世の中に"DIY"が浸透してきた昨今、"単管パイプを使ったDIY"についても「興味がある」や「自分で取り組んでみたい!」とお考えの方も多いかと思います。
しかし、作品制作に取り掛かる際にDIY作品の完成系をイメージしづらいといった課題を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、当社がこれまでに実施した"単管パイプを使ったDIY"の作品について、完成形/設計図/必要部材/費用等をまとめてご紹介します。皆さんが今後"単管パイプを使ったDIY"を行う際の参考にしていただければ幸いです。
単管パイプDIYの魅力とは
"単管パイプを使ったDIY"の魅力は、その汎用性とコストパフォーマンスの高さにあります。
"単管パイプ"は丈夫で耐久性があり、さまざまな長さにカットして使用することができます。組み立て作業も比較的簡単で、専門的な知識や技術がなくても手軽に"DIY"を楽しむことができます。
また木材などに比べて耐久性が高いため、屋外に設置する作品の部材として使用するのも効果的で、特に"単管パイプ"の頑丈さや耐久性が求められる活用シーンではその魅力が際立つ訳です。
DIYにオススメの軽量単管パイプ"スーパーライト700"
"単管パイプを使ったDIY"として使用するパーツは、当社の軽量単管パイプ"スーパーライト700"がオススメです。
"スーパーライト700"は、当社と日本製鉄株式会社が共同開発した"軽量単管パイプ"で、従来管よりも25%も軽くなっており、DIYパーツとしても扱いやすい製品です。
今回のDIYでも、"単管パイプ"は"スーパーライト700"を使用しています。
強度の高い"ハイテン材"を使っているので、荷重に対する耐久性も抜群で、実際に仮設足場として建設・建築工事の現場にも数多く採用されており安心です。
ホームセンターやECサイトで簡単に手に入りますので、DIYの際はぜひ試してみてください。"スーパーライト700"を販売しているホームセンターについては、以下の記事をご参照ください。
ブログ:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。
単管パイプDIYで作った作品集!
ここからは、当社がこれまでに実施した"単管パイプDIY"作品を3つご紹介します。
①物干し小屋
"物干し小屋"は、片側が布団などを干す物干しスペース、もう片側が自転車などを停めるための駐輪スペースとなっており、当社の社宅で有効活用されています。
設計図と必要部材
設計図と必要部材は以下の通りです。
部材名称 | 必要な数 | おおよその価格 |
波板 |
クリア:9尺9枚/ブロンズ:7尺9枚 |
33,300円 |
波板ビス |
96個 |
4,000円 |
ジャッキベース |
6個 |
16,200円 |
ボンジョイント |
4個 | 1,200円 |
単管キャップ |
36個 |
5,400円 |
単管クランプ |
直交型:33個/自在型:6個 |
7,800円 |
垂木 |
屋根に2.7m:12本/壁に2m:12本 | 12,000円 |
垂木クランプ |
48個 | 10,000円 |
ビス(垂木クランプ固定用) |
約100個 |
400円 |
|
合計90,300円 |
上記の部材と"単管パイプ"を合わせた材料費の合計は、およそ10万円となりました。
壁や囲いのあるサイクルポートは工賃も含めて30〜50万円ほどかかるケースが多いため、コストメリットも感じられます。
"DIY"の順序や詳細については、以下のブログにまとめてありますので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。
ブログ:単管パイプで作った物干し小屋をリノベーション!!大型DIYでのコストメリットや如何に?
②バイクガレージ
物干し小屋と同じく社宅の駐車スペース内に、"バイクガレージ"を作成しました。
設計図と必要部材
設計図と必要部材は以下の通りです。
部材名称 | 必要な数 | おおよその価格 |
波板 |
7尺5枚 |
9,400円 |
波板ビス |
55個 |
2,500円 |
ジャッキベース |
4個 |
10,600円 |
単管キャップ |
28個 |
3,400円 |
単管クランプ |
直交型:16個/自在型:8個 |
4,800円 |
垂木 |
3m:5本 | 9,000円 |
垂木クランプ |
15個 | 2,800円 |
ビス(垂木クランプ固定用) |
約30個 |
500円 |
|
合計43,000円 |
上記の部材と"単管パイプ"を合わせた材料費の合計は、5万円弱となりました。
サイズ的に"物干し小屋"よりも小さく、壁や囲いを設けないシンプルな作りにしたため、材料費も抑えられています。
"DIY"の準備/段取りや実際に組み立てを進めていく順序等の詳細については、以下のブログにまとめてありますので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。
ブログ:今度はバイクガレージ!?"単管パイプを使ったDIY"での新たなチャレンジをご紹介。
③飾り棚
"飾り棚"は、カタログを飾る目的で本社工場本事務所の玄関に置かれています。"単管パイプ"を白く塗装し、木材も明るい色のものを選んだため、玄関の明るい印象とマッチしています。
設計図と必要部材
設計図と必要部材は以下の通りです。
部材名称 | 必要な数 | おおよその価格 |
単管固定用ベース |
4個 |
8,000円 |
ジョイント |
T字型:6個/L字型:6個 |
16,100円 |
木材 |
90x30x1.3(cm):3枚/90x5x1.3(cm):3枚/60x30x2(cm):1枚 |
7,500円 |
ラッカースプレーミルキーホワイト |
3個 | 3,300円 |
木材用水性塗料 |
1個 | 1,300円 |
木工用ボンド |
1個 | 700円 |
単管パイプ用サドル |
6個 |
500円 |
ビス |
約30個 |
500円 |
|
合計37,900円 |
上記の部材と"単管パイプ"を合わせた材料費の合計は、約4万円となりました。
玄関に置けるサイズを考慮して高さは150cmほどですが、塗装を施すなど外観重視の作りにしたことから、サイズからすると少し高めの材料費になっています。
"DIY"の順序や詳細については、以下のブログにまとめてありますので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。
ブログ:"単管パイプ"でおしゃれな"飾り棚"をDIY!!塗装のコツを含め全工程を詳しくご紹介。
単管パイプDIYのコツと注意点
"単管パイプを使ったDIY"を成功させるためには、いくつかのコツと注意点があります。
- 設計図で完成イメージを明確に。
まずは、設計図をシッカリと作成し、必要な材料を正確に把握することが重要です。これにより、無駄な材料を減らし、効率的に作業を進めることができます。
- どんな部材や仕上がりを求めるか?
何を重視するのか、どんな作品に仕上げたいかによって、材料費も大きく変わってきます。なるべく費用を抑えたい場合には、見かけよりもコストパフォーマンスに優れた金具を選んだり、仕上がりの雰囲気を大事にしたい場合には、塗装や異素材との組み合わせを意識したりすると、完成した作品への満足感が高まりやすいでしょう。
- とにかく安全第一での作業を!
また作業中は、常に安全に注意を払って、適切な保護具を着用することを忘れないようにしましょう。特にパイプをカットする際は、手袋や保護メガネを着用して怪我を防ぐことが重要です。
これらの注意点を守ることで、安全かつ効率的にDIYを楽しむことができます。
まとめ
今回は、当社がこれまでに製作した"単管パイプを使ったDIY"の作品について、完成形/設計図/必要部材/費用等をご紹介しました。読者の皆さまが"単管パイプを使ったDIY"に取り組む際の参考にしていただければ幸いです。
記事内でご紹介した軽量単管パイプ"スーパーライト700"についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、ご活用ください。
当社では、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を行ってまいります。"単管パイプを使ったDIY"について、何かご質問やご相談等がございましたら、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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