2025.07.16

"15t平ボディ車"での輸送可否や如何に?!自らできる判断のポイントと代替策のご紹介。

”単管パイプ”は、比較的かさばり易い鋼材なので、可能な限り大型車と呼ばれる”15t平ボディ車”以上の車種に纏めて積載し、フォークリフトや天井クレーンで荷下ろす事で、運送や荷降ろしのコストをできるだけ抑える事が理想です。

しかし、自社に続く道路の道幅が狭く配達の直前で、一般的な大型車である15t平ボディ車”が入れないや、そもそも運送を断られてしまったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
今回は、ご自身で確認できる15t平ボディ車”での運送可否を判断する目安と、難しかった場合の選択肢及びそれぞれの注意点についてご紹介します。今後の配車作業のご参考にしていただければ幸いです。

15t平ボディ車のサイズ感は?

先ずは”15t平ボディ車”のサイズの最大積載量・内寸・全長・車幅を確認していきましょう。

ちなみに最大積載量は載せられる荷物の最大重量、内寸は荷物を載せるスペースの長辺の長さ、全長は車体の前端から後端までの長さ、車幅は車体の横幅の長さを指します。

15t平ボディ車とは?

"15t平ボディ車"は、一般的に大型車と呼ばれ、鋼材の輸送にもっとも広く普及しているトラックの一つで、最大積載量は10,000kg〜14,000kgで、内寸は9.2m〜9.3m、全長は9.6m〜12m、車幅は2.3m〜2.5mです。

"15t平ボディ車"の中には”低床車”と”高床車”という二種類があります。

”低床車”は、現場などの悪路や勾配が急な道路ではボディ下部分を擦る可能性がありますが、高さ制限がある比較的低いところにも進入可能であるというメリットがあります。

反対に”高床車”は、ボディの高さが高いため現場などの悪路でも問題なく走行できますが、高さ制限を受けやすいため、高架下などには進入できない場合があります。

[JP]大型トラック

 

15t平ボディ車で納入が可能な条件

先ず”15t平ボディ車”での納入が可能な条件の前提として、侵入経路上に通行止めや重量・高さ・車幅などの車種を制限する交通規制が無い事を確認しましょう。

これらの情報に関しては、以下のサイトで大型車向けルート検索機能を使用して侵入経路を調べる事ができます。
参考:MapFun地図サイト

また、舗装されていない道などトラックの通行が困難な場所にも侵入ができないので、注意が必要です。

さらに、”15t平ボディ車”が侵入可能な道路幅はカーブや離合などを考慮すると一般的に8m以上である事が望ましいと言われています。

[JP][Blog]大型車道幅-1
 
また、7%以上の勾配があると”低床車”はボディ下部分を擦る可能性が高くなるため、注意が必要です。
 
もし、それらの諸条件が分からない場合には、荷主や運送会社に問い合わせ、事前に侵入可能か確認する事でトラブルを未然に防ぎましょう。

15t平ボディ車が侵入できない場合は?

”15t平ボディ車”が侵入できない場合には、一回り車体が小さい"4t平ボディ車"や"7t平ボディ車"を利用して納入する事を検討していきましょう。

一般的に、"4t平ボディ車"や"7t平ボディ車"が侵入可能な道路幅は、カーブや離合などを考慮すると一般的に6m以上が望ましいとされていますのでご注意ください。

[JP][Blog]小型

4t平ボディ車とは?

"4t平ボディ車"の最大積載量は2,700kg〜3,200kgで、内寸は6.2m、全長は9m前後、車幅は2.15m〜2.5mとなっています。

"4t平ボディ車"は、道路交通法における車種区分が大型自動車ではないため、"大型貨物自動車等通行止め"や"大型自動車等通行止"の標識がある道路にも進入が可能です。

[JP]小型トラック[JP]大型通行止標識

7t平ボディ車とは?

"7t平ボディ車"の最大積載量は6,500kg〜7,700kgで、内寸は6.2m、全長は9m前後、車幅は2.3m〜2.5mです。

車両のサイズ感を比較すると"4t平ボディ車"と大きな違いがないように思えますが、"7t平ボディ車"は車種区分で大型自動車に分類されています

従って、"7t平ボディ車"は"大型貨物自動車等通行止め"や"大型自動車等通行止"の標識がある道路には進入することができないため、"7t平ボディ車"での配送の際は、配送経路に大型貨物自動車等が通行可能か事前に確認しておく必要があります。

[JP]中型トラック

まとめ

今回は、ご自身でできる15t平ボディ車”で運送可能かを判断するポイントと、ムリだった場合に代替となる貨物トラックの選択肢及びその注意点についてご紹介しました。

当社では、”単管パイプ”の販売だけではなく、別途運賃をいただいてお客さまご指定の場所で”単管パイプ”を受け渡しする事が可能ですが、荷下ろしは原則お客さまにて対応をお願いしていますので、予めご了承ください。

運賃を含めた”単管パイプ”の見積が欲しい方がいらっしゃいましたら、以下の見積もりフォームより気軽にご相談いただければ幸いです。

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当社では、お客様の為になる"お役立ち情報"をブログやメルマガを通して発信して参ります。今度とも宜しくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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