2020.12.09

メッキ鋼管にも季節のお手入れ。冬の製品保管方法。

12月の中旬に差し掛かり、いよいよ本格的な冬を感じさせる気温になってきましたね。

また冬でも晴天の日は昼と夜では気温差も激しく、寒さによっては保管製品が凍ってしまったりする事が起きてしまいます。メッキ鋼管の保管状況はいかがでしょうか?

皆さまの中には、外置きにしていたら気がついたらサビが発生してしまっていたという方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、メッキ製品の品質を保ち長く綺麗に保管して頂けるよう、「冬の時期の適切なメッキ製品の保管方法」についてご紹介します。

外置の場合は「積雪」に注意!!!

冬の時期にメッキ製品を外置きする場合にサビの発生の原因として考えられる事は、「積雪」です。

地域によっては纏まった雪が降ると、工事等の現場作業を中断せざるを得ない場合もあります。この場合は、ついついメッキ製品をそのまま外に出しっ放しにしがちですが、その事がメッキ製品の錆びを進行させてしまう原因になります。

[JP][Blog]雪資材置き場

海に近い場所に降る雪は塩分を多く含んでいるケースが多いです。塩分を多く含んだ雪が風で内陸に運ばれて、海から離れた場所にまで影響を与える場合もあります。また、一般的には積雪時に使用される融雪剤は塩分を多く含む為、使用する場合には注意が必要です。

このように冬の時期には「積雪」が原因で、塩分がメッキ製品に付着することでサビが進行してしまいます。

室内保管では、「結露」に注意!!!

一方で、室内保管する場合には「結露」がサビを発生させる原因になります。

結露は、冬場の乾燥した空気では想像しにくいかもしれませんが、水場から発生する水蒸気や人の呼吸に含まれる水蒸気が原因となり、換気をする機会が減ってしまうと昼夜の寒暖差により発生します。

温度を上げる事で結露防止に繋がると思われがちですが、ガスファンヒーターや石油ストーブは水蒸気を発生させていますので、逆に結露を助長する事にも繋がります。

つまり、日中に倉庫内でストーブをつけて暖かくし作業したまま換気をしなかった場合、夜に気温が下がった時に結露が発生し、サビが発生する原因に繋がります。

で、冬の時期の適切な保管方法は?

冬の時期には以下のような保管方法が有効的です。

  • 屋外保管をできるだけ屋内保管にする。
  • 屋内保管が厳しい場合は、シートを掛け雪が多い地域は除雪を定期的に行う。
  • 通気性をあげる為、結束を解きバラ管理をすることで、結露や雪による白錆発生の軽減する。
  • 屋内保管は、しっかり換気を行う。

 

まとめ

今回は冬の時期の製品保管方法についてご紹介させて頂ききました。

メッキ製品はその見た目の美しさも重要なので、少しでも長く品質を保たせるよう、保管には工夫が必要です。

その他にも、メッキ製品の保管方法について弊社でお手伝いできることがあれば、Zoom面談でアドバイスさせて頂きますので、下記のフォームから申し込み下さい。

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