2021.11.24

「スーパーライト700」で実現する文化・伝統の継承。桑平工業さまのご活躍について。

単管パイプと単管クランプで組む単管足場は、足場の形状を柔軟に変えることができ、比較的容易に狭い場所でも組み立てることができる為、社寺工事やプラント工事で多く採用されています。

そこで当社の主力製品である”スーパーライト700”をご愛用いただいているユーザーさまの声を皆さまにご紹介したいとの思いから、現在鹿島神宮の令和の大改修の仮設工事を谷上社寺工業株式会社様より請け負っていらっしゃる有限会社桑平工業の桑平社長に取材をさせていただきました。

桑平工業さまは日本全国の神社やお寺の社寺工事をメインにとび一式工事を手掛けていらっしゃり、奈良県に事務所を構えていらっしゃいます。今回は“従来の単管パイプから”スーパーライト700”へ切り替えられたきっかけ"や"強度や安全を確保するための工夫”についてのお話をご紹介させていただければと思います。

 
製品資料ダウンロード/足場管SL 
 

鹿島神宮の工事概要について

鹿島神宮は紀元前660年に創建され、その名の通り茨城県鹿島市にある神社です。勝負運にご利益がある神様が奉られており、徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に奉納した社殿があり、その社殿は国の重要文化財に指定されています。この社殿こそが奥宮(おくみや)と呼ばれ、現在桑平工業様が当社の”スーパーライト700”で足場を組んでくださっています。

[JP][Blog]鹿島神宮奥宮

具体的な改修内容はヒノキの樹皮で葺いた屋根のふき替えの他に老朽化した社殿の補修となり、この奥宮の屋根だけでも約4tのヒノキの樹皮が葺き替えられているそうです。私も実際に新しく葺き替えられている屋根を拝観しましたが、一枚一枚の樹皮が繊細に重なり美しい曲線を描いている様子は、まさに”圧巻”の一言でした。

[JP][Blog]鹿島神宮奥宮②

スーパーライト700へ切り替えたきっかけとは?!

桑平社長が当社の”スーパーライト700”の事を初めてお聞きになったのは、遡ることおよそ15年前です。不足していた仮設資材の一部として”スーパーライト700”の足場管を、あるリース業者さまからお借りになってお使いいただいたのがきっかけだそうです。そのとき実際に”スーパーライト700”の“軽さ”を体感していただき、それ以来はずっと従来の単管パイプから当社の”スーパーライト700”へ切り替えられておられるそうです。

事務所のある奈良県から日本全国の神社やお寺へ仮設資材を運ばれている為、輸送面でも軽さがコスト削減に繋がるのは言うまでも有りませんし、神社仏閣の仮設は補強を入れられないことも多く"仮設構造の膨らみ“を解消する為に屋根部を軽くする必要があったそうです。

実はこの奥宮に設置された仮設足場には約1ヶ月間もの施工期間がかかり、仮設資材をできるだけ軽くして日常の作業効率を改善することが不可欠とのことでした。5mほどの長い単管パイプの管端を持って下から上方向へ持ち上げる作業も多く、まさに軽さこそが作業効率の決め手になっているとのことでした。

単管パイプの管端を持って、下から上方向へ持ち上げてみた!

そこでメーカーとしてシッカリ現場/現実/現物で実際に”軽さ”を確かめようと、当社の構内で軽量単管パイプ”スーパーライト700”の管端を持って下から上方向へ持ち上げる検証を行ってみました。

[JP][Blog]単管パイプを持った杉本

確かに持つ位置が重心から遠く離れれば離れるほどテコの原理が効くので想像以上に強い力が必要となり、実際に持ち上げた仲間が言うには、「パイプの重心を持って持ち上げたときと比べ、比較にならないほどキツイ!!!」との事です。この作業を頻繁に行っている鳶職人さんの”凄さ”を改めて実感することとなりました。

スーパーライト700で足場を組むヒケツとは?!

単管パイプで足場を組む場合、”スーパーライト700”は他の足場と比較すると25%も軽いので、強度や安全面を心配される方もいるのではないでしょうか?

桑平社長が実際に体験された話ですと、ある日想定外の大雪が降った際には、”スーパーライト700”自体ではなく、パイプを連結したジョイント部分が破損することが起こってしまったとのことでした。

そこでそれ以来特に強度が要求される連結部では、マルチジョイントを使用してガタつきを減らし、足場の強度や安全を高めるよう工夫されているとのことです。

”スーパーライト700”を連結する際のガタつきをへらすマルチジョイントについては、以下のブログで詳しく紹介しておりますので、ご興味のある方は是非ご参照ください。

リンク:スーパーライト700に最適なジョイントはドレ?ガタつきをなくすジョイントの選択。

まとめ

今回は有限会社桑平工業 桑平社長に、”スーパーライト700”へ切り替えられた理由と、強く安全な足場を組むヒケツについてお話していただきました。

鹿島神宮に伺った当日は、広報担当の新鞍(にいくら)さまにも同行していただき、ブログではご紹介しきれないほどの様々な有り難いお話しをいただきました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

重要文化財に関わる細心の注意が必要とされるお仕事だけに、良いものであれば新しい製品や方法を積極的に取り入れ、常に仕事の質を高め安全と効率の両立を極めようとする桑平社長の姿勢には、現場で作業される職人さんをリードされる強い責任感と、プロフェッショナルとしてのカッコ良さ感じました。

また私どもが取材させていただいた際も、常に穏やかな口調で丁寧な対応をしてくださり、そんなお人柄であるからこそ、日本全国の社寺工事の依頼案件が次から次へと舞い込んでくるのだと思います。

さらに私も当社の主力製品である”スーパーライト700”の性能をしっかり引出し活用いただいている現場を間近に見させて貰い、”我が子の晴れ姿”を見るような何とも感慨深かったです。

当社 大和鋼管工業の”スーパーライト700”という製品が伝統を未来へつなぐお手伝いをさせていただけることとても嬉しく誇りに思う貴重な機会となりました。この様な為になるお役立ちを更に増やして行ける様に、シッカリと日々の業務にプロフェッショナルに取組んで参りたいと思った次第です。

[JP][Blog]桑平社長と記念撮影 有限会社桑平工業 桑平社長

私たちの軽量単管パイプである”スーパーライト700”に興味が湧き、もっと詳しく製品を知りたいという方がいらっしゃいましたら、以下のフォームよりカタログをダウンロードしご確認いただければ幸いです。引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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