の認定証はありますか?

A.  "単管パイプ"は仮設工業会による認定品目の対象に該当していないため、仮設工業会による認定証の発行対象外となります。  

 参照リンク:認定品目一覧(一般社団法人仮設工業会)

なお、当社が製造している"単管パイプ"については、仕様や特性を詳しくご確認いただけるカタログをご用意しております。以下のページよりダウンロードいただけますので、検討資料としてぜひご活用ください。

Q.  "ミルシート"は発行してもらえますか?

A. 当社にて納品後に発行が可能です。ご注文の際に担当者までお申し付けください。

また、ご注文の後で"ミルシート"が必要となった場合にも発行対応が可能ですので、ご入用の際は以下のページよりお気軽にご依頼ください。

お問合せはこちら︎

あわせて、"ミルシート"の概要や記載内容の見方を解説したブログ記事もご用意しておりますので、詳細を確認されたい場合はぜひご参照ください。

ブログ:ミルシートって一体ナニ?!その詳しい見方と注意点及び活用方法について。

Q.  工事材料使用承諾願(承認願い)を出すのに添付できる資料はありますか?

A.  工事材料使用承諾願に添付いただく資料としては、当社の"製品カタログ"をご利用ください。

"単管パイプ"に関連するカタログとして、足場管/バタ角カタログと、"軽量足場管スーパーライト700(SL700)"カタログの二種類をご用意しております。

肉厚2.4mmの従来品については、下記フォームよりカタログをダウンロードいただけます。

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また、肉厚1.8mmの"軽量単管パイプ スーパーライト700"のカタログも、別途下記フォームよりダウンロードが可能です。

新規CTA

当社製品カタログのダウンロードにあたっては、メールアドレスのご入力が必須となります。メールアドレスをご使用いただけない場合は、お手数ですが下記の当社代表番号までお問い合わせください。
TEL : 028-686-3581

Q.  構造計算等で必要な強度を教えてください

 A.  "単管パイプ"の引っ張り強度や許容曲げモーメントについてまとめた記事がございますので、ぜひこちらをご参照ください。

ブログ:単管パイプの強度や如何に?!単管パイプ・ 軽量単管パイプが耐えうる重量の目安について。

また、"スーパーライト700"に関しては、ヤング係数や剪断弾性係数を含む鋼材の材料定数及び、引張/圧縮/曲げと剪断の値を含む鋼材の許容応力度などをまとめた資料をご用意しております。

詳細な検討が必要な場合には、こちらの資料もあわせてご利用ください。

新規CTAなお、個別の詳細な構造計算やDIY作品の強度等については、可能な限り対応に努めますが、当社からは明確な回答ができかねる場合もございますので、予めご了承いただけますと幸いです。

まとめ

今回は、"単管パイプ"の基礎知識から規格・製造方法・仕様・価格情報、そして当社製品のラインアップや採用事例までを包括的且つ体系的にご紹介しました。

更に当社では、この記事でご紹介させていただいた内容をベースとして、より詳細な情報を加えたA4サイズのホワイトペーパーをご用意しています。

以下のフォームより無料でダウンロードいただけますので、社内での検討資料や研修用資料としてぜひご活用ください。

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"単管パイプ"についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事もぜひご参照ください。

当社では、皆さまの為になるお役立ち情報をブログや動画を通して発信しております。

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登録料や年会費は無料ですので、業界の情報収集や購買等にお気軽にお役立てください。

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最後まで読んでいただき感謝申し上げます。何かご質問や要望等があれば、何時でもご遠慮無く連絡ください。

引続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

執筆者紹介

須藤 麻畝
須藤 麻畝
大和鋼管工業(株)企画部企画に所属する勤続6年目の社員。教育学部美術分野卒で、美術/工芸の教員免許3種類を保有する知識を背景に、教育系基礎知識記事の執筆を担当。企業視点と教育的知見を融合させたDIYレポートや、キービジュアル作成/写真撮影などの視覚的なデザイン設計も担う。

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