2025.12.17

意識して“安全”を着る?!年末年始を“0災害”で乗り切るために。

大和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、私と若手社員の“池田さん”との遣り取りを通じて、皆さんと一緒に製造現場で得た日々の気付きや疑問を深掘りし、“0災害の追求”の考えと実践を充実させる事を目的としています。

現場で使用している“保護具”についてのシリーズは、今回で四回目となります。今迄の取組を纏めると共に、年末年始を“0災害”で乗り切る為の注意点に繋げることで最終回とし、締括りたいと思います。

また、引続きブログの構成とドラフトには、OpenAI社のChatGPTを活用し安全関連の情報発信の効果・効率の向上に取り組んでいますので、皆さんの参考にしていただければと思います。

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 中村さん、「作業着と保護具」に関するお話、すごく勉強になりました。ヘルメット・メガネ・手袋・脚絆(きゃはん)、何れも毎日当たり前につけてるけど、全部が“命を守る道具”だってコトを再認識できました。

 

社長イラストヘルメット

中村: そう言ってもらえると嬉しいね。保護具は、ただの道具じゃない。毎日、シッカリ仕事を全うして無事に家に帰るために、会社も社員も最大限、できることをしているんだ。それを一人ひとりが理解して、行動に落とし込めたら、事故は確実に減っていく。


池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 特に脚絆の重要性とか、革手袋のチェックとか、これまで無意識だった部分も見直せた気がします。



社長イラストヘルメット

中村: そうだね。安全は“慣れ”が一番の敵になる。だからこそ、年末年始みたいな時期は特に注意が必要なんだ。



池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 確かに…年末って、どこか浮わついた雰囲気があるし、年始は気持ちがゆるみがちですもんね。

 

社長イラストヘルメット

中村: まさにその通り。実際、過去には“あと少しで年内作業終了”って油断から、最後の1週間でヒヤリとした場面が起きたこともあった。年明けも同じで、「正月気分が抜けないまま作業に戻ってミスをした」なんてこともある。逆に年末に遣り切ろうとして集中し過ぎたり、年初に張り切って頑張り過ぎたりするのは更に要注意だ。

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: わかります。今は気を引き締めてるつもりでも、つい「もう今年も終わりか〜」って感覚になりますね…。また、集中し過ぎると周りが見えなくなる。“程よい緊張感”の維持が大事ですね。

 

社長イラストヘルメット

中村: だからこそ、この時期は特に「安全を着る」っていう意識が大切だ。作業着も保護具も、ただの“ユニフォーム”じゃない。「身に着けることで、気持ちも切り替わる」っていう切っ掛けにできるんだよ。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田:なるほど…。着替えながら「今日も安全第一でいこう」って意識するだけで、実際に行動が変わりそうです。



社長イラストヘルメット

中村: うん。年末年始の「0災害の追求」には、いくつか大切なポイントがあるよ。

 

 

【年末年始 “0災害”のための5つのポイント】


  1. 「あと少し」の油断が一番危険

     → 年末の焦りや早く終わらせたい心理が、ミスや確認不足及び不安全な行動につながる。

  2. 作業着・保護具の点検・交換を年内に

     → 革手袋やメガネの劣化、ヘルメットのひび割れなどは、忘れない様に年をまたぐ前に要チェック。

  3. 年始は「気持ちのリセット」からスタート

     → 初日は、シッカリと体操、お腹からの掛け声、着実な作業手順の確認、イッパイ声掛けし、程よい緊張感を。

  4. 5Sと整備で「持ち越さない」

     → 安全/安心/健康の為の5Sを徹底して、年明けの作業がスムーズになる環境・雰囲気づくりを。

  5. 一人ひとりの“意識のバトン”

     → 仲間の安全にも目を配る。声を掛け合い、確認し合う姿勢が安全文化を支えます。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 最後の“意識のバトン”って、なんだか良い表現ですね。シッカリと着実にコミュニケーションを取るコトの大切さがイメージできます。

 

社長イラストヘルメット

中村: ありがとう。安全は仲間と一緒に作り上げるモノだからね。
例えば池田くんが毎朝、メガネをきちんと拭いて、手袋の傷を点検してる姿を見て、「自分もちゃんとやろう」って思う人がきっといる。そうやって、“見えない安全意識”が一人ひとりを通じて、会社全体に広がっていくんだ。

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: なんか、作業着や保護具を着けるのが“チームの一員としての証”みたいに思えてきました。


 

社長イラストヘルメット

中村: その気持ち、すごく大切だよ。来年も“0災害”を追求するうえで、保護具を「着ける」んじゃなく「意識ごと身にまとう」くらいの気持ちで取り組んでいこう。

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: はい。シッカリ程よい緊張感を仲間と一緒に作って、安全/安心/健康に0災害で年を越します!


 

 

「作業着と保護具」は、単なる装備ではなく、安全を意識する“スイッチ”であり、自分と仲間を守る取り組みを物理的に確認する為の“サイン”です。

そして年末年始は、様々な要因で気持ちが緩みやすかったり集中し過ぎたりしがちで、事故のリスクが不本意にも高まってしまいがちな時期です。

今一度、自身の身に着けている保護具を確認し、“安全を着る”という意識を強く持つことが、“0災害の追求”への確かな一歩となりますので、我々一人ひとりが安全・安心・健康な職場の実現を目指して、一日一日を大切に積み重ねていきましょう。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

 

本件に関するご質問/ご提案/リクエストはこちら

 

最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎

執筆者紹介

中村 慎市郎
中村 慎市郎
大和鋼管工業(株)に3名いる代表取締役及び社長としてのみならず、海外の関連会社5社を含むone to ONE Groupのトップマネジメントとして、自らが"安全ブログ"を執筆する。製造業に携わる一人ひとりが安全/安心/健康にハツラツと活躍する職場環境の実現に自らチャレンジし、読者の皆さんとのザックバランな情報共有/意見交換に取り組んでいます。

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