本音で危険を感じた瞬間④: 「ラインを止めていいのか迷った時」

大​​和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”と私中村の日々の製造現場で行われている会話を通じて、皆さんと一緒に安全に関する気付きや疑問を深掘りし、“0災害の追求”を深めていくことを目的としています。

過去三回のブログでは、現場に於ける“本音で危険を感じた瞬間”を深掘りしています。第四回目のテーマは、「ラインを止めていいのか迷った時」です。

ブログの構成やドラフトは引続きOpenAI社のChatGPTを活用して作成しています。

安全関連の情報発信やその効率性・効果性について、何かお気付きの点や気になることがあれば、以下のリンクよりご遠慮なくお問い合わせください。

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午前中の整備を行っている際に・・・

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 中村さん、チョッといいですか。正直、これが最近で一番ヘビーな“本音”かもしれません。

 

社長イラストヘルメット

中村: そうなんだ。今回はどんな話なの?


 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: はい。「ラインを止めていいのか迷った時」についてです。




社長イラストヘルメット

中村: ……なるほど。確かに、それは現場ではとっても重いテーマだね。



「止めたら迷惑がかかるんじゃないか・・・?」

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: この前、造管中に少し違和感があったんです。自分の持場にある設備の音が、いつもと違う気がして。


社長イラストヘルメット

中村: うん、それでどうしたの?




池田さんイメージイラストヘルメット

池田: でも、その日は生産も立て込んでいて、周りも忙しそうで……。正直、「ここでラインを止めたら迷惑かけるかな」って思ってしまったんです。

 

社長イラストヘルメット

中村: そうだったんだ。で、どうしたの?




池田さんイメージイラストヘルメット池田: 最初は、そのまま続けようとしてしまいました。でも、「もし本当に異常だったらどうするんだろう」って考えて、技術や品質管理を担当している仲間に相談しました。

 

社長イラストヘルメット

中村:で、結果は?

 

 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 小さな部品の緩みでした。そのまま続けていたら、不良や設備トラブルにつながる可能性があったみたいです。

 

「違和感」を流さないことの大切さ

社長イラストヘルメット

中村: 池田くんがその時ちゃんと声を上げてくれたのは大きかったよ。設備トラブルや製品の不良を未然に防げ安全を確保できたのは、生産目標の達成よりも優先すべきことだからね。



池田さんイメージイラストヘルメット

池田: でも、本当に迷いました。「このくらいで止めていいのかな」って。


 

社長イラストヘルメット中村: 現場では、その感覚を持つ人は多いと思うよ。特にライン作業は、自分一人の問題じゃないからね。生産の遅れは、仲間と一緒にキャッチアップしていけば大丈夫だとわかっていても、なかなか踏み切れないのは当然だ。


池田さんイメージイラストヘルメット

池田: そうなんです。止めると、周りの作業も止まるし、生産実績や目標達成にも影響が出るし……。

 

社長イラストヘルメット中村: ただね。“違和感を感じたのに止めなかった”時の方が、もっと大きな影響を及ぼすこともらありえるからね。



池田: .....確かにそうですね。

 

「少し変だな」は、事故の入口になりうる

中村: 一方で、設備トラブルや事故は、いきなり起こるわけじゃない。その多くは、「少し変だな」から始まる。音が違う、振動が違う、材料の流れ方が違う、製品の状態がいつもと違う、そういう小さな変化だ。


池田: ああ……、確かに。

 

 

中村:でも、人は他に気になる事があったり、忙しかったりすると、その違和感を“気のせい”にしたくなる。「たぶん大丈夫だろう」ってね。




池田: 確かに、正直言うとその時の自分もそんな感じでした。



生産前・生産後の製造・技術・品管での確認の意味

中村: だからこそ、大和鋼管では、生産前と生産後の製造・技術・品管での三位一体の確認を徹底したいと思っている。

 

池田: 技術と品質管理の仲間と一緒に、持場毎に確認しようとしているやつですね。


 

中村:そう。「この条件で本当に問題ないか」、「いつもと違うところはないか」、「製品状態に異常は出ていないか」を現場だけで抱え込まず、技術・品管の視点でも確認することで、異常の芽を早い段階で見つける。それぞれ最も知識と経験のある仲間が違うからね。


池田:今回も、一人で判断せずに相談したことで助かりました。


 

中村: それが大事なんだね”0災害の追求”って、「一人で頑張ること」じゃないんだ。常に”自ら考え、仲間と共有し、行動しようとすることなんだよ。


 

「止める=悪」ではない

池田: それでもやっぱり、ラインを止めるって勇気がいりますね。


 

中村: そうだね。でも、大事なのは「止めること」じゃなくて、“何のために止めるか”なんだ。




池田: 何のために……。


 

中村: 安全の確保のため、品質の担保のため、生産性の向上のためであるべきだね。つまり、先ずは仲間の安全を守るため。そのために止めるなら、それは必要な行動なんだ。

 

池田: 「止めたせいで迷惑をかけるかも」って考えていました。


 

中村: 中村: もちろん、生産は大事だ。でも、安全より優先される生産はない。それは、これまで何度も伝えてきたことだね。

 

得られた気付き

池田: 今回実は一番怖かったのは、違和感を感じながら続けようとした自分の”迷い”だったかもしれませんね。

 

中村: そこに気づけたのは大きいよ。


 

池田: 止めることより、「確認せずに進めること」の方が危険なんですね。


 

中村: その通り。「違和感を見過ごす」→「小さな異常が広がる」→「設備不良や品質異常が起こる」→「最悪の場合、事故につながる」という流れは、現場では決して珍しくない。今回の気付きをシッカリ今後に活かしていこう。

 

まとめ

”0災害の追求”には、常に「確認する意思」と「止める勇気」が求められます。

ラインを止めるという判断には、とても大きな”勇気”が必要なので、「迷惑をかけるかもしれない」、「自分の勘違いかもしれない」、と考えてしまうのはとても自然なことです。

しかし、本当に危険なのは、違和感を感じながら誰にも”確認”せずに作業を続けることです。

大和鋼管では、生産のシフト前・シフト後に技術や品質管理を担当する仲間と各持場で確認を行い、現場だけで判断を抱え込まないことを大切にしています。

「少し変だな」と思った時に立ち止まること。そして一人で判断せずに仲間と共有・確認してから、行動すること。その積み重ねが、“0災害の追求”につながっていく訳です。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

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最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎

執筆者紹介

中村 慎市郎
中村 慎市郎
大和鋼管工業(株)に3名いる代表取締役及び社長としてのみならず、海外の関連会社5社を含むone to ONE Groupのトップマネジメントとして、自らが"安全ブログ"を執筆する。製造業に携わる一人ひとりが安全/安心/健康にハツラツと活躍する職場環境の実現に自らチャレンジし、読者の皆さんとのザックバランな情報共有/意見交換に取り組んでいます。

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