2022.08.31

シャインマスカット栽培にも挑戦？！ぶどう棚を単管パイプでDIYする方法。

シャインマスカットは、農研機構により開発され2006年に品種登録された新しいぶどう品種ですが、2014年にはその栽培面積が巨峰/ピオーネ/デラウェアに次いで4位に入り、栽培面積が拡大しています。

その様なシャインマスカットの人気の高まりなどを受けぶどう栽培に興味を持って、自分でぶどう棚を作りたいと思われている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、初めてぶどう棚をDIYで作ろうする場合、以下のような点でお悩みになるかもしれません。

そこで今回は、DIY初心者の方でも安全/安心に作れる単管パイプを使ったぶどう棚と、その作り方をご紹介させていただきたいと思います。併せて必要な資材等についても解説しますので、お役立ていただければ幸いです。

ぶどう棚の材料や作り方を参考動画も一緒にご紹介

こちらではぶどう棚をこれから作ろうとしている方向けに、必要な材料や作り方の流れをお伝えします。また実際に単管パイプでぶどう棚を作っている方々の動画もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ぶどう棚を作るにあたって必要な材料と道具は以下のとおりです。

ぶどう棚を作るにあたっては、まず事前準備として以下を行います。

単管パイプは、支柱用と天井用を用意する必要があります。”どれだけのサイズのぶどう棚を作るか”によって必要な本数が変わってくるため、設計図を書いて先に完成イメージを作ることをおすすめします。

作りたいぶどう棚の形によっては、ちょうどいいサイズにするために、市販の単管パイプを切る必要が出てくるかもしれません。パイプの切断方法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

ぶどう棚を組み立ては、単管パイプで枠組みを作ったあとに、蔓を添わせるための棚線となる針金等を張っていくのが大きな作業の流れで、以下の3つのステップに大きく分けられます。

支柱となる単管パイプを地面に立てる：
支柱の単管パイプは倒れないよう、深く地面に打ち込む必要がありますので、いきなり打ち込むよりもまず地面に穴を掘ると効率的です。また土台となる束石に単管パイプを挿し、土に埋める方法もあります。なお打ち込み用の単管パイプキャップを使うと、単管パイプの上部を保護できるほか、地面に打ち込みやすくなります。
天井部分となる単管パイプを支柱に固定する:
支柱を立て終わったら、天井部分となる単管パイプを接合していきます。このときに単管クランプが必要となりますが、直角以外の角度で単管パイプを接合する場合は、”自在型クランプ”を使います。
棚線となる針金を張る:
棚線を張ったとき、ピンとならず沈んできてしまう場合には、天井に単管パイプを更に追加することをおすすめします。

また単管パイプや単管クランプは、土に触れる部分からサビが発生する可能性があるため、あらかじめ錆止めを塗布しておくことがポイントです。