"居座り熱中症"、"蓄積脱水"、"九月病"?!熱中症だけじゃない猛暑の影響と取るべき対策について。

9月に入っても厳しい残暑が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今年も連日のように"熱中症"のニュースや注意喚起が報じられ、深刻な猛暑の影響が続いています。

実はこの季節に潜む危険は、現場で急に倒れるような"熱中症"だけではありません。
真夏のピークを過ぎた後や、一見涼しく感じる環境の中にも、見落としがちな健康リスクが潜んでいます。
そこで今回は、一般的な熱中症以外の代表的なリスクである"居座り熱中症"や、”隠れ脱水”とも呼ばれる"蓄積脱水"、更に加えて"九月病"の特徴と、今すぐ現場やオフィスで実践できる具体的な対策をご紹介します。

季節の変わり目でも、皆さん一人ひとりが頭と心と体の健全さの維持/向上を実現していくうえで、是非ご参考にしていただければ幸いです。

猛暑がもたらす"3つの隠れた健康リスク"とは

[JP]ひまわり

普段の熱中症対策だけでは見落としがちな、3つの健康リスクについて解説します。

居座り熱中症

"居座り熱中症"とは、8月末から9月・10月にかけての長く厳しい残暑の中で注意が必要な熱中症のことです。
行政と企業が連携して熱中症予防を推進する"熱中症予防声かけプロジェクト事務局"が名付け、注意を呼びかけています。

夏の疲労蓄積や季節の変わり目で体温調節機能が低下している秋口に発症しやすく、だるさや食欲不振といった症状から単なる"夏バテ"と勘違いされがちです。
「そのうち治るだろう」と見過ごして重症化させないためにも、早めの警戒が必要です。

 参照リンク:9月は「居座り熱中症」に要注意!〜~“夏バテだと思ったら実は熱中症” 秋口の落とし穴~~(一般社団法人ジャパンデザイン)

蓄積脱水

"蓄積脱水"は、”隠れ脱水”とも呼ばれる現象ですが、日々のわずかな水分不足が続いてしまったた結果、慢性的な”脱水症状”に陥ってしまうことです。

「汗をあまりかいていないから」、「デスクワークだから」、「今は忙しいから水分補給は後回し」などと油断していると、少しずつ体内の水分が失われていきます。

本人は脱水に気づきにくいため、気づいた時には集中力の低下やだるさ、頭痛などの症状が現れ、そのまま本格的な"熱中症"へつながってしまう危険性があります。

九月病

"九月病"とは、その名のとおり主に9月に入って心身の調子が悪くなる状態です。イメージとしては"五月病"に近いものです。なお、正式な医学用語ではありません。

具体的な症状の例としては、以下が挙げられます。

  • やる気が起きない、集中力が続かない

  • 気分が落ち込む、憂鬱になる

  • 不安や焦りを感じやすい

  • 不眠や過眠等の睡眠の問題

  • 食欲不振や過食等の食欲の乱れ

  • 倦怠感やめまい

"九月病"の原因は、夏の猛暑による疲労の蓄積に加え、新学期や人事異動といった環境の変化によるストレス、冷房による冷え、季節の変わり目による寒暖差や日照時間の減少など多岐にわたります。

これらの要素が重なることで自律神経が乱れ、心身に不調が生じると考えられています。

今すぐできる具体的な対策

3つの健康リスクを防ぐためには、日々の小さな習慣の見直しが重要です。オフィスや現場で今すぐ取り組める実践的な対策をまとめました。

"居座り熱中症"への対策

[JP]エアコン

前述の"熱中症予防声かけプロジェクト事務局"は、体の不調を感じた際は、体温測定や水分量、尿の色のセルフチェックを推奨すると共に、一気に活動量を増やしたり、急にエアコンの使用をやめたりするのも禁物だとも呼びかけています。

人間の体は一足飛びには変わりません。少しずつ秋の生活リズムへと移行させていくことが大切です。

"蓄積脱水"への対策

[JP]水分補給

喉の渇きを感じる前の"水分補給"を徹底しましょう。

特にデスクワークや冷房の効いた屋内にいると喉の渇きを感じにくいため、決まった時刻や休憩ごとなどタイミングを決めて、機械的にコップ1杯の水分を摂るのがオススメです。

カフェインを含むコーヒーやお茶には利尿作用があるため、なるべく水や麦茶、汗をかいた際は電解質を含むスポーツドリンクを選びましょう。

また、起床時や就寝前、お風呂に入る前後などにも水分を補給しましょう。つまり、1日を通じてシッカリと水分を摂るという意識が、"蓄積脱水"の予防につながる訳です。

"九月病"への対策

[JP]猛暑対策

根本的な対策は、健康的で規則正しい生活リズムを整えることに尽きます。

十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動を基本とし、毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びることで体内時計をリセットしましょう。

また、趣味の時間を楽しむことや、ぬるめの湯船にゆっくり浸かること、深呼吸や瞑想などで心身をリラックスさせ、ストレスを溜めない工夫も大切です。

"九月病"に特効薬はなく、無理を重ねて悪化するとうつ病に発展する可能性もありますので、しんどい時は決して一人で抱え込まず、不調が続く場合はためらわずに医療機関を頼りましょう。

まとめ

今回は、猛暑が原因となって引き起こす様々なリスクについてお伝えしました。

夏バテと勘違いしやすい"居座り熱中症"、自覚なく進行する"蓄積脱水"、そして秋口に心身の不調を引き起こす"九月病"など、猛暑の影響は真夏のピーク時に発生する一過性の熱中症だけではありません。

季節が秋に変わったとしても、夏の疲れはまだ体に残っていますので、くれぐれも無理はしないように、できる対策から実践してみる事をオススメします。

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執筆者紹介

三浦 佐和子
三浦 佐和子
多数のメディアで実績を持つプロのフリーライター。確かな構成力と徹底したファクトチェックに基づき、ブログ記事全般の執筆を担う。特に専門性の高い教育系コンテンツを、初心者にもスムーズに理解できるようわかりやすく再構築することで、読者のお役立ちに貢献。

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