"単管パイプDIY"の過程でどうしても発生してしまう"端材"。使い道に困って物置やガレージにそのまま…、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、”単管パイプ”の無骨で丈夫な素材感は、実用的なアイテムやインテリアに生まれ変わる可能性を秘めています。
私たちは以前から余った"端材"を活用した"DIY"のアイデアをご紹介させていただいていましたが、今回は"傘立て"を製作してみましたので、その様子をレポートいたします。
必要な材料/道具から作り方の全工程、実際に製作してみて気づいたポイント等もお伝えしますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
なお、"端材"で実際に"DIY"を行った事例として、"シューズラック兼ステップ台"及び"ペン立て"の製作レポートも公開しています。ぜひこちらも併せてご覧ください。
関連ブログ:単管パイプの"端材"でDIY?!"シューズラック兼ステップ台"の作り方を詳しく解説。
関連ブログ:単管パイプの"端材"で"ペン立て"?!誰でも簡単に作れてエコな"DIY"を詳しく解説。
"傘立て"の完成イメージ
今回ご紹介する"傘立て"の完成イメージはこちらです!
必要な材料・道具類を揃える
今回の製作物は複雑な構造ではなく、また実際の材料を使って試行錯誤した方がムリ/ムダ/ムラがないので、必要な材料と道具/工具を揃え、設計図の作成はスキップしました。
先ず私たちが用意した材料は、以下の通りです。
名称 | 個数 | 1点あたりの参考価格 |
単管パイプ(SL700) 外径48.6mm /長さ100mm |
1個 | 端材利用 |
単管パイプ(SL700) |
1個 | 端材利用 |
単管パイプ(SL700) |
1個 | 端材利用 |
単管パイプ(SL700) |
1個 | 端材利用 |
今回使っている"端材"は、軽量単管パイプ"スーパーライト700”、通称”SL700"です。
"スーパーライト700"は、当社と日本製鉄株式会社が共同開発した"軽量単管パイプ"で、DIYパーツとしても人気です。身近なホームセンターやECサイトでご購入いただけます。
必要な道具/工具
また、今回のDIY作業で使用した道具類は以下の通りです。
名称 | 個数 | 1点あたりの参考価格 |
3M超強力接着剤 スーパー多用途 | 1個 | 626円 |
養生テープ | 1個 | 110〜300円程度 |
作業工程
"端材"の合わせ方をイメージする
長さの異なる"端材"同士をどう合わせるかイメージしながら、実際に4本を立ててみます。図面ではなく実物を動かす方が、完成型を想定し易くなります。
接着位置に印をつける
イメージが決まったら、4本それぞれの接着剤を塗る場所に印をつけます。今回は、赤いマジックで小さな印をつけました。
【製作のコツ】
印が目立ってしまう場合は、管端補修用の塗料を塗れば印を消せますので、見映えがよくなります。
また、印を鉛筆でつければ後から消しゴムで消しやすいので、こちらもオススメです。
短い"端材"2本に接着剤を塗り、くっつける
長さが短いほうの"端材"2本(100mm・150mm)に接着剤を塗り、くっつけます。
今回使用している接着剤は、以下のブログで紹介している"3M Scotch 超強力接着剤 スーパー多用途"です。
こちらの記事では、接着剤が"単管パイプ"に使えるのかどうかを様々な製品で検証していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連ブログ:”単管パイプでDIY”に”接着剤”はどこまで使える?!その強度を実験で徹底的に比較・検証。
【製作のコツ】
接着剤を塗り過ぎると、はみ出て見た目が悪くなるので塗る量に注意が必要です。
養生テープを巻く
接着剤が乾く前に"端材"同士が外れないよう、養生テープを巻いて固定します。
長い"端材"2本に接着剤を塗り、くっつける
短い"端材"と同様に、長い"端材"2本(220mm・300mm)に接着剤を塗り、くっつけます。
養生テープを巻く
こちらも接着剤が乾く前に外れないように、養生テープを巻いて固定します。
養生テープを剥がす
4本の"端材"をすべて接着する為、仮固定に使っていた養生テープを剥がします。
印をつけた部分に接着剤を塗り、くっつける
短い2本と長い2本のそれぞれに前もって印をつけていた部分に接着剤を塗り、"端材"を全てくっつけます。
【製作のコツ】
4本を接着する際に、底の部分の”面(ツラ)”が合わないと、立てた時にガタついてしまうので、必ず平らになるように注意を払いましょう。
養生テープを巻く
接着剤がまた固まっていないので、"端材"同士がズレないように改めて養生テープを巻きます。
接着剤が固まったら完成!
その後約24時間そのままの状態で置いておき、接着剤が固まったら"傘立て"の完成です!
製作者の感想
ちょっと重心が高めになったので、傘を立てたときに安定感が乏しいと感じました。そういう意味では、"端材"はもっと長くしたり、くっつける本数を増やしても良かったですね。
また、短い"端材"には長傘は立てづらいと感じたので、このままで安定感を増す為に鋼管の中に重りを詰める事や"固定ベース"を使用する等、色々と改善すべき点がある事に気づきました。
まとめ
今回は、"単管パイプ"の余った"端材"を活用して"傘立て"を”DIY”する様子をお届けしました。
実際に製作してみる事で、最初のイメージ段階では気づかなかった様々なポイントが見えてきて、"DIY"の奥深さを改めて感じた次第です。
今回得た気づきを活かし、今後も様々なDIYの製作を行い、皆さまの為になりお役立ちになる情報を発信してまいります。
記事内でご紹介した軽量単管パイプ"スーパーライト700"についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
当社では、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を行っております。"単管パイプ"を使った"DIY"について、何かご質問やご相談等がございましたら、以下のページからいつでもお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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