2021.01.20

今後の雪害対策への大和鋼管からのご提案。

昨年12月からの大雪により、各地で農業用ハウスの倒壊など甚大な被害が発生していることから、2021年1月15日に一般社団法人日本施設園芸協会から私たちに”早期復旧に向けた留意事項”の周知依頼が届きました。

この”早期復旧に向けた留意事項”は、早期復旧に係る資材の円滑な供給と施工に向けて、生産者/生産者団体/都道府県及び市町村への3つの立場の方々へ農林水産省が留意事項を整理し以前から発表しているものです。

その背景には過去に大量の注文が一時期に集中して混乱し、鉄骨パイプや原反フィルム等の農業用ハウス資材の確保、パイプの曲げやフィルムカット等の加工処理、そしてハウスを組み立てる施工作業がスムーズに行われず、多大な期間を要した事態への反省があるとの認識です。

今回は農林水産省の”早期復旧に向けた留意事項”を私たちの視点で以下に纏めさせて頂くと共に、私たちからのお願いを加える事で、微力ながら少しでも早期復旧に係る資材の円滑な供給と施工のお役に立てればと考えております。

農水省から生産者に向けたメッセージ

先ず農林水産省から生産者の方々に向けたメッセージですが、被災状況を踏まえて農業用ハウス資材の規格等ごとに必要量を整理し、生産者団体や資材取扱店を含む販売店等を通じてできるだけ早めに発注をする事を要請しています。

更に資材流通の混乱を避けるため、複数の販売店等への重複注文はできるだけ控える様に注意喚起を行っています。

そして注文から施工まで期間を要する場合は、生産者自らが施工を行う”自力施工”を行う事が有効だとし、具体的な対応は地方行政機関や生産者団体に相談する様に呼び掛けています。

[JP][Blog]生産者

農水省から生産者団体に向けたメッセージ

次に農林水産省から生産者の方々に向けたメッセージですが、地域の営農計画への影響が最小限となるよう、必要に応じて施工順等の調整を行い、資材取扱店等に発注する事を要請しています。

また、生産者に対しては、施工時期の見込み等について情報提供を積極的に行うと共に、生産者向けのメッセージ同様に、資材流通の混乱を避けるため、複数の資材取扱店等への重複注文はできるだけ控える様に注意喚起を行っています。

更に地域の資材取扱店等に注文が集中し、資材の確保や施工に長期間を要することが見込まれる場合は、近隣県の資材取扱店等への発注についても検討して欲しい旨呼び掛けを行っています。

そして生産者が自力施工を希望している場合は、全国農業協同組合連合会が作成した”パイプハウス建て方マニュアル”や解説動画等を活用するとともに、生産者部会等で共同施工の体制を整備することも有効とし、推奨しています。

”パイプハウス建て方マニュアル”や解説動画は、JA全農が運営する”アピネス / アグリインフォサービス”に掲載されていますので、以下のリンクよりサイト内検索でご確認頂ければ幸いです。
外部リンク: アピネス / アグリインフォ・トップページ

農水省から都道府県及び市町村に向けたメッセージ

最後に農林水産省から都道府県及び市町村に向けたメッセージですが、早期復旧に向けた相談等への対応と共に、必要に応じて自力施工の講習会を開催や、共同施工の体制づくりを支援して欲しいと要請しています。

大和鋼管から資材取扱店さまへのご提案

上記の様に農林水産省が早期復旧に係る資材の円滑な供給と施工に向けて生産者/生産者団体/都道府県及び市町村への3つの立場の方々への留意事項を提示した事を踏まえて、我々大和鋼管としてどう協力すべきかを考えてみました。

足元の鉄鋼市場の状況はCOVID-19環境下の様々な影響から非常に供給がタイトな状況である一方で、雪害による被害は甚大で、環境が整い次第速やかに復旧/復興作業に入る事が望まれているとの認識です。

加えて今後は資材取扱店さまでの加工作業も非常にタイトなスケジュールになる事が予想されます。そこで、私たちが農業業界全ての方々へ早期復旧に向けるお役立ちは、ハイテンパイプSTXの普及/活用だと考えます。

なぜならば、従来の農業用ビニールハウスの同等以上の強度を少ないアーチパイプで再現できる為、ハウス一棟あたりの加工数量/施工の時間を短縮する事ができ、早期復旧に繋がるからです。詳しくは以下の資料をご参照下さい。

STX資料はこちら︎

まとめ

今回は、農林水産省が関係者に発表した早期復旧に係る資材の円滑な供給と施工に向けた留意事項をご紹介させて頂く共に、その支援に繋がる当社のハイテンパイプSTXの普及/活用をご提案させて頂きました。

ハイテンパイプを農業用ビニールハウスに使用する場合にはスプリングバックに大きな力が加わるので”自力施工”ではなく、なるべく専門の施工業者に依頼する事が望ましいと考えます。その為にも資材取扱店の皆様には現状の曲げ加工機でハイテンパイプの採用を検討して頂くようお願い申し上げます。

もし現状の曲げ加工機でハイテンパイプを曲げた事がないという資材取扱店さまや、現状の曲げ加工機ではハイテンパイプが曲げられないというお客様がいらっしゃいましたら、ご相談に乗りますので以下の"ハイテンパイプ曲げ加工ご相談フォーム"よりご連絡下さい。

ハイテンパイプ曲げ加工 相談はこちら▷

また、自社に稼働していない農業用ビニールパイプの曲げ加工機がございましたら、資材取扱店さまへのお役立ちとしてご紹介したいと思いますので、以下の"曲げ加工機 相談フォーム"よりご連絡を頂ければ幸いです。

曲げ加工機 相談はこちら▷

私たちも微力ながら少しでも早期復旧に係る資材の円滑な供給と施工のお役に立てれば幸いです。引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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