"単管パイプ"は、価格が比較的にリーズナブルで、頑丈で且つ関連する金具も豊富で手に入り易いことから、DIYに使用される材料の中でも人気のあるアイテムの一つです。
しかし、「"単管パイプ"を使ってDIYをしてみたいけど、切断や面取りや塗装などの加工をどうしてイイのか、よくわからない・・・」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、"単管パイプ"を使ったDIYする際に必要な加工として、"単管パイプ"の切断・面取り・塗装のやり方とそのポイントをご紹介します。
"単管パイプ"の切断について
"単管パイプ"の切断は、パイプを必要な長さに調整するうえで基本となる工程です。
この項では、①"パイプカッター"を使用した自身での切断、②ホームセンターの切断サービス活用、③"友安製作所"の活用、の三つの方法をご紹介します。
①"パイプカッター"を使用した自身での切断
まずは、購入してきた"単管パイプ"を自身で切断する方法です。この場合には、"単管パイプ"などの管状をした材料を切断する工具である"パイプカッター"を使います。
"パイプカッター"を使う際は、"シャコマン"などでパイプをシッカリと固定すると作業がスムーズに進みます。
切断の具体的な手順は以下の通りです。
- 切断位置に刃を設置し、上部のハンドルで軽く締める。
- 時計回りに5〜7周回し、切れ目を付ける。(※切口が下図のように螺旋状になる場合は、パイプカッターを付け直す。)
- 半時計回りに回し、数回回したら軽く締める工程を繰り返す。
- ”パキッ”と音が鳴ったら切断完了。
切断作業を行う際は適切な保護具を着用し、怪我をしないよう安全面にも注意しましょう。
"パイプカッター"を使用した自身での切断について詳細を知りたいという方は、以下のブログもご参照ください。
ブログ:パイプカッターを使って単管パイプを綺麗に切断するには?!
②ホームセンターの切断サービス活用
ホームセンターによっては、購入した"単管パイプ"の切断サービスを提供しているところもあります。
切断サービスを行なっている店舗で"単管パイプ"を購入した場合は、切断サービスを利用してパイプを必要な長さに切断してもらうことで、自身での切断作業の工程を短縮できます。
"パイプカッター"などの工具を持っていない方や、自分でピッタリの長さにパイプを切断できる自信がないという方にオススメです。
③"友安製作所"の活用
4m以下の"単管パイプ"が必要なケースでは、"友安製作所"さまのオンライン販売を活用するという選択肢もあります。
"友安製作所"さまのオンライン販売では、最短10cmから最長4mまでの"単管パイプ"を、1cm単位で長さ指定し注文することができます。
1本からの配送にも対応しているため、少量の"単管パイプ"を手軽に入手したい場合や、長さがバラバラの"単管パイプ"が必要な場合などに特にオススメです。
また、"友安製作所"さまでは"スーパーライト700"や金具をブラックに塗装した製品も販売していますので、「塗装の手間を省きたい!」という方や「手軽におしゃれなDIYがしたい!」という方もぜひご活用ください。但しブラック塗装の"単管パイプ"は、最長は2m迄の長さになりますので、ご留意ください。
リンク:株式会社友安製作所_キーワード検索_単管パイプ
"単管パイプ"のバリ取りについて
"単管パイプ"を切断した後は、バリ取りという作業が必要です。
もし木材をノコギリで切ったご経験があれば、切り落とした時に、木材の縁にギザギザやトゲトゲができた記憶があるかもしれません。メッキパイプも同じで、切断後は鋭利な角や突起物が発生します。
そのような切断後の角や"バリ"に素手で触れると怪我をする恐れがある為、バリ取りを行うことによって滑らかな丸みを作り、怪我を防止する必要があります。
また、精密さが求められる設計の場合、素材に角や"バリ"が残ったままでは上手く組み立てができない可能性があります。表面や縁を綺麗にするバリ取りは寸法の精度も高め、作業性や生産性の向上につながります。
バリ取りの際は、専用のバリ取り工具やヤスリなどを使用し、切断面のフチなどに残る"バリ"を十分に除去します。
バリ取りを行う場合にも"単管パイプ"をシッカリ固定し、以下のイメージ図を参考にパイプ端面の外側/内側/正面の三面を綺麗にする意識で作業すると"バリ"を徹底的に無くすことができます。
"単管パイプ"の塗装について
"単管パイプ"の塗装には、見た目を美しく仕上げて空間と作品の雰囲気を調和させるだけでなく、パイプをサビから守る効果もあります。
ホームセンター等で手軽且つ安価に購入できる塗装スプレーには主に水性/油性/ラッカー系の三種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
塗装スプレーの種類 | 乾燥時間 | 特徴 |
水性 | 40分〜1時間 | 水性塗料が入ったスプレー缶塗料です。比較的人体への影響が少なく、他の塗料より安全性が高いこともあり、屋内の塗装によく使用されます。乾燥前であれば水拭きや水洗いで塗料を洗い流すことができ、乾燥後は耐水性を持っているため、屋外で雨に当たっても落ちません。 |
油性 | 1時間以上 |
耐候性と耐久性が高いスプレー缶塗料です。乾くと耐水性になり、金属やガラス、木材、プラスチックなど様々な素材に使用できます。 |
ラッカー系 | 20分〜1時間 | アクリル樹脂やニトロセルロースを揮発性の高い溶剤で溶かした塗料が入っているスプレー缶塗料です。揮発性が高く乾燥が早いため、作業効率が良い塗料です。 木工品や鉄製品等の様々なものに塗装することができます。 |
当社の"単管パイプ"には、亜鉛メッキの上に透明のトップコートが塗布されており、過去に行なった"クロスカット試験"の結果から、三種類の中ではラッカー系スプレーとの相性が最も良いことがわかっています。
塗装スプレーの種類 | 画像 | 検証結果 |
水性 |
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塗装の剥がれあり |
油性 |
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塗装の剥がれあり |
ラッカー系 |
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一部塗装の剥がれあり |
また塗装を行う前に、表面に付着している油分を取除く"脱脂"を行い、その上で"プライマー"とも呼ばれる"下地"を表面に塗布する"下地塗り"の二工程の"下地処理"を行うことで、塗装をより長く綺麗に長持ちさせ、さらに塗料の持つ性能を効果的に発揮させることができます。
さらに、スプレー塗装の際は一度で全てをカバーしようとするのではなく、数回に分けて薄く塗り重ねていくことで、垂れやムラなく仕上げることができます。
"単管パイプ"の塗装について更に詳しく知りたいという方は、以下のブログもご参照ください。
ブログ:単管パイプの塗装はどうすればキレイに?!塗料の選び方と塗装のやり方について。
DIYには"軽量単管パイプスーパーライト700"がオススメ!
"単管パイプ"を使ったDIYを行う際は、軽量でありながら強度の高い製品を選ぶことが重要です。
そこでオススメなのが、当社の"軽量単管パイプ スーパーライト700"です。"スーパーライト700"は、強度の高い素材を採用することで、従来の"単管パイプ"に比べ25%の軽量化を実現しただけでなく、強靭さも兼ね備えています。
軽量且つ強靭であることから"スーパーライト700"は、初めて"単管パイプ"を使う方や老若男女を問わず幅広い方々にも扱い易く、様々なDIYに適している"単管パイプ"であると言えます。
"スーパーライト700"は、ホームセンターやECサイトで簡単に手に入りますので、DIYの際はぜひ試してみてください。"スーパーライト700"を取り扱っているホームセンターについては、以下の記事をご参照ください。
ブログ:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。
まとめ
今回は、"単管パイプ"を使ったDIYに必要となる切断・面取り・塗装の方法とそのポイントについてご紹介しました。
"単管パイプ"を使ったDIYは、初心者でも気軽に挑戦しやすい環境が整ってきていますので、今回ご紹介した方法とポイントを参考にして、自分だけのオリジナル作品を作り上げていただければと思います。
文中でご紹介した当社の"スーパーライト700"について更に詳しく知りたいという方は、以下のフォームよりカタログが無料でダウンロードできますのでご活用ください。
最後まで読んでいただき感謝申し上げます。当社では、皆様の為になるお役立ち情報をブログや動画を通して発信してまいりますので、引続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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