2020.11.25

あらら、結構深刻??!コンテナ不足が単管パイプ市場に与える影響。

乾燥しやすく気温も低い季節になり、日本では東京都のコロナウィルスの新たな感染者が500人を越える記録的な事態が発生しました。

一方で、南半球のブラジルでは現在は気温の上がる夏ではあるものの、特に富裕層の気の緩みからクラスターが発生し、再び感染者が増えている状況です。

このように全世界で新型コロナウィルスの第三波が猛威を奮う中、物流面では”輸送用コンテナ不足”と"海上運賃の高騰"が深刻化しています。

今回は”輸送用コンテナ不足”の背景を確認すると共に、そこに端を発して起こる単管パイプ市場への影響について考察してみたいと思います。

輸送用コンテナ不足の背景

輸送用コンテナを運ぶコンテナ船は、世界中の海上輸送の主流となっています。私たちの生活物資等の輸入品も殆どがコンテナによって輸送され、日本にやって来ます。

[JP][Blog]コンテナ_01

世界各国で行われたロックダウンの影響で、世界中で港湾作業員数が断続的に減った為、輸送用コンテナの停滞時間も増え、結果として多くの国の港でコンテナの渋滞が発生しています。

そのような状況下においても、10月は北米のクリスマス需要を中心にアジア圏から北米向けへの輸送は旺盛で、事態がより深刻になりました。

更にアメリカではコロナの影響でドライバーが不足しています。ドライバーが不足している為、空になった輸送用コンテナを運ぶ余裕もなくなり、輸送用コンテナがどんどん滞留しています。

つまり、アジア圏から北米へ送られた輸送用コンテナがなかなか戻って来ないという事態が発生しており、深刻なコンテナ不足がアジアで起こっている訳です。

輸送用コンテナ不足はいつまで続くの?

輸送用コンテナのシェアのおよそ90%は中国が占めています。中国では鉄鋼材料もタイトな状況もあり、輸送用コンテナの供給は追いついておらず、新造の輸送用コンテナの相場価格は昨年比でおよそ70%も上がっています。

また北米のコロナ収束も見えない状況な為、空コンテナの回収も目処が付かず、2021年の旧正月である2月〜3月まで輸送用コンテナが不足する状況が続くという見解もあります。

コンテナ不足が単管パイプに与える影響

韓国を始めとした輸入単管の多くは、輸送用コンテナで輸送されています。アジア圏のコンテナ不足の影響から、今後は物流の問題で単管が輸入し辛くなることも起こりうると予想されます。

さらに、輸送用コンテナ不足の問題からコンテナ船の運賃も7月時点から約30%高騰している為、製品価格への転嫁も考えられます。

まとめ

今回は、世界的な物流問題である「輸送用コンテナ不足」から私たちの業界に与える影響について考察を紹介させて頂きました。

もし、このような事態で単管パイプの「納期が間に合わない」、「数量が足らない」等のお悩みやご懸念がございましたら、下記お見積り申込みフォームより是非お気軽にご相談/ご質問頂ければ幸いです。

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