”単管パイプ”は、その頑丈さと汎用性から、様々なDIY作品の材料として広く愛用されています。
しかし、必要なサイズよりも長く材料を購入してしまい、”単管パイプ”の”端材”が発生してしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「せっかく購入したのに、材料が余ってしまった…。」
「もったいないけど、こんな長さじゃ使い道がないかもしれない…。」
今回は、このようなお悩みをお持ちの方向けに、”単管パイプ”の”端材”を活用して、おしゃれで実用的なアイテムに生まれ変わらせるDIYアイデアを3つご紹介します。
ぜひ皆さまが”単管パイプDIY”を行う際の参考にしていただければ幸いです。
単管パイプDIYで端材が出やすい理由
そもそも、なぜ”単管パイプDIY”では”端材”が出てしまうのでしょうか。それには大きく2つの理由が挙げられます。
市販のサイズが決まっている
”単管パイプ”は、一般的に決まった長さで販売されています。しかし実際に使う際には、作りたい作品のサイズに合わせてカットする必要がある為、どうしても”端材”が発生し易くなってしまいます。
設計に変更が生じる可能性がある
実際に製作に入った段階で、当初の設計からサイズやデザインの変更が生じる場合があります。これにより、不要になった長さのパイプが”端材”として残ってしまう事があります。
それでは、実際にどのようなアイデアで”端材”を活かせるのか、具体的な作品例を見ていきましょう。
端材を使ったDIY作品のアイデア
”単管パイプ”の”端材”を使ったDIY作品として、3つのアイデアをご紹介します。
ペン立て
まずご紹介するのは、筆記用具を整理するのに便利な”ペン立て”です。ペンを立てるのに丁度良いサイズにカットした”端材”の他には用意する材料も少なく、複雑な作業工程もない為、どなたでも簡単に作る事ができます。
”ペン立て”の底を作るには、表面が平らな”単管キャップ”をはめたり、プラスチック板や段ボールなどを適切なサイズにカットして接着剤でくっつけたりする方法が考えられます。
関連ブログ:”単管パイプでDIY”に”接着剤”はどこまで使える?!その強度を実験で徹底的に比較・検証。
”ペン立て”全体を塗料で塗装したり、マジックやステンシル等で装飾を施したりすれば、更にオリジナリティに溢れた唯一無二の作品になります。
プラスチックや布製とはまるで雰囲気の異なる"ペン立て"を、ぜひこの機会に作ってみてはいかがでしょうか?
傘立て
次にご紹介するのは、雨の日の必需品である傘を収納できる”傘立て”です。
”端材”を何本か組み合わせれば、複数本の傘を入れられるデザインとなり、かつ鉄という素材の重みを活かして、安定感のある傘立てを作ることができます。
端材を複数本くっつけて”傘立て”を作る場合、溶接ができるのであれば、それが最も強度が高い接合方法になるのでオススメです。溶接ができない場合は、金属用接着剤を使えば”端材”同士をくっつける事ができます。
ただし、接着剤の接合強度は溶接よりも落ちますので、人が上に乗ったり中に入ったりするようなDIY作品には使わないようにしてください。
また、傘についた水分が原因で”単管パイプ”に赤錆が発生しないよう、カットした部分を”ジンクリッチペイント”等で防食塗装するのを忘れないようにしましょう。
”単管ジョイント”を製造している株式会社ジョイント工業さまは、余った”端材”を活用し、傘だけではなく様々な道具もまとめて収納できるマルチスタンドのDIY製作動画を公開されています。こちらも是非ご覧ください。
参照:単管パイプ端材で傘や工具のマルチスタンド(ジョイント工業さま)
シューズラック兼ステップ
最後にご紹介するのは、玄関や納戸などの限られたスペースで大いに活躍する、”単管パイプ”で作成した”シューズラック兼ステップ"です。
靴の収納と、ちょっとした踏み台としての機能を兼ね備えた、省スペースかつ便利なDIYアイデアです。大型の棚を作るのはまだ不安という方は、まずはこのような低い棚からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
”単管パイプ”を連結させる時に”単管ジョイント”を使う事で、意匠性が高く丈夫な作品になります。ただし、"単管ジョイント"は大きさが決まっているので、棚自体のサイズを”単管ジョイント”よりも高く設計する必要があります。
なお、私たちは過去に3段の棚(ラック)を製作しています。”単管ジョイント”を使って製作したDIY作品であり、実際の作業動画や材料の一覧等を以下の記事で紹介していますので、棚を作る際の参考にしていただければ幸いです。
ブログ:単管パイプでDIY!!"棚 (ラック)"の作り方とコストに関する気付き。
単管パイプDIYに一推し!当社の”スーパーライト700”
”単管パイプ”のDIYの材料として、当社の”スーパーライト700”をご紹介します。
元々は工事現場における作業効率化を目指して開発された超軽量単管パイプであり、1996年の販売開始以来、多くのお客さまにご愛顧いただいております。
従来の”単管パイプ”よりも軽量であり、かつ仮設足場用途である事から強靭さも兼ね備えております。身近なホームセンターやECサイトでも気軽に手に入りますので、DIYの材料として、ぜひお試しいただければ幸いです。
まとめ
今回は、”単管パイプ”の”端材”を活用したDIY作品のアイデアをご紹介しました。
中途半端に余ってしまった”端材”も、立派なDIYの材料として活用できます。余った材料を無駄にすることなく、ぜひ新たな作品作りを楽しんでみてくださいね。
記事内でご紹介した軽量単管パイプ”スーパーライト700”についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログをダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
当社では、皆さまの”為になるお役立ち”に繋がる情報発信を行っております。”単管パイプ”を使ったDIYについて、何かご質問やご相談等がございましたら、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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