2022.10.04

DIYならどちらを選ぶ??肉厚2.4mmと1.8mmの単管パイプの違いについて。

単管パイプには、2種類の厚みがあることをご存知でしょうか?

実は単管パイプの肉厚には2.4mmと1.8mmがあり、特徴が異なっています。
単管パイプを使ってDIYをする際には、どちらを選べばいいのか迷ってしまう方も少なくありません。

そこで今回は、肉厚2.4mmと1.8mmの単管パイプ違いについてご紹介させていただきます。

具体的には、

  • 単管パイプに2種類の厚みがある理由
  • 肉厚2.4mmと1.8mmのそれぞれの特徴
  • DIYの場合にはどちらを選べばいいのか

について解説します。
ぜひ、DIYで単管パイプを購入する際の参考にしていただければと思います。

 
 
 

なぜ単管パイプに2.4mmと1.8mmの2種類の厚みがあるのか?

主に建築現場において足場用の資材として使われている”単管パイプ”は、その扱いやすさや耐久性から建設業者以外の方が訪れるホームセンターにも置かれており、農業用やDIYを含む家庭用としても広く活用されています。

単管パイプはもともと肉厚2.4mmで製造されていましたが、今から26年前の1996年に軽量化を目的として、強度の高い素材を活用して厚みを薄くした製品が開発されました。

当時も今ほどではないものの、現場作業員の高齢化や輸送コストの上昇が課題となっており、軽くて作業効率の高い単管パイプが潜在的に求められていたからです。

単管パイプの直径自体は"JIS規格"(日本産業規格)で48.6mmと定められており、またクランプ等の連結部品との互換性を維持した上で軽量化するために、厚みを薄くするという方法がとられました。

実は、1.8mmの単管パイプの普及は、当社の製品である軽量単管パイプ"スーパーライト700"がきっかけなのです。

当社が現在の日本製鉄株式会社”になった当時の”新日本製鐵株式会社”と共同で"スーパーライト700"を開発したことによって肉厚1.8mmの単管パイプが世に出るきっかけとなり、現在では同業他社の製品も登場し、単管パイプは2.4mmと1.8mmの2種類が流通するようになったのです。

2.4mmと1.8mmの単管パイプは何が違うのか?それぞれの特徴

2.4mmと1.8mmの単管パイプは、厚み以外の点でどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴について解説します。

2.4mmの単管パイプの特徴

単管パイプはもともと全て肉厚2.4mmで製造されていたため、この肉厚が基本になっているといえます。

厚みがあるぶん、DIYでパイプカッターでの切断や穴開け加工等をおこなうとき、刃やビスが食い込みやすいのが特徴です。

単管パイプの肉厚が厚いので、長さが長くなればそれだけ重くなるのがネックですが、一方でスパンが増えてもたわみづらく美観を損ねないというメリットがあります。

当社が製造している肉厚2.4mmの単管パイプは、全て”足場管”仕様でございます。
使用されている鉄はJIS規格で定めるJIS G 3444(一般構造用炭素鋼鋼管)"STK500"に適合しており、足場や仮設部材用の製品ですので、DIYにも安心してお使いいただけます。

パイプ画像-PZPPZ

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1.8mmの単管パイプの特徴

従来の単管パイプよりも厚みが薄くなったぶん、重量が軽くなっているのが特徴です。
1mの重量が2.08kgであるため持ち運びをする際にも大きな負担がかかることも比較的少なく、単管パイプでDIYを行う場合にはぴったりの製品です。

「薄くなったぶん、壊れやすいのでは?」と思われるかもしれませんが、実際は軽仮設資材の足場管として使用できる様に、素材である鉄鋼の強度がアップした製品が多いです。

たとえば、当社の肉厚1.8mmの単管パイプとして、軽量単管パイプ"スーパーライト700"がございます。

パイプ画像-SL700

スーパーライト700資料

従来の足場管と比べて25%軽いですが、”引張り強さ”が従来製品よりも高くなっています。
”引張り強さ”とは、”鋼管をどれくらいの力で引っ張ると切れてしまうのか”を示したもので、スーパーライト700は2.4mmの足場管よりも引張り強さが40%高くなっています。

強度が高い一方で、肉厚が薄いことから、2.4mmの単管パイプと比べてたわみやすい点に注意が必要です。
たわみは単管パイプが長ければ長いほど大きくなるので、5mや6mといった長い単管パイプを使って作る構造物のたわみが気になる方は、2.4mmの単管パイプとたわみ具合を比較した上で選んでいただくことをおすすめします。

なおホームセンターで一般的に取り扱っている単管パイプは最長で4mであり、4m程度であれば肉厚2.4mmの単管パイプと比べてもたわみの違いは、さほど気にならないと考えます。

"スーパーライト700"は、厚生労働省が定めた“労働安全衛生規則”に適合しておりますので、安全/安心して様々な用途にお使いいただけます。また、防錆性も高いため、庭や畑といった屋外での使用にも適しています。

単管パイプでDIYするなら2.4mmと1.8mmのどっちを選ぶ?

我々がDIYする際にオススメするのは、やはり1.8mmの単管パイプです。
軽くて耐久性のある軽量単管パイプは、屋外に置く制作物をDIYで作成する場合にも向いています。

2.4mmは穴開け加工がしやすいという面がありますが、強度については1.8mmの方が優れています。
とはいえ、もちろん加工性重視であれば、2.4mmの単管パイプも選択肢になり得ます。

単管パイプ2.4mmと1.8mmのDIY作業を動画で比較!

単管パイプのDIY情報を数多く発信なさっている株式会社ジョイント工業さまが、実際に当社の単管パイプを使って、動画で比較をしてくださいましたので是非ご覧頂ければ幸いです。

動画:単管パイプ2.4mmと1.8mmを比べてみました
投稿者:株式会社ジョイント工業さま

 

比較するポイントは以下の4点です。

  • 重量
  • パイプカッター切断
  • 単管パイプ用ジョイント”かん太”締め付け
  • ドリルビス穴開け加工

結果としては、以下のようになりました。

  • 1.8mmのほうが軽い
  • 1.8mmのほうが早く切れる。一方、2.4mmは食い込む感触がある
  • ジョイントの締め付けはどちらも優劣なし
  • 穴開け加工は2.4mmのほうが開けやすい

詳しくは、ぜひ動画をご覧ください!

2.4mmと1.8mmの価格はどちらが安いのか?

単管パイプの価格については、絶対的な基準はありません。
製造メーカーや製品を購入する場所によって変わってきますので、状況に応じ購入先を比較・検討することをおすすめします。

なお当社の"スーパーライト700"は、基本的にメートルあたりの価格を当社の製造する2.4mmの単管パイプと同価格に設定しています。

つまり1.8mmの厚みの単管パイプも2.4mmの厚みの単管パイプも長さが同じであれば一本あたり原則同じ値段ということなので、軽量化のメリットをフルにお客さまにお届けしている訳です。

単管パイプはどちらもホームセンターやECサイトで購入可能

単管パイプの手に入りやすさは、どちらの肉厚でも基本あまり変わらない認識ですが、ホームセンターは基本どちらか片方の肉厚の単管パイプしか置いていないのが一般的です。

一般のみなさんがDIYの為の資材を気軽に買いたいときは、やはりホームセンターがおすすめです。
実際に現物を見ながら選ぶことができるほか、店舗によっては単管パイプの切断やトラックの貸出サービスなどもあります。

また、ECサイトで単管パイプを購入することもできます。

単管パイプの購入方法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ併せてご参考にしてください。

 ブログ:単管パイプは何処で買う?ニーズに合った購入方法の選び方。

1.8mmの単管パイプを選ぶときの注意点

肉厚1.8mmの軽量単管パイプには、引張り強度が700N/㎟であることを表現するために、"STK700"という表記がされている場合があります。

しかし、JIS規格で定めるJIS G 3444(一般構造用炭素鋼鋼管)には、"STK700"は含まれていません。

そのため、人が実際にのる足場や一定の規模の仮囲いといった仮設資材を作りたい場合は、労働安全衛生規則で定められている"JIS規格以外で使用する場合の規定"に適合しているかどうかを確認する必要があります。

(鋼管足場に使用する鋼管等)

第五百六十条 事業者は、鋼管足場に使用する鋼管のうち、令別表第八第一号から第三号までに掲げる部材に係るもの以外のものについては、日本産業規格A八九五一(鋼管足場)に定める単管足場用鋼管の規格(以下「単管足場用鋼管規格」という。)又は次に定めるところに適合するものでなければ、使用してはならない。


一 材質は、引張強さの値が三百七十ニュートン毎平方ミリメートル以上であり、かつ、伸びが、次の表の上欄に掲げる引張強さの値に応じ、それぞれ同表の下欄に掲げる値となるものであること。
引張強さ(単位 ニュートン毎平方ミリメートル) 伸び(単位 パーセント)
三百七十以上三百九十未満 二十五以上

三百九十以上五百未満

二十以上

五百以上

十以上
二 肉厚は、外径の三十一分の一以上であること。

2 事業者は、鋼管足場に使用する附属金具のうち、令別表第八第二号から第七号までに掲げる附属金具以外のものについては、その材質(衝撃を受けるおそれのない部分に使用する部品の材質を除く。)が、圧延鋼材、鍛鋼品又は鋳鋼品であるものでなければ、使用してはならない。

(引用元:昭和四十七年労働省令第三十二号労働安全衛生規則

なお前述のとおり、当社の軽量単管パイプ"スーパーライト700"は労働安全衛生規則に適合していますので、安全/安心して仮設資材としてご活用いただけますのでご安心ください。

まとめ

今回はDIYで活用する単管パイプには、肉厚2.4mmと1.8mmの2つのタイプがあること、そしてそれぞれの特徴や違いについて解説させていただきました。

DIYで作りたい構造物や好みによって、どちらの肉厚がふさわしいかを選び分けていただければと思いますが、迷うようであれば、やはり軽量で取り扱いがしやすく、より安全な1.8mmがおすすめです。

もともと2.4mmの肉厚だった単管パイプですが、作業現場でより軽量足場管を求めるお客さまのニーズによって、新たに1.8mmの単管パイプが開発され、広く世間に普及するようになりました。

お客様のニーズを受けて生まれた当社の軽量単管パイプ"スーパーライト700"は、1.8mm単管パイプのパイオニアであり、1996年の販売開始以来、累計販売量ナンバー1の実績を誇る人気製品です。

軽量で丈夫な資材としてDIYにも適しており、ご好評いただいております。
全国のホームセンターで広く取り扱って頂いておりますので、ぜひ店舗を覗いて、現物を確かめてみてくださいね。

”スーパーライト700”のさらに詳しい資料は以下のページからダウンロードできますので、こちらもぜひご活用ください。

新規CTAまた、単管パイプについて何かご質問やご相談などがありましたら、下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 


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