2022.11.09

単管バリケードで動線確保と密集回避。その説明と活用方法及びスーパーライト700について。

2022年10月29日、韓国ソウルの繁華街の梨泰院(イテウォン)で、日本人2人を含む154人が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。
ハロウィーンを前にした当時、現場には身動きができないほどの人が集まっていたとみられています。

人が密集していた原因については、さまざまな可能性が報道されていますが、狭い坂道に、駅を出て繁華街に向かう人と、繁華街から駅に戻る人の動線が重なったことが原因の一つであると考えられています。

今後行われるイベントにおいて、人の動線の確保や密集の回避といった安全対策が、よりいっそう重要な課題として注目されると考えられます。

今回は対策の一つとして、”単管バリケード”についてお伝えします。
動線の確保や密集を回避する際に有効であり、警備と組み合わせることで、安全対策の一助となります。
”単管バリケード”に用いる軽量単管パイプについても併せてお伝えさせていただきますので、ご参考にしていただければ幸いです。

 
製品資料ダウンロード/足場管SL 
 

単管バリケードとは? 

単管バリケード

単管パイプを用いて、人や車が侵入しないように塞ぐ柵を”単管バリケード”と呼びます。
”単管バリケード”を通路等に適宜設置することで人の流れを抑制し、行列の誘導等をしやすくします。

”単管バリケード”は主に工事現場の安全対策として使われますが、施設やイベント会場でも用いられています。

どんな場面で単管バリケードを使うのか?

”単管バリケード”は、前述のとおり工事現場等で使用されることが多いですが、下記のような場面でも活用できます。

  • 見学会/イベント等の人の流れ/列を抑制する。
  • エリアを分割するのに使用し、人を分散させて密集を防ぐ。
  • 進入禁止場所の前に設置し、過密や密閉空間になることを回避する。

また、”単管バリケード”は子どもがまたげない位の高さで設計されておりますので、お子さまが飛び出す可能性のある道路や危険な場所に設置することで、未然に事故を防ぎ、安全/安心を守ることもできます。

単管バリケードの寸法は?

”単管バリケード”の長さは、自由に調整可能です。
単管パイプを支える支柱部分と好きな長さの単管パイプを組み合わせて作るため、使用する単管パイプの長さによって、バリケードの長さを調整できます。

 

 

[JP][Blog]単管バリケード寸法

支柱部分の寸法は種類によって異なりますが、高さは60㎝〜90㎝、幅は60㎝〜80㎝の製品が多いです。
また、重さは一般的なモノは約2kgですが、使用している材質によっては、約6kgの製品もあります。

単管バリケードの組立て方は?

”単管バリケード”は、極めて組み立てが簡単なのが特徴です。
下の図の左側にある赤丸で囲った部分のように、”単管バリケード”の支える支柱部分には、始めから”クランプ”と呼ばれる金具が付いています。

単管バリケード_組立て方

この”クランプ”で単管パイプの両端部分を固定するだけで”単管バリケード”は設置が可能となるため、導入しやすくなっています。

デザイン性の高い単管バリケードもあり

地域住民の方々や子どもたちが親しめるように、デザインが工夫された”単管バリケード”も存在します。

たとえば道路等で、単管パイプを支える支柱部分が動物やキャラクターの形になっているバリケードをご覧になったことがあるかもしれません。

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このように、猿/象/蛙等の動物を形どったモノやご当地ゆるキャラやガチャピン/ムック/キティちゃん等を型どった”キャラガード”と呼ばれるモノ等、”単管バリケード”にはさまざまな発展系が多く存在しています。

スーパーライト700が単管バリケードに選ばれる理由

”単管バリケード”に使用される単管パイプには、私たちの”スーパーライト700”のような、厚みが1.8mmの軽量単管パイプが多く採用されています。

軽量単管パイプが多く採用されている理由としては、”単管バリケード”は仮設構造のように明確な強度の規定がないことや、移動させる際に軽いほうが使い勝手が良いためだと考えております。

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私たちの”スーパーライト700”は、軽量単管パイプの中でも労働安全衛生規則に適合しているため、仮設資材の用途と兼用することが可能です。

”スーパーライト700”について詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、以下のフォームよりカタログをダウンロードできますので、お気軽にご活用ください。

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まとめ

今回は、動線の確保や密集を回避させる際に有効な”単管バリケード”の説明とその活用方法について解説しました。
また、私たち”スーパーライト700”が”単管バリケード”向けに選ばれる理由についてもお伝えしました。

新型コロナウイルスの規制緩和が広がる中で、今後は各地でイベントの開催が増えていくと思われますが、人々の流れの混線や滞留を防ぎ、安全を守るための対策は必須です。
警備の人手にも限りがある中で、”単管バリケード”という選択肢があることを知っていただき、このような道具の活用もご検討いただければと思います。

”単管バリケード”は、ホームセンターやネットでも販売されており、比較的手に入りやすい製品です。
一方で、単管パイプはどこでどう購入すればいいのか分からない、という方もいらっしゃるかと思います。当社ブログにて、"単管パイプの購入方法の選び方について"ご紹介していますので、参考にしていただければと思います。

 ブログ記事:単管パイプは何処で買う?ニーズに合った購入方法の選び方。

また、何かメッキパイプのことについてご質問やご相談がございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。当社では、今後とも読者の皆さまの為になり役に立つ情報を発信してまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。


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