ウェザーニュースの発表によると、2021年の台風発生は24個前後で平年並みとの予想ですが、一方で、気象庁のレポートでは、地球温暖化の影響により、最大風速45m/sを超えるような非常に強い台風が増加する傾向にあり、災害が激化することを想定するのは極めて重要と言われております。
平成30年(2018年)に関西地方を中心に甚大な被害をもたらした台風第21号が最大瞬間風速47.4m/s (大阪市)でしたので、これと同等レベル以上の台風が増加傾向にあることが想像できますが、この時は走行中のトラックまでもが横転し、倉庫や店舗のシャッターの被害は全体の被害の約1/4を占めました。
そこで今回は、台風対策として、簡単にDIYできる単管パイプを使ったシャッターガードの作り方をご紹介させていただければと思います。
下準備は簡単! 切った単管パイプと金具をビスで繋ぐだけ!! (*^^*)
今回は汎用性の高い、一般的なシャッターサイズ(横幅3,2m/縦幅3m)に取り付けるシャッターガードの作り方を説明いたします。
ステップ①:材料を揃える。
- スーパーライト700 (当社 大和鋼管工業の軽量単管パイプ)
https://www.daiwast.co.jp/service
長さ1m x 1本
長さ4m x 2本 - 金具 (ジョイント工業さんの金具)
ジョイント工業さん オンラインショップ かん太 (https://www.ashiba-pipe.com)や、ホームセンターでお買い求めいただけます。
型番:15-1A x 4個
型番:3-2T x 4個
型番:10-1B x 2個
型番:1-3K x 2個
型番:4-2L x 2個
- パイプキャップ x 2個
- 木の板 x 2枚
ステップ②: スーパーライト700 長さ1mを以下のサイズに切る。
- 7.5cm x 4本
- 20cm x 2本
- 7cm x 2本
ステップ③: 切ったパイプと金具を、ビス止めしてつなぐ。
- 7.5cmに切ったパイプは、金具(15-1A)と金具(3-2T)の間に入れ、ビス止めしてつなぐ。これを全部で4つ作る。 (以下部品Aと呼ぶ)
- 20cmに切ったパイプは、金具(10-1B)と金具(1-3K)の間に入れ、ビス止めしてつなぐ。これを全部で2つ作る。
(以下部品Bと呼ぶ)
- 7cmに切ったパイプと金具(4-2L)は、ビス止めしてつなぐ。これを全部で2つ作る。
(以下部品Cと呼ぶ)
取付けも簡単!!
あっと言う間にシャッターガードが出来上がり\(^o^)/
ステップ④: 部品Bはシャッター内側の左右両脇の壁に1つずつ取り付け、ビス止めする。
ステップ⑤: 長さ4mのパイプに部品Aを2つ通し、ビス止めする。これを全部で2つ作る。
※このパイプ2本でシャッターを押さえつけます。
ステップ⑥: ステップ⑤で作ったパイプ2本のうち1本を部品Bの中に通し、パイプの両端にパイプキャップを取り付ける。(以下土台Aと呼ぶ)
ステップ⑦: ステップ⑤で作ったパイプ2本のうち残り1本は、土台Aの長さに合わせて数センチ切り、長さ調整をする。次に、切ったパイプの両端に部品Cを取り付け、最後に、土台Aにはめ込む。
ステップ⑧: シャッターとシャッターガードの間に木の板を入れ、部品Aで押さえつけて完成!!
まとめ
今回は、台風対策として単管パイプを使ったシャッターガードの作り方を紹介いたしました。こちらのシャッターガードは取外しが可能ですので、台風が一段落ついたら取り外し、邪魔になることもありません。
自然災害を避けることはできませんが、発生した場合でも被害を最小限に抑えられるよう、知恵を絞りながら手軽に取組める予防策を為になるお役立を念頭に引続き追求して行きたいと思います。
別途、台風等の自然災害への対策について、これからもブログで順次紹介させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
また、今回のシャッターガードの作り方やその他災害対策、単管パイプの活用方法等にご不明な点がありましたら、以下のご相談フォームよりお気軽にご連絡ください。引続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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