2021.09.29

ポストジンクの内面は”ミズエコ”になりました!!で、”ミズエコ”って何?(・・?

以前にブログでもご紹介させていただいた”SDGs”への取組みは、ここ数年の間で業界問わず多くの国や企業でも積極的に行われています。また、先週の2021年09月17日から26日は国連が設定をした”SDGs週間”となっており、各国で一人ひとりがSDGsの推進や達成に向け意識を高め、行動を喚起する取組みが行われました。

そのSDGs週間の真っ只中の2021年09月24日に、私たちの環境改善への取組みの一環として、10月中旬以降に製造するポストジンク鋼管の内面用塗料の水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”への全量切替えを発表いたしました

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今回のブログでは今迄の内面塗料から水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”への全量切替えに至った経緯を踏まえ、”ミズエコ”がどのように環境改善やSDGsの達成に貢献するのかをご紹介させていただきます。

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”ミズエコ”全量切り替えの経緯。(^_^)

従来のポストジンク鋼管に使用していた内面塗料は、製造工程に於いて地球規模で排出削減に向けた取組みが行われてる揮発性有機化合物VOCを発生させており、私たちにとっても長年克服すべき課題でした

また実際の製造現場に於いても有機化合物を使用する事により発生するヤニへの対応は現場で作業を行っている仲間には大きな負担になっており、何らかの対策が講じられないかと模索しておりました。

そして、日本ペイント・サーフケミカルズさまから他分野で活用している技術を使って此等の課題を克服するご提案をいただき、私たちの製造工程での実証実験や経済性の検証を重ね、この度従来の内面用塗料に替わる水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”を開発させ、10月中旬以降に製造から全量切り替えを行うことになりました。

水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”とは? (^_-)

水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”は、外観が美しくさびに強いだけでなく、通常塗料と呼ばれるのに必須な成分である有機樹脂が入っていない内面用塗料に替わる”水系処理剤”です。

製造工程で大気汚染の一因となる揮発性有機化合物VOCをほとんど発生させない為、製造者や利用者のみならず地球にもやさしい製品が実現しました。 

内面塗料とミズエコの比較そして”ミズエコ”はVOCの排出削減による環境負荷低減と同時に、今までの様に塗装工程でのヤニは殆ど出ずに水蒸気のみが発生し、更にキツイ臭気もなくなったので、現場で製造を行っている仲間への負担を軽減する事も実現しています。

特に実際にテストを行った際には、此等に苦労していた製造現場の仲間からは「早く全量コレに切替えて欲しい!!!」との強い要望を貰っていましたので、10月の全量切替に漕ぎ着けられた事を、とても嬉しく待ち遠しく思っております。

まとめ

今回は当社のポストジンク鋼管の”内面用塗料に替わる水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”の開発と全量切替えへの経緯およびその特性についてご紹介いたしました。

”ミズエコ”のプレスリリースに至るまでには、サンプル製造を行い多くのお客さまへ実際の製品をご確認いただきました。更に、一部のお客さまには実際に加工も試していただいたことで、漸く全量切替えを行う判断に至りました。

日本ペイント・サーフケミカルズさまをはじめ、これ迄にご協力いただいたすべての皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

当社は引き続き持続可能な開発目標に向けた取組みを行い、”鋼管で創る新しい価値”を追求していきながら皆さまと一緒に持続可能な開発目標”SDGs”の達成に取組んでいければと考えております。

そして”ミズエコ”の資料を新しく制作しましたので、是非ダウンロードしていただいた上で、それぞれのお取引先さまへのご説明に活用いただくと共に、地球環境保護の取組みの一助にしていただければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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