2020.08.31

メッキパイプのゲリラ豪雨対策?!“凡事徹底”で当たり前を極める!!

79月は、ゲリラ豪雨が1年中で最も多く発生する時季ですが、地球温暖化の煽りも受けて、その件数は近年増加傾向にあります。日本国内約1,300か所の気象観測所において、最近10年間(2011-2020)の平均年間発生回数は約334回で、統計期間の最初の10年間(1976-1985年)の平均年間発生回数(約226回)と比べると、約1.5倍に増加しています。

そこで、今回は、メッキパイプのゲリラ豪雨対策について、当社の実践方法も併せて紹介したいと思います。

[JP][Blog]ゲリラ豪雨の年間発生回数の経年変化

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html

メッキパイプをゲリラ豪雨から守るには・・・。 

メッキパイプをゲリラ豪雨から守るには、白サビの原因となる雨水に対して上手く対処することがポイントです。そこで、屋外保管と屋内保管に分けて、その対処方法を説明したいと思います。

屋外保管のパイプには
  • できるだけ屋根を設け、直接、雨に当てない。(写真1参照)
  • パイプの結束を解いて、パイプ間の水はけや風通しをよくする。(写真2参照)
  • 地面との隙間をあけ、水はけや風通しをよくする。(写真2参照)
  • パイプ置き場近くの排水溝は、定期的に清掃し、水はけを良くしておく。(写真3-1, 3-2参照)

    [JP][Blog]ゲリラ豪雨対策 屋外保管の工夫jpg

屋内保管のパイプには

  • ゲリラ豪雨を早めに予知し、雨が屋内に吹き込まないようシャッター等を閉める。
    最近はスマホアプリで早めの予知も可能。
  • 屋内に雨水が吹き込んだ場合は、ワイパー等でかき出す。(写真4参照)
  • 屋内入り口付近に吸収マットを敷いて、靴についた雨水の持ち込みを防ぐ。(写真5参照)
[JP][Blog]ゲリラ豪雨対策 屋内保管の工夫

上記の対処方法は皆さまもよくご存知と思いますが、実際のところ、このような当たり前のことを当たり前に、そして徹底的にやり続けることは簡単なようで案外難しいのではないでしょうか?!

偉人も納得。当たり前を極める“凡事徹底”という正攻法。

そこで、最後に、少し余談とはなりますが、 “凡事徹底”が如何に大切であるかを説いた偉人たちの名言を幾つか紹介したいと思います。

  •  経営者たるものは、すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。これは何も難しいことを言っているのではない。例えば雨が降ったら傘をさすということである。
    (松下幸之助 パナソニックの創業者)
  • 特別なことをする為に、特別なことをするのではない。特別なことをする為に、普段通りの当たり前のことをする。
    (鈴木一朗 プロ野球選手)
  •  自分の生き方を強いて言うなら”当たり前のことを当たり前にやる”ってことかな。こんなことは人生訓にならないかもしれないけど、俺はこれまで”当たり前のことを当たり前にやってきた”つもりだよ。
    (本田宗一郎 本田技研創業者)

こうしてみると、”凡事徹底”とは仕事や野球に限らず、世の中の真理や物事の本質を的確に言い当てているように思えますね。

まとめ

今回は、メッキパイプのゲリラ豪雨対策を、偉人たちの名言も交えて紹介させていただきました。

自然災害に対しては日頃からしっかり備えるべく、実際に発生してしまった場合には被害を最小限にとどめられる工夫をコツコツと取組んで行きたいと思います。

別途、白サビ対策についてブログで紹介しておりますので、以下のリンク先を参照ください。

 ブログ:白サビって何?!発生のメカニズムと見掛け程悪くない耐食性への影響。
 ブログ: メッキパイプの白サビ対策って・・・? メーカーも実践のポイントとは。

また、製品置場の環境改善についてアドバイスを行っておりますので、以下のお問い合わせフォームよりご相談ください。最後までお読みいただきありがとうございました。引続きよろしくお願い申し上げます。

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