2023.06.21

”軽さ”は効率?!”スーパーライト700”による”建設業の2024年問題”へのお役立ちについて。

建設業界の2023 年度は、民間住宅建設及び非住宅建設投資ともに引続き前年度を上回るレベルだと予測されており、一定以上の需要が見込まれます。

[JP][Blog]建築業界キービジュアル2023.06.20

一方で、建設業界は”長時間労働の常態化”や”人手不足の深刻化”等の課題を抱えており、此等の人的リソースの供給面での課題解消が期待される需要を有効な経済活動に繋ぐ鍵になっています。

そこで今回は、私たちの”スーパーライト700”が建築業界が抱える課題の解決に如何に”為になり役に立てるか”についてご紹介させていただきます。

 
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建設業界の2024年問題とは?

”建設業の2024年問題”とは、働き方改革関連法が適用される2024年04月以降に深刻化が予測されている、建設業界に於ける労働力不足やそれに関連する諸問題の総称です。

これまで建設業界では”特別条項付き36協定”を結ぶことで、”36協定”の規定時間である45時間/月及び360時間/年を超えた残業を行うことが認められていました。

しかし、働き方改革関連法の猶予期間が終了する2024年04月以降については、”特別条項付き36協定”を締結している場合でも、”36協定”の規定時間を超えた労働は罰則の対象となります。従ってこの法的な環境の変化に伴い、今まで長時間残業によって補っていた分の労働力が不足することが想定されます。

労働力不足の背景には、長時間労働の常態化や休日日数の少なさによる若手人材の不足、それに伴う後継者不足や作業者の高齢化が存在します。こうした問題を解決するためには、工期の適正化や賃金/休日日数の見直しを始めとした労働環境の改善を業界全体で進め、労働力不足を解消していくことが必要となる訳です。

スーパーライト700で作業効率アップ

私たちの”スーパーライト700”は、従来品(STK500φ 48.6㎜ x 2.4㎜)に比べ同等以上の強さで25%軽いので、作業性の向上やコスト低減が期待できます。

SL700-作業負担軽減-軽量化-png

例えば上の図の様に4mの従来品を3本抱える場合と、4mの”スーパーライト700”を3本抱える場合では約8kgも軽くなると言うことは、4mの従来品を3本を持つ場合の重量32.7kgと、4mの”スーパライト700”4本を保つ場合の重量33.2kgは僅か500gしか変わらないという事ですので、本数単位だけでみた作業効率は3割以上(4本÷3本=1.3333本)も向上している事になります。

”スーパーライト700”についてもっと詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、以下のカタログダウンロードフォームよりお気軽に資料をダウンロードしてください。

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検証実験のご紹介

「本当にそんなに効率があがるの?」という方の疑問を解消するべく、当社にて従来材(STK500φ 48.6㎜ x 2.4㎜)と軽量単管パイプ”スーパーライト700” (φ48.6㎜ x 1.8㎜)を同条件で運搬をした場合に、作業効率がどのくらい改善できるのかを実験し検証してみました。

検証実験の方法

検証実験の内容は、従来材STK500φ 48.6㎜ x 2.4㎜ x 4,000㎜ (10.9kg/本)及び軽量単管パイプ”スーパーライト700” φ48.6㎜ x 1.8㎜ x 4,000㎜ (8.32kg/本)をそれぞれ300本用いて、一人の作業者に7.0m先まで3回ずつ計6回運搬させ、その時間を測定するというものです。

作業者の意図的な行動を避ける為に、敢えて実験終了まで実験の目的は本人には伝えず、また個人の体力差が実験結果に影響しない様に同一人物に作業をしてもらいました。更に、先に従来材をその後に”スーパーライト700”の検証実験を行うことによって、敢えて作業者の”疲れ”を勘案すると”スーパーライト700”には不利な条件で実験を行いました。

検証実験(軽量化)_2021.09.21

検証実験の結果

実験の結果は、従来材STK500と軽量単管パイプ”スーパーライト700”それぞれ以下の通りになりました。

  • 従来材φ48.6mm x 2.4mm x 4,000mm/300本 (3,270kg) を7.0m先まで運搬した各3回の時間
    ①25分04秒 ②26分57秒 ③27分42秒
  • スーパーライト700φ48.6mm x 1.8mm x 4,000mm /300本 (2,496kg) を7.0m先まで運搬した各3回の時間
    19分02秒 ⑤21分21秒 ⑥20分38秒


上記の計測結果を基に、作業効率の改善を数値で表すと以下の計算になります。

  • 作業効率の改善
     =1 - (スーパーライト700各3回の合計) ÷ (従来材STK500各3回の合計)
     =1 - (④19分02秒 + ⑤21分21秒 + ⑥20分38秒) ÷ (①25分04秒 + ②26分57秒 + ③27分42秒)
     =1 - (61分01秒) ÷ (79分43秒)
     = 1 - 0.765
     = 0.23458081
     =23.5%

検証実験の考察

この検証実験によってSTK500の従来材に比べて25%軽量化された軽量単管パイプ”スーパーライト700”では、運搬作業の時間が約23.5%短縮される結果にいたりました。つまり25%の重量削減分とほぼ同等の効果が、運搬時間の削減において実現できると結論付けられます。

ベテラン作業者の継続雇用や女性の活用及び地球環境保護への貢献といった長期的な観点においても様々な効果を発揮してくれます。

このように”スーパーライト700”は、「長時間労働の常態化」や「人手不足の深刻化」等の課題を解決する事にお役立ちができると考えています。

まとめ

今回は、私たちの”スーパーライト700”がその”軽量”という特性を以て実現する作業性の向上によって、”如何に建築業界が抱える課題の解決について役に立てるか?”についてご紹介させていただきました。

”スーパーライト700”は、その軽さから生まれる効率アップによって、建築業界の様々な課題にお役立ちができると私たちは考えています。この記事をきっかけに”長時間労働の常態化”や”人手不足の深刻化”等の解決に私たちの”スーパーライト700”がお役に立てれば幸いです。

早速「”スーパーライト700”の見積が欲しい!!!」という方がいらっしゃいましたら、以下のフォームより気軽にお問い合わせください。

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最後までお読みいただき感謝申し上げます。当社では引続き、皆さまの"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けて参りますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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