2024.04.17

"果物栽培"でも活躍するメッキパイプ!!その代表的な用途や当社のオススメ製品について解説。

円安効果も手伝い世界中で"日本の美味しい果物"が注目されていますが、実はその果物を育て収穫する"果物栽培"の現場においても、実に様々なサイズや仕様の"メッキパイプ"が多くの用途で活躍しています。

しかし、果物の種類に応じて必要なメッキパイプの機能や活用方法が極めて多岐に渡っていますので、「"メッキパイプ"は"果物栽培"の一体どこに使われているの?」と思ったり、「"メッキパイプ"は"果物栽培"でどう役に立っているんだろう?」と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。

 

そこで今回は、"果物栽培"において"メッキパイプ"がどんなところで活用し、どのように役に立っているのかを、幾つか代表的な例をあげて解説させていただきます。私たちがおいしい果物を楽しむ為に活躍してくれている"メッキパイプ"に関して是非ご一読いただき、更なる"メッキパイプ"活用や用途開発のご参考にしていただければ幸いです。

果物栽培におけるメッキパイプの活用例とは?

"果物栽培"におけるメッキパイプの使い方は実に様々です。さっそく代表的な活用例を見ていきましょう。

ぶどう/キウイの"果樹棚"

ぶどう棚

"メッキパイプ"は、"果樹棚"の支柱や天井部分の枠組みの材料となり活躍しています。

日本は雨が多く高温多湿な気候であることから、ぶどうやキウイといった蔓性果樹を栽培する際には、病害や虫害及び腐敗を避ける為に、棚栽培方式が活用されているケースが多くあります。

此等の果物を栽培する際は、そのまま栽培すると枝が地上を這ってしまうと上記の様な被害が増えてしまうので、主枝がシッカリと自立して側枝が水平方向に伸びるように"果樹棚"を作り、果物が健全に育つ様にする訳です。

"メッキパイプ"は防錆性能が高く、雨風や紫外線に晒されても長く使い続けられるように加工されていますので、屋外で使う"果樹棚"の材料としてピッタリの資材といえます。

"果物棚"の代表格である"ぶどう棚"の材料や作り方の詳細は以下のブログ記事で詳しく解説しておりますので、こちらも併せてぜひご覧ください。

 ブログ:シャインマスカット栽培にも挑戦?!ぶどう棚を単管パイプでDIYする方法。

いちごの"高設栽培"用棚

いちごの高設栽培

いちごの栽培方法として広まっているのが"高設栽培"です。"高設栽培"とは、地面から一定の高さに苗床を作る方法です。屈むことなく立ったままで作業できる為、体にかかる負担を軽減できることから、葉かぎや収穫作業がしやすくなると注目を集めています。

いちごの苗が植えられる本圃は棚の上に作られ、水や液体肥料も棚の上で供給される為、棚の材料にはシッカリとした耐久性と錆びにくさが求められます。工事現場の仮設資材としても使われる"メッキパイプ"は、正に"高設栽培"の棚の骨組みとしてふさわしい資材といえます。

りんごの"矮化支柱"

りんごの矮化支柱

屋外での使用が想定されている"メッキパイプ"は、りんごの"矮化栽培"で活躍する"矮化支柱"にも適しています。

"矮化栽培"とは、園芸においては植物を人為的に小さく育てる方法で、果樹ではりんごがとても有名です。"矮化栽培"で樹木のサイズをコンパクトにすることにより、面積あたりの収穫量も増えるだけでなく、農家の方々の作業効率も上がり、収穫に要する期間も短くできる訳です。

"矮化栽培"の樹木は根を張る深さがどうしても浅くなってしまう為、倒れないように支柱や導線で支える必要があり、この時に使われる支柱が"矮化支柱"と呼ばれています。

"メッキパイプ"は強度が高く丈夫なことから、強風や果実の重みに耐え、幹を支える役目の"矮化支柱"としての機能を十分に果たしてくれます。

メロン/いちご等の"農業用ビニールハウス"の骨組み及び"巻取り軸"

メロン畑

ご存知のとおり、果物は露地栽培だけでなく、施設栽培でも数多く作られています。施設栽培で使われる"農業用ビニールハウス"の骨組みや、その側部のビニールを開閉する"巻取り軸"として、"メッキパイプ"や"カラーパイプ"が大活躍しています。

"農業用ビニールハウス"は台風や積雪にも耐える必要がある為、極めて高い強度や耐食性の"メッキパイプ"が多く採用されています。

"果物栽培"にオススメのメッキパイプを用途毎にご紹介

当社では"果物栽培"で大いに活躍してくれる様々な"メッキパイプ"を製造・販売しております。こちらでは、用途に応じたオススメの製品をご紹介させていただきます。

果樹棚には"SL700"がオススメ!

パイプ画像-SL700

ぶどう棚やキウイ棚といった"果樹棚"には、"SL700"がオススメです。"SL700"は私たちがご提供する超軽量足場用鋼管/単管パイプの製品名であり、従来材の単管パイプに比べて約25%軽いのが特徴です。強度も十分に高く、労働安全衛生規則に適合している為、安心してお使いいただけます。個人の方々がDIY用に活用する資材としてもご好評いただいております。

大規模な"果樹棚"を作ってトータルコストを減らしたい場合は、ハイテン鋼管の"STX"もオススメです。"STX"は"農業用ビニールハウス"の部材としても使われており、"果樹棚"の支柱や天井部材にも適しています。

矮化支柱には全周メッキの"PZ"/"PPZ"がオススメ!

[JP]パイプ画像-PZPPZ

屋外の厳しい環境下で果樹を支える"矮化支柱"には、外面に全周メッキされたパイプ"ポストジンク (PZ)"や"パーフェクトポストジンク (PPZ)"がオススメです。最純亜鉛を用い、極めて均一で滑らかなメッキ層を実現した全周メッキの"PZ"や"PPZ"は、溶接部からの水分の侵入やメッキ層の剥離が無く、支柱の赤錆発生を防ぎます。さらに、"PPZ"に関しては内面も溶融亜鉛メッキが施されている為、トップクラスの防錆性能を誇ります。

"PZ"及び"PPZ"は資材販売店さまからご注文いただけます。私たちから販売店さまをご案内する事もできますので、お気軽にお問い合わせください。

"農業用ビニールハウス"には"STX"が、"巻取り軸"には"スーパーカラー"がオススメ!

"農業用ビニールハウス"の骨組みには高い強度だけではなく、強風や積雪による変形に耐え、復元できるしなやかさも必要です。その点で、"STX (エスティーエックス)"は、私たちが自信を持ってオススメできる"メッキパイプ"です。

"STX"は、日本製鉄株式会社と私たち大和鋼管工業株式会社が共同開発したハイテン鋼管で、従来材と呼ばれる"STK400"に比べ、約2倍以上の強度や700N/㎟以上の引張強さを持つのが特徴です。

そしてこの"STX"をふんだんに使った"農業用ビニールハウス"が、"STXハウス"です。この度、宇都宮大学附属農場さまにも"STXハウス"を採用いただき、導入の経緯やご感想を詳しくお話しいただけましたので、こちらもぜひご覧ください。

 参照リンク:宇都宮大学農学部附属農場 | 農業資材の紹介サイト | 農材ドットコム

パイプ画像-スーパーカラー

また私たちは、"農業用ビニールハウス"に使われる"巻取り軸"として開発されたパイプ、"スーパーカラー"もご用意しております。

内外面共に厚い亜鉛メッキとポリエステルコーティングを施しており、高温多湿の環境に耐えるよう、独自製法で開発されました。水が溜まるとどうしてもパイプは錆びて劣化が早くなりますが、お客さまからは"スーパーカラー"は持ちが良いとのご感想をいただいております。

まとめ

今回は、"メッキパイプ"が"果物栽培"でどのように活用されているかに加え、用途毎にオススメの当社製品についてご紹介させていただきました。"軽仮設足場"や"単管パイプ"だけではない、当社の"メッキパイプ"の活用例について知っていただければ幸いです。

ブログの内容や当社製品について何かご質問やご相談がありましたら、ぜひご遠慮なくお問い合わせください。

新規CTA

また、製品のお見積もりは無料で承っております。以下のお問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。担当から折り返しご連絡させていただきます。

メッキパイプのご相談はこちら︎

最後までお読みいただき感謝申し上げます。当社では今後も皆様のお役に立てる情報発信に努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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