大和鋼管の中村です。当社の現場若手社員“池田さん”が行ってくれた“安全意識に関するアンケート”を踏まえたブログも、今回で6回目になり、個別のアンケート結果に関する分析は、今回で最後になりました。
“⑨その他、安全に関する意見や要望があればご記入ください。”とのリクエストに対する回答について、今回も生成AIを使って分析/統合を行っています。
引続きOpenAIのChatGPTをブログの構成に、GoogleのGeminiをアンケート結果の分析/統合に活用していますので、皆さんの安全に関する情報発信の効率と質の向上にのご参考にしていただければ幸いです。
池田: 中村さん、アンケートの最後、“その他、安全に関する意見や要望があればご記入ください”という項目について、116名中34名(29.3%)の方が自由な意見を書いてくれました。
中村: 約3人に1人が、わざわざ文章を書いてくれたってことだね。ありがたい限りだ。どんな人たちが書いてくれたのか、年代別の傾向も見てみようか。
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池田: 一番多かったのは40代で8件(23.5%)、次いで50代(20.6%)、60代(17.6%)と続きます。“働き盛り”の中堅層からの記載が特に目立ちました。
中村: なるほど。現場経験が豊富で、後輩の指導や業務全体の流れも見えてくる世代だね。現場をより安全にする為に“改善したい”という意欲がにじみ出ているように感じられるね。
池田: 20代・30代からも9件(約26.5%)ありました。若手の気づきや不安の声もしっかり出ていると感じました。
中村: 若手の発信っていうのは、“会社に期待している”からこそ出るもの。”0災害”を本気で目指すなら、ベテランの知恵と若手の声を両方活かしていかないとね。
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池田: “設備・環境改善”、“安全意識・教育”、“業務プロセス・体制の見直し”の3項目だけで合計18件(52.8%)を占めていて、全体の半分以上が“構造や仕組みに関わる提案”でした。
中村: “現場に任せるだけでは限界がある”っていう気づきが、言葉の端々に見えるね。まさに組織として”0災害の追求”という文化をどう培っていくかが問われいてると思うよ。
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具体的な記載内容(要約)
設備・環境改善(6件)
• 工場内の照明や空調、休憩スペースなどの改善
• 喫煙所との併設問題、換気対応の必要性
• ホイストなどの維持要望
安全意識・教育(6件)
• 指導者の役割強化と、社外視点でのチェック導入
• 経験による意識の変化と、“慌てない”重要性
• 行動による安全意識の可視化
業務プロセス・体制(6件)
• 人手不足や偏った業務によるリスク
• ヒヤリハット提出義務の見直し要望
• 自動化・衛生専門家の導入提案
備品・消耗品(1件)
• 安全靴購入に対する会社補助の提案
自然災害対策(1件)
• 地震時の指示系統や事前リスク対策の整備
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池田: “その他(41.2%)”に分類された内容の中にも、さまざまな意見がありました。“0災害の追求”も、一人ひとりの視点ではさまざまだって感じですね。
中村: 大事なのは、仲間一人ひとりの“声を拾う”姿勢を継続すること。発言の中身だけでなく、声を出してくれた“行為”そのものを評価していきたいね。
池田: この自由記載の結果を見ると、”0災害の追求”の一貫として、“言えば変わる”という期待感が社員の中にあるように思えます。
中村: うん。それを裏切らないためにも、次の3点を意識していこう。
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1. 記載内容のフィードバックと進捗共有: どの意見にどう対応するのかを社内で“見える化”する。
2. 世代間対話の強化: 若手とベテランの混合ミーティングなど、意見を交わす場を増やす。
3. “意見が届く文化”の定着:言った人だけが変えるのではなく、“聞いた側”の行動が変わる仕組みづくり。
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今回は安全に関する意見や要望として、116名中34名(29.3%)が自由記載を行い、その声の多くが“設備・教育・体制”といった組織の根幹に関わるものでした。
また、記載者の年齢層は40~60代が約61.8%と多く、経験を積んだ世代からの“次に繋げたい”思いが強く表れている一方で、若手からも率直な声が寄せられており、全社で更に”0災害の追求”を深める上で絶好の機会を得たと認識しています。
私たちは、こうした仲間一人ひとりの“届けたい声”を活かし、世代を超えて“自ら考え、仲間と共有し、行動する”ことで、更に“0災害の追求”を常に進化し続けられる職場を目指してまいります。
引続き皆さんともザックバランに情報共有/意見交換しながら、この取組を深めて行きたいとも考えておりますので、ご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡いただければ幸いです。
最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。
大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎
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