丹精込めて育てた農作物が、一晩にしてイノシシやシカに荒らされてしまうといった深刻な"害獣被害"は、いまや中山間地域だけでなく、平野部や住宅地付近にまで広がり、農業経営を脅かす大きな問題となっています。
被害を防ぐために"防獣柵"の設置を検討される方も多いですが、いざ導入しようとすると、"広大な面積を囲うための膨大な資材コスト"や"数年で錆びて壊れてしまう耐久性への不安"、そして"設置にかかる重労働"など、多くの壁が立ちはだかります。
そこで本記事では、"害獣対策"の基本となる"防獣柵"の種類と設置する際のポイントを整理整頓するとともに、導入時の負担を大幅に軽減できる"補助金制度"についても解説します。害獣対策に取り組むにあたって、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なぜ害獣対策として"防獣柵"が必要なのか?
深刻化するシカ・イノシシ被害

野生鳥獣の中でも、特に被害額の大きい代表的な獣類はシカ・イノシシ・サルであり、農作物被害額全体の約70%がこれらの害獣によるものとされています。
参照:全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和6年度)
"害獣対策"には、大きく分けて"個体群管理"と"侵入防止対策"と"生息環境管理"の3つのアプローチがありますが、この中で個人や企業が最も実行しやすいのが"侵入防止対策"です。
"防獣柵"の設置は、害獣の侵入を防止する最も一般的な方法のひとつで、"防護柵"もしくは"侵入防止柵"とも呼ばれており、シカやイノシシが農地に侵入し作物を食い荒らすのを防ぎます。
"防獣柵"の種類
"防獣柵"には様々な種類があり、強度の高い資材で侵入を防ぐ"金網柵"や"ワイヤーメッシュ柵"、また触れた害獣に電気ショックを与える"電気柵"等があります。
その他の"侵入防止対策"としては、常時監視や花火・ピストル等による追払いという方法もありますが、いずれも装置や人手を使って見張りをしなくてはならず、自ずとコスト負担が高くなります。
一方で"防護柵"は、一度設置すれば目を離せるほか、ホームセンターで売っている資材を使って誰でも"DIY"が可能ですので、獣害にお悩みの場合は、まず"防獣柵"の設置を検討してみてはいかがでしょうか?
"防獣柵"は身近で手に入る資材で作れます!!
![[JP]防獣柵(島原)](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E9%98%B2%E7%8D%A3%E6%9F%B5(%E5%B3%B6%E5%8E%9F).png?width=500&height=375&name=%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E9%98%B2%E7%8D%A3%E6%9F%B5(%E5%B3%B6%E5%8E%9F).png)
"防獣柵"は、地面に支柱を立て、金網やネットを張って留め具で支柱に固定すれば作ることができます。
但し、害獣自身の重さや地面を掘っての侵入に耐えるためには、支柱をただ地面に突き刺すのではなく、コンクリートブロック等の基礎を使い、倒れないようにシッカリと地中に埋める必要があります。
"防獣柵"の支柱には、"メッキパイプ"がオススメです。
"防獣柵"は屋外に設置され、常に風雨や紫外線にさらされるほか、害獣の侵入による衝撃にも耐える必要があります。"メッキパイプ"であれば素材自体に十分な強度があり、さらに加工によって耐久性を高められているので、まさに"防護柵"の支柱に最適であると言えます。
"防獣柵"に必要な資材は、少量であれば基本的に全てホームセンターで揃えることができます。
支柱となる"メッキパイプ"の他に、防獣対策用を謳ったネットやフェンス、留め具となる"ジョイント"やワイヤー、基礎石等も取り扱われていますので、ぜひ実店舗やECサイトをご確認ください。
"防獣柵"の設置費用には補助金が使える?!
自治体によっては、"害獣対策"の支援事業として補助金を用意している場合があります。
申請すれば、"防獣柵"の設置にかかる費用に補助金を活用できる可能性がありますので、ぜひ一度実際にインターネット等で調べていただくことをオススメします。
なお、申請できる対象者や金額等は自治体によって異なりますので、補助金の活用を検討する際は、必ずお住まいの自治体に確認していただきますようお願いします。
以下に、具体的な補助金の事例と対応窓口のリンクを3件ご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
具体的な補助金の事例3選
山形県鶴岡市
【対象者】
-
有害鳥獣から被害を受けた、又は被害が予想される農業者、営農組織又は生産組織
- 納期限の到来した市税を完納している者
【対象経費及び金額】
-
電気柵の購入経費: 2分の1以内(上限20万円)
-
鳥獣被害防止対策の活動経費: 初年度10分の10(上限10万円)以降2分の1以内(上限5万円) ※継続5年間まで
-
農作物被害防止対策器具購入経費: 2分の1以内(上限10万円)※詳しくは担当まで事前にご相談ください。
参照: 農作物被害防止を目的とした被害対策用器具の導入・被害防止活動を支援します。 鶴岡市
長野県中野市
【対象者】
市内に農地又は山林を有する農林業者の方
※農業者の方については、農地で収穫した作物を販売し、収益を得ている方が補助対象となります。自家消費用の家庭菜園等の農地は補助対象外となります。
【対象経費及び金額】
補助金の交付の対象となる事業、対象経費及び補助金額は下記のとおりとなります。
| 事業 | 対象経費 | 補助金額 |
|---|---|---|
| 防護柵等設置事業 | 防護柵等の設置にかかる原材料費 | 対象経費の2分の1以内の額。ただし、防鳥ネットの設置については10万円を限度とする。 |
| 緩衝帯整備事業 | 緩衝帯整備に係る賃金及び委託料 | 対象経費の2分の1以内の額。 |
岡山県倉敷市
【対象要件】
- 新しく設置する防護柵であること。
- 倉敷市内の農地(田・畑)であること(登記簿上で判断)。
- 受益農地面積が、1,000平方メートル以上であること。
- 整備内容が効率的かつ効果的であること(農地をきちんと囲うこと)。
【対象経費及び金額】
資材費の2分の1以内を補助します。※1,000円未満の端数は切り捨てます。※補助金の上限は10万円です。
"防獣柵"には"スーパーライト700"がオススメ!!!

"スーパーライト700 (SL700)"とは、強さ/軽さ/環境への優しさという3つの特徴を兼ね備えた当社独自の"単管パイプ"です。
もともとは、工事現場における仮設足場用の資材として開発されたことから、強度と耐久性は抜群で"防獣柵"の部材にも打ってつけです。
特に"SL700"は、従来の"単管パイプ"であるSTK500よりも25%も軽量化されており、扱いやすくなっているのが特徴です。
さらに、人体や自然へ悪影響を及ぼす"六価クロム"/"鉛"/"カドミウム"といった有害物質をほとんど含んでおらず、環境にやさしい製品であることも大きな強みです。
"SL700"はホームセンターやECサイトといった身近なところで気軽にご購入いただけますので、"防獣柵(防護柵)"を作る際はぜひお試しください。
まとめ
今回は、イノシシやシカの"害獣対策"に有効な"防獣柵"と導入時の負担を大幅に軽減できる"補助金制度"について詳しく解説させていただきました。
"防獣柵"は、比較的低いコストで素早く設置でき、速やかに害獣の侵入防止効果が期待できますので、"害獣被害"が確認された際には、ぜひ一度"防獣柵"の設置をご検討いただければ幸いです。
記事内でご紹介した"SL700"のカタログは、以下のボタンからダウンロードできますので、ご活用いただければ幸いです。
また、"SL700"のお見積りは無料で承っておりますので、以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
最後まで読んでいただき感謝申し上げます。引続き皆さまの"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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