"単管パイプ"は関連する接続金具の種類が豊富で、ご家庭の棚や柵から、太陽光発電の架台まで、さまざまな構造物を簡単に製作/組み立てできることから、一般の方にとってもDIYで扱いやすい材料の一つとなっています。
しかしその一方で、「単管パイプを好みの長さに切りたいけれど、どんな工具を使えばよいのかわからない」、「切断作業がとても大変そう…」と不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際には、"単管パイプ"を切断するための"パイプカッター"は、一般の方でも手軽にホームセンターで購入でき、使い方もシンプルなので初めての方にも挑戦しやすい工具です。
そこで本記事では、初心者の方を対象に"パイプカッター"の基本的な使い方と、"単管パイプ"をまっすぐ且つきれいに切断するためのポイントを、私たちなりに整理してわかりやすく解説します。あわせて動画もご用意しておりますので、ぜひ記事と併せてご確認いただけますと幸いです。
パイプカッターとは?
"パイプカッター"とは、"単管パイプ"をはじめとする管状の材料を切断するための専用工具です。
写真のとおり、本体にはローラーと円盤状の刃が備わっており、切断したいパイプを挟み込んで工具ごと回転させることで、簡単に所定の長さに切断できます。
ただし一口に"パイプカッター"といっても様々な種類があり、鉄製の素材には対応していないタイプや、切断できる鋼管サイズが限定されているタイプも存在します。
そのため、ご購入/ご使用の際には、対象となる素材、外径/肉厚など、用途に適合した仕様かどうかを事前に必ずご確認ください。
単管パイプの切断の際に準備するモノは?
"単管パイプ"を安全かつ確実に切断するためには、事前の準備が重要です。切断作業にあたっては、以下の工具・備品をご用意ください。
準備するモノ
- パイプカッター
- バリ取り工具
- 潤滑油
- 万力(バイス)
- 補修スプレー
- タオルや布など
パイプカッターの使い方
"パイプカッター"の基本的な操作手順や、"単管パイプ"をきれいに切断するためのコツをコンパクトにまとめた解説動画をご用意していますので、全体の流れをイメージしていただくためにも、先ずはこちらをご確認ください。
YouTube:大和鋼管チャンネル_【単管パイプ DIY】単管パイプ 〜パイプカッターの使い方〜
そのうえで、"パイプカッター"の具体的な使い方を、以下のとおりステップごとに整理しました。
- パイプカッターを取り付ける
切断したい位置に"パイプカッター"の刃先を合わせ、ネジ部を回して本体をパイプに固定します。このとき、ネジを必要以上に締め込みすぎず、工具が外れない程度の軽い固定にとどめることが重要です。
- 単管パイプに切れ目を入れる
"単管パイプ"をまっすぐ且つ切断しやすくするため、"パイプカッター"を時計回りにおおよそ5〜7周回し、外周に"けがき"と呼ばれる浅い切れ目を付けます。もし切れ目が以下の写真の失敗例のように螺旋状になっている場合は、"パイプカッター"の固定が不十分な可能性があるため、いったん止めて締め付け状態を確認してください。
- 切断する
刃の部分に潤滑油を塗布し、先ほどとは逆方向の反時計回りに"パイプカッター"を回転させていきます。この際、ハンドルの締め付けすぎは厳禁です。"数周回したらハンドルを軽く締める"というサイクルを繰り返しながら、少しずつ切り込んでいき、"パキッ!"という破断音が聞こえたら切断完了です。
- バリを取る
切断面には、金属が突起状に残る"バリ"やギザギザした残材部分が発生します。そのままでは、手を切るなど怪我の原因となってしまうため、バリ取り工具を使用して必ず処理を行ってください。
- 端面を補修する
切断面は素地の鉄が露出しているため、放置すると"赤サビ"発生の起点となってしまいます。切断作業後は、"補修スプレー"等を用いて端面に防錆処理を施し、腐食を予防しておくのがオススメで す。
上手に切断するコツは?
上の項では"パイプカッター"を用いた"単管パイプ"の基本的な切断手順をご紹介しましたが、実際には「思ったようにきれいに切れない」、「数本切っただけで刃が傷んでしまった」という経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
そこで、"単管パイプ"をより精度よく切断し、あわせて"パイプカッター"自体も長く良好な状態でお使いいただくためのポイントを、以下に整理しました。
より綺麗に切断するには"万力/バイス"を活用する
"単管パイプ"を固定しないまま切断作業を行うと、工具がブレやすく、切断面が真っ直ぐになりにくくなります。"万力/バイス"を使用して"単管パイプ"を固定することで切断もしやすく、きれいに切断しやすくなります。

なお、"万力/バイス"で固定する際は、表面のキズや局部的な凹みが発生しないよう、口金と"単管パイプ"の間にタオルや布を一枚挟んでおくことをオススメします。

パイプカッターを長く使うには"潤滑油"を活用し"圧力"の掛け方に気を付ける
"潤滑油"を適切に使用することで、"パイプカッター"の刃先とパイプとの摩擦抵抗を低減でき、刃への負荷を大きく抑制できます。
また、ハンドルを締め付けすぎてしまうと、刃に必要以上に圧力がかかり、刃欠けや早期摩耗の原因となります。
"一周回転させるごとにハンドルを軽く締め増しする"という手順を繰り返し、段階的に切り込んでいくことで、"パイプカッター"の寿命を延ばしつつ、多数の"単管パイプ"を安定して切断することが可能になります。

単管パイプを使ったDIYのコツをまとめた資料
今回は、"単管パイプ"を使ったDIYを行う際に活用できる、"単管パイプ"の切断/塗装/クランプとジョイントの使い分けのコツについてまとめたダウンロード資料をご用意しました。
無料でダウンロードできますので、以下のフォームよりダウンロードの上ご活用ください。
まとめ
今回は、"パイプカッター"を初めて使う方に向けて、その基本的な使い方と、"単管パイプ"をまっすぐきれいに切断するための実務的なポイントをご紹介しました。
当社のブログでは、"パイプカッター"以外にも、"単管パイプ"を活用した各種DIY例や、作業効率/仕上がり品質を高めるためのノウハウを多数ご紹介しています。詳しくは、以下のリンクより関連記事をご覧ください。
また、「〇〇の加工方法をもう少し詳しく知りたい」、「このような用途に適したパイプの選定を相談したい」など、ご要望やご質問がございましたら、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。今後のコンテンツ改善や製品/サービスの向上に活かしてまいります。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。引き続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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- 単管パイプ/足場管

