2024.11.11

他の軽量単管パイプと何が違う⁈ "スーパーライト700"の特徴/効果/対応まとめ。

”単管パイプ”というと軽仮設資材の足場管として工事現場で使用されるイメージが強いかと思いますが、最近ではプロの職人だけでなく一般の方々にDIYで活用されることも多くなっており、ホームセンターやオンラインショップでも手軽に入手することが可能です。

一方で、”単管パイプ”にも”STK500”という規格で造られた従来の単管パイプや”軽量単管パイプ”といった様々な種類があり、従来管/軽量管でもメーカーによってそれぞれに特徴や仕様に違いもあるため、「どの”単管パイプ”が一番良いの?」と迷われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、当社の主力製品である”軽量単管パイプ スーパーライト700”の特徴と、実際にどのような部分で皆さまのお役に立てるのかを詳しくご紹介します。

 
 
 

軽量単管パイプ”スーパーライト700”とは?

”軽量単管パイプ スーパーライト700”は、当社と日本製鉄株式会社が共同開発した”軽量単管パイプ”で、鋼管の特性としては相反する要素である”軽量”且つ"強靭”という特徴を両立させています。パイプ画像-SL700

"スーパーライト700"は、従来の単管パイプであるSTK500に比べて引張り強さを約40%以上向上させながら、厚みを2.4㎜から1.8㎜へ薄くすることで25%の軽量化を実現しました。これにより、現場での作業負担軽減/輸送コスト削減を可能にしています。

”軽量単管パイプ スーパーライト700”は、使用している鋼材が特別仕様であることからJIS規格製品ではありませんが、労働安全衛生規則に適合している製品であるため、安心して足場管としてご使用いただけます。

SL700-労働安全衛生規則

”軽量単管パイプ スーパーライト700”のお見積をご希望の方は、以下のフォームよりご相談ください。

単管パイプのご相談はこちら︎

スーパーライト700と他社製軽量単管パイプとの違い

私たちの提供する”軽量単管パイプ スーパーライト700”には、他メーカーの”軽量単管パイプ”と比べて、以下の3つの大きな違いがあります。

”伸び”に優れた粘り強く強靭な軽量単管パイプ

数ある軽量単管パイプの中でも”スーパーライト700”は、特に”強靭さ”に優れており、最も“伸び“があり粘り強い”軽量単管パイプ”です。実際に各社が製造する”軽量単管パイプ”との比較試験の結果が、以下のグラフになります。

[JP][Blog]伸び-1

上記のグラフの通り引張り強さを示す”応力”は、各社どの製品もそれほど大きくは変わりませんが、最大値は国内A社が少し高くなっています。一方で”伸び”に関しては国内A社/B社、輸入材は約6%〜10%に対し、私たちの”軽量単管パイプ スーパーライト700”はおよそ14%と、他社製品と比べ2倍以上の差が出ており圧倒的に高い数値です。

”強さ”では各製品にあまり差はありませんが、”伸び”もしくは”延性”及び”靭性”で考えると”スーパーライト700”が最も粘り強く折れにくい”強靭”な軽量単管パイプであるといえます。

つまり万が一大きな衝撃が加わった場合も、”スーパーライト700”は衝撃を吸収するために折れや千切れが発生し辛く、足場管として使用するプロの方々のみならず、さまざまな活用シーンで広く安全/安心を実現できるのです。

”700N”の刻印でしっかり識別

全ての”軽量単管パイプ スーパーライト700”の表面には、”労働安全衛生規則五百七十三条”に定められている鋼管の識別を行う事業者さまへのサポートとして”700N”の”刻印”が入っています。この”刻印”は鋼管の表面にシッカリ刻み込まれているため、印字のように使用毎に薄れる心配もありません。

700n-safety-security-01

この”刻印”は、事業者の方々が工事現場で単管パイプを切断して使用する場合を想定して、900㎜間隔で施されています。1m以上の長さであれば必ずどこかに”刻印”が入るので、”スーパーライト700”を現場で切断して使用する場合にも、”刻印”での識別ができるため安全/安心に使っていただけます。

またこの”刻印”は、鋼管の製造後にメッキを施す当社独自の製造方法の中でメッキの前に施されるため、プロの方々が表面についた汚れをワイヤーブラシ等で落とす”ケレン”などの処理を行っても、削れて見えなくなることがなく、寧ろ浮き出て確認し易くなる仕様になっています。

累計販売実績No.1の軽量単管パイプ

そして軽量単管パイプのパイオニアとして最も誇れるのは、累計販売量No.1の実績です。

”スーパーライト700”は1996年の販売開始以来約50万トン、本数にすると約9,400万本の累計販売実績があります。最も多くのお客さまにご愛用いただいており、私たちが自信を持ってオススメする軽量単管パイプです。

[JP]SL700累積販売量推移20241119

従来の単管パイプと一本当たり同じ価格で販売されている”スーパーライト700”ですが、この実績を積上げた背景にはそれを裏付ける具体的なコストメリットと、より早く着実にお客さまの”為になる”製品/サービスを、満足いただける価格でお届けするための様々な創意工夫が存在します。

25%軽量化でさまざまなコストを削減!

運賃コストの削減

ここでは、仮に4mの単管パイプ3,600本をトラックで配送する例を想定します。10t車1台で運べる単管パイプ4mの本数は従来品の場合900本で、3,600本を運ぶためには4台のトラックが必要になります。

”軽量単管パイプ スーパーライト700”の場合は、10t車1台で運べる単管パイプ4mの本数は1,200本となり、同じ3,600本を運ぶのに3台のトラックで済むため、トラック1台分の輸送コストおよび運搬時の燃料使用量の削減が可能になります。

軽量化_スーパーライト700

作業効率改善で”見えないコスト”の削減

単管パイプの従来品は4m1本で10.9kgの重さであり、3本で32.7kgになります。しかし、軽量単管パイプ”スーパーライト700”は4m1本で8.3kgの重さのため3本で25kgと、従来品と比べると約8kgも軽量化されることになり、作業負担が25%軽減されます。

SL700-作業負担軽減-軽量化

私たちが過去に行った実証実験を踏まえると、作業負担の軽減に伴い25%の重量削減分がほぼそのまま運搬時間の削減に貢献するため、作業効率も25%改善できることになります。運搬作業効率の実証実験については、以下のリンクより詳細をご覧いただけます。

 ブログ記事:”軽さ”は効率?!”スーパーライト700”による”建設業の2024年問題”へのお役立ちについて。

一般的に鋼材を購入する際は価格等の見えるコストの削減に注目しがちですが、このように運搬作業の効率改善でいわゆる”見えないコスト”の削減がメリットとして期待でき、使えば使うほど”作業量”と”時間”の削減によってその価値を高めていくことが可能になります。

お近くの在庫拠点の活用で更に運送効率もアップ!

”スーパーライト700”は、皆さまの所在地に近い当社在庫拠点にて直接お引取りをいただくことも原則可能です。

各在庫拠点お問合せ先一覧

在庫拠点名 お問合わせ先
本社•本社工場

Mail: info-web@daiwast.co.jp Tel  : 028-686-3581

仙台営業所 Mail: sendai@daiwast.co.jp  Tel  : 050-3669-9927
東京支店 Mail: tokyo@daiwast.co.jp    Tel  : 050-3669-8631
名古屋営業所 Mail: nagoya@daiwast.co.jp    Tel  : 050-3669-9931
大阪支店 Mail: osaka@daiwast.co.jp   Tel  : 050-3669-8632
福岡営業所

Mail: fukuoka@daiwast.co.jp  Tel  : 050-3669-8486

下記に各担当営業所の在庫拠点マップを掲載しますので、是非運送効率のアップを念頭にご活用いただければ幸いです。詳しくは当方もしくは各担当営業所へご連絡ください。

在庫拠点マップ

[JP]在庫拠点地図

用途に応じて様々な加工ニーズに対応!

また当社では、ピン付単管パイプを常時在庫しております。その他の加工に関しましては一部数量等の条件がございますが、管端塗装や貴社名の印字を施すなど、お客さま毎の様々なニーズもお応えする体制もございますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

ピン_ステンシル加工画像

お問合せはこちら︎

環境にもやさしいエコなパイプ

私たちは''こんなところから、エコ!”や"エコなパイプで栃木から世界へ!"を合言葉に、長きに渡り環境性能を重視した製品の開発と普及に取組んでおり、その先陣を切っているのが”軽量単管パイプ スーパーライト700”です。

実際に当社が行っているエコへの取組みは、下記の2つがあります。

軽量化による省資源の実現

軽量化により鋼材の使用量削減や運搬時のガソリン使用量/輸送トラックの台数削減ができ、運輸や製鉄所での二酸化炭素排出量の削減/減少等に繋がり、温暖化ガス排出量を抑えることが可能です。

[JP][Blog]SL700_eco

使用している成分が環境にやさしい

パイプの外面は六価クロムを完全撤廃した白錆防錆コーティングを採用しており、亜鉛メッキ工程に於いては最純亜鉛地金(99.995%)を使用して鉛30ppm以下にカドミウム20ppm以下にすることで、六価クロム//カドミウムフリーを実現し、有害物質の使用を抑えています。

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パイプの内面は水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”で覆われています。”ミズエコ”は、外観が美しくサビに強いことは勿論、製造工程で大気汚染の一因となる揮発性有機化合物VOCをほとんど発生させないため、製造者や利用者だけでなく地球にもやさしいコーティングです。 

[JP][LED]ミズエコ-DL20240821

まとめ

今回は、”軽量単管パイプ スーパーライト700”の特徴と、実際にどのような部分で皆さまのお役に立てるのかを詳しくご紹介させていただきました。

今回のブログの内容をホワイトペーパー形式にまとめた資料データを配布しておりますので、ぜひご活用ください。

新規CTA

”スーパーライト700”や足場管に関する疑問などがありましたら、以下のフォームよりお気軽にご相談ください。当社の社員が丁寧に対応いたします。

新規CTA

また小口で「直ぐに◯本の単管パイプが欲しい!!」という場合は、お近くのホームセンターやオンラインショップでもご購入が可能ですので、以前ご紹介した下記ブログ記事をご参考いただければ幸いです。

 ブログ記事:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。

最後まで読んでいただき感謝申し上げます。引続き、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けて参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


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