“慣れ”の落とし穴 ──「もう大丈夫」と思った時が、あぶない。

大​​和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”と私中村の、日々の製造現場で行われている会話を通じて、皆さんと一緒に安全に関する気付きや疑問を深掘りし、“0災害の追求”を深めていくことを目的としています。

突然ですが、皆さんが仕事に“慣れた”と感じたのは、いつ頃でしたか? そして仕事をしている時に、”ヒヤッ”とするのはどんな場面でしょうか?

そんな疑問を踏まえて今回の“安全ブログ”では、池田さんが現場の仲間に聞いて回った「あるある」から、“慣れ”の落とし穴について深掘りしてみました。

引続きこのブログの構成やドラフトは、Anthropic社のCLAUDEを活用し作成していますので、安全関連の情報発信やその効率性・効果性について何かお気付きの点や気になることがあれば、以下のリンクよりご遠慮なくお問い合わせください。

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現場の仲間に、聞いて回ってみた。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 中村さん、実は最近チョッと気になって、「ヒヤッとする場面って、入った頃と今で変わりましたか?」って、現場の仲間に聞いて回ってみたんです。



社長イラストヘルメット中村: オォ、自分から聞きに行ったのか。イイね。で、どうだった?




池田さんイメージイラストヘルメット池田: それが、答えはバラバラなんです。なのに全員「あぁ〜、あるある!」って言うんですよ。

 

 

社長イラストヘルメット中村: オォ、面白いね。チョッとその理由を“探索”してみよう。“慣れ”の落とし穴は、一つじゃないんだ。段階ごとに、形を変えて待っているからね。

 

3ヶ月の壁 ──「もう大丈夫」と思った頃。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 新しい持場で働き始めて3ヶ月目の仲間は、こう言ってました。「最初は怖くて何でも確認した。慣れて“もう大丈夫”と思った瞬間、ヒヤッとした」って。

 

社長イラストヘルメット中村: ”慣れ”が”過信”に繋がってしまう典型的なケースだね。3ヶ月は、手順・標準を覚えた頃。でも、その手順の“意味”は、まだ腹落ちしていない。



池田さんイメージイラストヘルメット池田: 言われてみると、そうかもしれません。




社長イラストヘルメット中村: 「なぜそうするのか」が分からないまま、「できる」ようになってしまう。すると、いつもと違う状況では対応できないんだ。



池田さんイメージイラストヘルメット池田: 単なる「できる」と、「分かってできる」は、違うんですね。

 

1年の壁 ── 手は動く。頭は止まる。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 1年目の仲間も、「手が勝手に動くようになった頃が、逆に危なかった」と。




社長イラストヘルメット中村: これも怖い段階だ。慣れれば効率は上がる。でもその分、“考えながら確認する”が、“流れ作業でこなす”に変わってしまう。”顕在意識”じゃなくて、”潜在意識”で手順をこなしてしまうんだ。



池田さんイメージイラストヘルメット池田: 確認が、確認のフリになる……。




社長イラストヘルメット中村: そう。”指差呼称”がただの儀式になっていないか。1年目は、そこを問い直すとイイ時期だね。

 

3年の壁 ── 自分流と、言われにくさ。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 3年目の仲間は、「自分なりの“近道”をするようになった」、「後輩を見る立場になって、自分の足元が疎かになった」と。



社長イラストヘルメット中村: 中堅ならではの悩みだね。腕が上がるほど、「これくらい省いても平気」が生まれる。しかも厄介なのは、周りから指摘されにくくなることだ。「あの人がやってるなら大丈夫だろう」と、後輩は口を出しづらい。


池田さんイメージイラストヘルメット池田: 一番ベテランに近づいた人ほど信頼されて、周りのチェックの目から外れてしまうんですね。




社長イラストヘルメット中村: そうなんだ。以前の“安全意識アンケート”でも、「指摘できますか?」の答えは世代で差が出たよね。これは性格の話じゃない。職場の“構造”や”文化”からくる話なんだ。
リンク: 大和鋼管安全ブログ 安全意識アンケートの深掘り④:上司や先輩、仲間が危険な行動や乱れた服装をしていたら注意・指摘ができますか?

 

“慣れ”が悪いんじゃない。“死角”が怖い。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: こう聞くと、慣れること自体が怖くなります。




社長イラストヘルメット中村: いや、そこは誤解しないでほしい。“慣れ”は熟練の証だ。イイことなんだよ。




池田さんイメージイラストヘルメット池田: じゃあ、何が問題なんですか?




社長イラストヘルメット中村: 問題は「“慣れ”に気づけなくなること」。落とし穴は“慣れ”そのものじゃなく、“気づけない死角”に隠れているんだ。そして“死角”は、自分では見えない。だから、仲間に見てもらうんだよ。

 

責めるのは「人」じゃない。「仕組み」だ。

池田さんイメージイラストヘルメット池田: でも「油断するな」と言っても、なくならないですよね。




社長イラストヘルメット中村: その通り。精神論で個人を責めても、何も変わらない。大和鋼管が徹底してきたのは、“人を責めずに、仕組を責める”だ。責めるべき対象は“人”じゃない。いつも“現場・現物・現実”を踏まえてどうリスクをなくせるかという”仕組”なんだよ。


池田さんイメージイラストヘルメット池田: じゃあ“慣れ”の落とし穴も、“やり方”を見直すということですか?




社長イラストヘルメット中村: そう。“手順”も”標準”を、節目ごとに見直すんだ。3ヶ月で手順・標準の“意味”を先輩とおさらいする。1年で確認が形だけになっていないか同期や同僚と点検する。3年は中堅こそ、後輩から指摘してもらう場をつくる。


池田さんイメージイラストヘルメット池田: 一人で気をつける、じゃないんですね。




社長イラストヘルメット中村: そこが肝心だね。しかも新しい仕組みを増やす必要はない。毎月20日の“安全の日”、“改善重点日”、KYT、ヒヤリハットの共有。すでにある場に乗せて回していけばイイんだ。

 

得られた気付き

池田さんイメージイラストヘルメット池田: 自分の“死角”は、自分では見えない。だから、気づいたことはその場で仲間に共有します。そして自分も、仲間の“死角”を見る目になります。

 

社長イラストヘルメット中村: イイ感じだね。“慣れ”は敵じゃない。なんでも“一人でやろうとすること”が敵なんだ。これも「自ら考え、仲間と共有し、行動する」だね。ご安全に。

 

まとめ

現場の仲間に聞いて回ると、“油断する場所”は“慣れ”の段階で変わっていくことが見えてきました。

  • 3ヶ月目は、「もう大丈夫」と思った頃です。手順・標準は覚えても、その“意味”までは腹落ちしていません。

  • 1年目は、手が勝手に動く頃です。確認が“流れ作業”になり、指差呼称が儀式になります。

  • 3年目は、中堅になった頃です。“自分流の近道”が生まれ、更に周りから指摘されにくくなります。

“慣れ”自体は悪いことではありません。熟練の証です。問題は「“慣れ”に気づけなくなること」であり、落とし穴は“気づけない死角”に隠れています。

そして“死角”は、自分では見えません。だからこそ“人を責めずに、仕組みを責める”。“手順”と”標準”を節目ごとに見直し、“安全の日”やKYT、ヒヤリハットの共有といった、すでにある場に乗せて回していきます。

“慣れ”は敵ではなく、なんでも“一人でやろうとすること”が敵なので、お互いの“死角”を仲間同士で照らし合う「自ら考え、仲間と共有し、行動する」の積み重ねこそが、“0災害の追求”につながっていくと我々は考えています。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

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最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎

執筆者紹介

中村 慎市郎
中村 慎市郎
大和鋼管工業(株)に3名いる代表取締役及び社長としてのみならず、海外の関連会社5社を含むone to ONE Groupのトップマネジメントとして、自らが"安全ブログ"を執筆する。製造業に携わる一人ひとりが安全/安心/健康にハツラツと活躍する職場環境の実現に自らチャレンジし、読者の皆さんとのザックバランな情報共有/意見交換に取り組んでいます。

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