単管パイプは、プロの職人さんが使う軽仮設の足場管から型枠に使われるバタ丸として、また一般の方々が取り組むDIYまで様々な用途で活躍する万能な資材です。
しかしある用途で「単管パイプが欲しい!!」と思っても、「用途に合った単管パイプをどのように選べば良いの?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、用途や目的に合った単管パイプの選び方についてフロー図を使ってオススメの商品をご紹介させていただきます。
私たちの単管パイプの商品ラインアップと選び方
私たちの単管パイプは、目的に合わせて3種類の単管パイプを取り扱っています。
製品名 |
外径 |
厚み[mm] |
外面 |
内面 |
主な用途 |
在庫 |
スーパーライト700 |
48.6 |
1.8 |
全周溶融亜鉛メッキ |
ミズエコ |
軽仮設 |
◯ |
パーフェクトポストジンク(単管パイプ) |
48.6 |
2.4 |
全周溶融亜鉛メッキ |
溶融亜鉛メッキ |
軽仮設等 |
※受注生産 |
ポストジンク(単管パイプ) |
48.6 |
2.4 |
全周溶融亜鉛メッキ |
ミズエコ |
軽仮設 |
◯ |
上記3種類の単管パイプを用途や目的からオススメ商品をご紹介したフローは以下の図です。
スーパーライト700
軽量単管パイプ”スーパーライト700”は、当社と日本製鉄株式会社が共同開発し”軽量”且つ"強靭”という鋼管の特性としては相反する要素を見事に両立させ軽量単管パイプです。
"スーパーライト700"は、従来の単管パイプであるSTK500に比べて引張り強さを約40%以上向上させながら、厚みを2.4㎜から1.8㎜へ薄くする事で、25%軽量化を実現しました。そのため、現場での作業負担軽減/輸送コスト削減を可能にしています。
また"スーパーライト700"は、従来の単管パイプよりも軽く一般の方にも扱い易いので、DIYにも適しています。
さらに”スーパーライト700”は、使用している鋼材が日本製鉄株式会社から供給される特別仕様の材料を使用しているのでJIS規格製品ではありませんが、労働安全衛生規則への適合を前提に開発された製品である為、単管足場用の足場管として安心して使用できる単管パイプです。
一方で”スーパーライト700”は、従来の単管パイプよりも厚みが薄い分だけたわみが大きくなりますので、バタ材のように変形し難い材料が必要な用途には不向きで、材料を多く配置する等の構造を工夫する必要があります。
さらに詳しくスーパーライト700について知りたいという方がいらっしゃいましたら、以下のフォームより製品カタログがダウンロードできますので、お気軽にご利用ください。
パーフェクトポストジンク(単管パイプ)
パーフェクトポストジンクとは、内外面に全周均一メッキを施した溶融亜鉛メッキ鋼管です。
内外面共に全周に均一メッキされている為、外面は先メッキ鋼管の様に外面溶射部からの赤サビや内面は内面溶接ビード部からの赤サビ発生を防ぎます。また、ドブメッキと比べ純亜鉛層が厚いので赤サビの発生を遅らせます。
特徴として、亜鉛メッキには99.995%純度の最純亜鉛を使用し、また亜鉛メッキの上には特殊防錆透明樹脂であるトップコートを塗布しています。これにより格段に美しいポストジンクの銀白色の輝きをいつまでも保つことができます。
ポストジンク(単管パイプ)
ポストジンクは、外面に全周均一メッキを施し内面には水性亜鉛無機コーティング"ミズエコ"を施した溶融亜鉛メッキ鋼管です。
ポストジンクの外面は、パーフェクトポストジンクの外面と同様に全周に均一メッキされている為、外面は先メッキ鋼管の様に外面溶射部からの赤サビ発生を防ぎます。
また、ポストジンクの内面に施してある水性亜鉛無機コーティング"ミズエコ"は、外観が美しくさびに強いだけでなく、製造工程で大気汚染の一因となる揮発性有機化合物VOCをほとんど発生させません。
まとめ
今回は用途や目的に合った単管パイプの選び方についてフロー図を提示した上で、我々からのオススメの商品をご紹介させていただきました。
このブログを読んで、自身が求める用途や目的に合った単管パイプを選ぶ事ができた方へは、過去のブログで単管パイプを購入する方法の選び方についてのコツをご紹介した記事がありますので、宜しければ参考にしてください。
リンク:大和鋼管ブログ_単管パイプは何処で買う?ニーズに合った購入方法の選び方。
また、私たちの製品を販売している業者様を紹介して欲しいという方がいらっしゃいましたら、以下の見積もりフォームよりお気軽にご相談ください。
今後とも単管パイプをご活用される読者の方々へ更なる"為になるお役立ち"を実現して参りたいと考えています。最後まで読んでいただきありがとうございました。引続き宜しくお願い申し上げます。
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