2025.05.14

安全意識アンケートの深掘り①:職場の安全対策は十分だと思いますか?その回答の中身と『安全に終わりはない』への再認識について。

大和鋼管の中村です。今回は前回に引き続き、当社の現場若手社員“池田さん”が行ってくれた安全意識に関するアンケート”の中で、① 職場の安全対策は十分だと思いますか?”への回答及びその回答に対する自由記載の内容を踏まえて、“0災害の追求”を念頭に製造現場の安全意識の向上へ取り組みについて会話形式で深掘りしてみたいと思います。

今回は文章を構成するのみならず、アンケート結果の分析についてもChatGPTやGeminiの力も借りて、情報共有・提供の充実に取り組んでいます。皆さんの更なる安全への取組の充実へ参考にしていただければ幸いです。

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 中村さん、先日実施した安全意識アンケートについて、特に“職場の安全対策は十分だと思いますか?”という質問に絞って、結果と気づきをご報告したいと思います。

 

社長イラストヘルメット


中村: ぜひ聞かせてください。この問いは、私たちが掲げる“0災害の追求”に対する社員の現在地を知る上でも、重要な視点だと思っているよ。

 


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<安全意識アンケート 結果①>
Q:職場の安全対策は十分だと思いますか?
    •    はい:53件(45.7%)
    •    いいえ:63件(54.3%)
    •    回答数:116件

[JP]1安全ブログアンケートグラフ
【いいえ】と答えた方は具体的な理由を記入お願いします。
    •    回答数:60件

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池田さんイメージイラストヘルメット

池田: ご覧のとおり、“いいえ”と回答された方が過半数を占めました。この数字自体も重く受け止めるべきだと思いますが、今回特に注目したのは、全体の116件中60件、つまり約52%の方が自由記載欄にも記入してくれていたという点です。

 

社長イラストヘルメット

中村: それは素晴らしいね。数字の裏にある“声”を拾うことこそ、私たちがこのアンケートで目指していた目的そのものだ。

 

池田さんイメージイラストヘルメット


池田: はい。その自由記載の中で、“安全に終わりはない”という表現が何度も繰り返されていたのがとても印象的でした。それぞれ別の方が、文脈は異なるものの、“いま十分に安全対策が行われていても、明日には違うリスクが生まれる”、“改善したつもりでも、また新たな課題が出てくる”というニュアンスで書かれていました。

社長イラストヘルメット

中村: まさにその通りだ。安全というのは“到達点”ではなく“継続する姿勢”なんだよ。0災害も“目標”ではなく“追求し続ける行動”だと私は考えているよ。

 

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: “はい”と答えた方の中にも、“十分だと思うが、まだ改善できる点はある”とか、“現場が協力してこそ成り立つ”といった、前向きだけれど油断のないコメントが多数見られました。

 

社長イラストヘルメット中村: それは頼もしいね。“安心”と“慢心”は紙一重だからこそ、こうして皆が緊張感を持ちながら、安全に向き合ってくれているのは嬉しいことだ。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

 

池田: 逆に“いいえ”と答えた方の多くは、“日常の中に潜む小さな危険”や“まだ徹底されていないと感じる安全ルール”、“設備の状態”など、具体的な気づきを挙げていました。私自身、読んでいて『気づいていなかった視点』を多く得ました。

社長イラストヘルメット

中村: 非常に建設的な意見だね。現場で働く人だからこそ気づける視点が、会社の安全対策を次のレベルに引き上げてくれる。それが“現場が主役”という考え方の根本だ。

 

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 特に感じたのは、“安全に終わりはない”という言葉の重みです。一度対策を講じたからといって油断せず、常に現場からの意見を吸い上げ、見直し、手を入れ続けていく必要があると、自由記載の一文一文が教えてくれました。

 

社長イラストヘルメット

中村: そうだね。このアンケート結果を受けて、会社としても“安全対策の見える化”をもっと進めていきたい。『何を指摘され、どう改善したか』を現場と共有し、社員の意見が確実に反映されていると実感できる仕組みが必要だ。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 現場でも、今回の結果をもとに、小さな改善提案を出し合う機会をつくりたいと思っています。数字だけでなく“みんながどう感じているか”を定期的に振り返ることで、安全意識の共有も深まるはずです。

 

社長イラストヘルメット中村: “その取り組みはぜひ進めてほしい。アンケートで“安全対策は十分ではない”という回答が過半数だったことは、課題でもあり、同時に“伸びしろ”でもある。大和鋼管がもっと強くなるチャンスだと捉えよう。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: はい。“安全に終わりはない”という言葉を胸に、現場でも一つずつ具体的な改善に取り組んでいきます。

 

社長イラストヘルメット

中村: ありがとう、池田さん。安全は“みんなで守るもの”。そして“声を上げる文化”こそが、私たちの最大の財産だ。これからも一緒に、『0災害の追求』を徹底していこう。

 

 

 今回の安全意識アンケートにおいて、「職場の安全対策は十分だと思いますか?」という問いに対し、過半数の方が「いいえ」と回答し、また60件にのぼる自由記載が寄せられました。

その中で、「安全に終わりはない」という言葉は5回繰り返され、それに類する表現を含むと10回を越えており、現場が今なお真剣に安全と向き合っている証だと実感しました。

一方で、設備の不備や作業環境及び作業方法・手順に関してもまだまだ不安がある事が確認でき、特に機械の老朽化に伴う改善は一朝一夕にはいきませんが、明確な方針と取組の実践を以て、仲間一人ひとりの安心”に繋げる必要性を痛感しました。

数字だけでなく、社員一人ひとりの感じている“不安”や“気づき”に耳を傾け、対策に活かしていくことこそが、『0災害』を実現し続ける道だと、私たちは改めて確認しました。これからも、対話と改善を繰り返しながら、社員全員で“続ける安全”を築いてまいります。

引続き社員一人ひとりの声を土台に、皆さんとも一緒に“対話と実践”で積み重ねることで、“0災害の追求”を一歩ずつ前に進めていければと思います。

ご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡いただければと思います。本件に関するご質問/ご提案/リクエストはこちら

最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎


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