本音で危険を感じた瞬間⑤:「迷った瞬間」をどう活かす? ── 4回の“本音”をつなぐ、たった一つの行動原則。

大​​和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”と私中村の、日々の製造現場で行われている会話を通じて、皆さんと一緒に安全に関する気付きや疑問を深掘りし、“0災害の追求”を深めていくことを目的としています。

「本音で危険を感じた瞬間」シリーズは、これまで4回にわたって、現場で実際にみつけた”0災害の追求”を脅かす“瞬間”を、一つずつ深掘りしてきました。

シリーズの締めくくりとなる5回目は、過去4回を改めて振り返り、四つの場面に共通して流れている“たった一つの本質” を、池田さんと一緒に確認していきます。

ブログの構成やドラフトは、今回からはOpenAI社のChatGPTから引継いで、Anthropic社のCLAUDEを活用し作成しています。

安全関連の情報発信やその効率性・効果性について、何かお気付きの点や気になることがあれば、以下のリンクよりご遠慮なくお問い合わせください。

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「本音で危険を感じた瞬間」を振り返って・・・

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 中村さん、ちょっといいですか。”危険を感じた瞬間”について、自分の“本音”を話してきましたけど、あることに気づいたんです。

 

社長イラストヘルメット

中村: お、それは面白そうだね。どんな気づきだったの?


 

池田さんイメージイラストヘルメット

 

池田: 「聞けなかった時」も、「保護具を指摘できなかった時」も、「スピードに焦った時」も、「ラインを止めるか迷った時」も……場面はバラバラなのに、自分の中で起きていたことは、なんだか全部“同じ”だった気がして。




社長イラストヘルメット

中村: ……池田くん、それはものすごく大事な気づきだよ。「危険を感じる瞬間」の“核心”に、自分でたどり着いたんじゃないかな。



四つの場面は、実は同じ”形”。

 

社長イラストヘルメット

中村: 今迄話した4回の「本音で危険を感じた瞬間」を振返ってみると、こういう流れだったよね。
①では「忙しそうだから聞けない」、②では「指摘するのは失礼かな?」、③では「遅れていると思われたくない」、④では「止めたら迷惑がかかる」。




池田さんイメージイラストヘルメット

池田: ……あっ、全部最初に“迷い”や“ためらい”がありますね。

 

社長イラストヘルメット

中村: そう。そして次に何が起きた?

 

                              

       

池田さんイメージイラストヘルメット池田: ①は分からないまま進めた、②は見て見ぬふりをした、③は確認を飛ばした、④はそのまま続けようとした……。全部、 「一人で抱えて、流してしまった」 んです。      

 



社長イラストヘルメット

中村: その通り。つまり4回とも、「迷いが生まれる → 状況に流される → 一人で判断し進める → それが不良や事故の“入口”になる」。同じ一本の流れなんだ。

 

 

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 場面が違うだけで、危険の“形”は一緒だったんですね。


 

なぜ、いつも同じところでつまずくのか?

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: でも、なんで毎回同じ良くないパターンを繰り返してしまうんでしょう?頭では分かっているのに・・・。


 

社長イラストヘルメット中村: それはね、池田くんが弱いからじゃない。人間はそもそも弱くて、流されやすい生き物だからだよ。過去にも何度か話した“性弱説”だね。


 

池田さんイメージイラストヘルメット

池田: 「自分が弱いのかな」って、思ったのを覚えています。


 

社長イラストヘルメット中村: あの時も言ったけど、それは違うんだ。「聞きづらい空気」、「言いにくい雰囲気」、「止めづらい状況」があるなら、それは個人の性格の問題じゃなくて、職場全体の安全課題なんだ。弱いことを責めるんじゃなくて、弱くても正しく動ける“仕組み”と“雰囲気”をつくる。そこに目を向けるのが大切だね。

だから、“断ちきる方法”も同じ。

池田: 流れが同じなら、それを”断ち切る方法”も同じだったりしますか?

 

 

中村: いいところに気づいたね。まさにその通りで、4回とも“処方箋”は共通していたんだ。
①では、「分からないなら、尊敬を添えて聞く」、
②では、「メガネ大丈夫ですか?と質問で声を掛ける」、
③では、「焦ったら一つひとつ確実に、仲間と安全を揃える」、
④では、「違和感を一人で抱えず、技術・品管の仲間と確認する」。


池田: ……あ、全部「立ち止まって、仲間とつながる」ですね。

 

 

中村: そうだね。迷ったら、一人で進めない。そして、立ち止まって、声に出して、仲間と確認する。四つの場面の答えは、全部ここに集約されるんだ。つまり、「自ら考え、仲間と共有し、行動する」って事だね。



“迷った瞬間”は、危険の”サイン”、安全の”チャンス”。

池田: 振り返ってみると、僕が「ヘビーだ」と感じた瞬間って全部、“迷った瞬間”でした。


 

中村: うん。でもね、その“迷い”は悪いものじゃないんだ。
むしろ、「ここに何か危険があるよ」と教えてくれている大事なサインなんだ。
③で話した「ついていけない感覚」も、④の「少し変だな」も、全部そうだよね。

 


池田: ”迷い”を恥ずかしく思って“なかったこと”にして、そのまま進むのが危なかったんですね。

 

 

中村: その通り。”迷い”を感じたその瞬間こそ、事故を未然に防げる一番のチャンスなんだ。
だから、”迷い”を打ち消そうとするんじゃなくて、”迷い”を“合図”にして立ち止まる。
それを”習慣”にできれば、現場は確実に変わっていくよ。


 

一人の勇気を、職場の“当たり前”に。

池田: でも、立ち止まったり声を上げたりするのは、やっぱりいつも”勇気”が要りますね。


 

中村: そうだね。だからこそ、それを「個人の勇気」だけに頼らないことが大事なんだ。
大和鋼管で進めている、シフト前・シフト後の製造・技術・品管の“三位一体”の確認もそう。
一人で抱え込まなくていい“仕組み”を用意しておくと。




池田: ”仕組み”があれば、勇気のハードルも下がりますね。


 

中村: そして、誰かが耳障りな事でも声を上げた時に、「よく言ってくれた」と受け止める”雰囲気”。
この二つが揃って初めて、“0災害の追求”の土台になる。声を上げる人と、それを受け止める仲間。その両方を、一人ひとりがつくっていくんだ。

 

得られた気付き

池田: これまでの4回を振り返って、自分の“本音”の正体がやっと分かった気がします。怖かったのは作業そのものより、「迷いながら、一人で進めようとした自分」だったんですね。

 

中村: そこに気づけたなら、この”0災害の追求”は大成功だ。


 

池田: これからは、「迷ったな」と感じたら、“止まれの合図”だと思って、臆さず仲間に声を掛けます。



 

中村: それでいい。”迷い”は、弱さじゃない。”迷い”に気づいて、自ら立ち止まって、仲間とつながれることが、本当の”強さ”なんだ。これからも「自ら考え、仲間と共有し、行動する」で、一緒に“0災害の追求”を続けていこう。

 

まとめ

「本音で危険を感じた瞬間」シリーズで取り上げた四つの場面―「聞けない」、「指摘できない」、「焦る」、「止めるか迷う」―は、一見バラバラに見えて、実はすべて同じ”構造”をしていました。

そして、その連鎖を断ち切る方法もまた、4回を通じて一つに集約されます。それは、「迷ったら、一人で進めない。立ち止まって、声に出して、仲間と確認する」ということです。

“迷った瞬間”は、危険のサインであると同時に、事故を未然に防げる最大のチャンスでもあります。その迷いを打ち消すのではなく、“立ち止まれの合図”として受け止めること。

その一人ひとりの勇気を、「性弱説」を前提とした”仕組み”(シフト前・シフト後の製造・技術・品管の三位一体による確認)と、声を受け止める職場の”雰囲気”で支えていくこと。その積み重ねこそが、“0災害の追求”につながっていきます。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

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最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎

執筆者紹介

中村 慎市郎
中村 慎市郎
大和鋼管工業(株)に3名いる代表取締役及び社長としてのみならず、海外の関連会社5社を含むone to ONE Groupのトップマネジメントとして、自らが"安全ブログ"を執筆する。製造業に携わる一人ひとりが安全/安心/健康にハツラツと活躍する職場環境の実現に自らチャレンジし、読者の皆さんとのザックバランな情報共有/意見交換に取り組んでいます。

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