2025.08.06

農業の課題を捉え直す!!"2024年度STX友の会定時総会・特別講演会"レポート。

ハイテン鋼管"STX"は、農業資材を中心に多くの分野に採用いただいている強くてしなやかなメッキパイプです。当社では、この"STX"の更なる普及と活用によって施設園芸の発展/強化を目指す全国組織、"STX友の会"を主宰しております。

この"STX友の会"の定時総会が2025年07月23日に行われましたので、"2024年度STX友の会定時総会・特別講演会"の開催レポートをお伝えします。

"STX友の会"とは

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"STX友の会"は、私たち大和鋼管が製造/販売するハイテンパイプ"STX”や"STX"を使った製品の製造/販売を行う企業さまで構成される組織です。

2025年07月末時点で65社の会員さまに所属いただき、北海道から沖縄までの全国規模で更なるハイテン鋼管の普及や活用に向け、情報共有や意見交換等を行なっています。

原則毎年07月に定時総会が開かれ、"STX"に関する勉強会や会員同士の情報共有/意見交換等が行われています。

イベント当日の様子

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2024年度の定時総会は、2025年07月23日(木)の午後にKKRホテル東京で開催されました。今年の総会には、41社46名の会員さまにご参加いただきました。

今回の定時総会・特別講演会式プログラムは、以下のとおりです。

  • 定時総会
  • 特別講演会①: 株式会社マイナビ「農家の購買行動を読み解く 販売促進につながる農業メーカーのブランディング戦略」
  • 特別講演会②: 株式会社日本総合研究所「スマートアグリの市場動向や技術の方向性」
  • 御来賓挨拶
  • 懇親会

それぞれのプログラムについて、詳しく振り返ります。

定時総会

会の冒頭では、"STX友の会"会長である株式会社佐久協同の代表取締役社長 富澤辰男さまよりご挨拶をいただき、続いて、当社の代表である大和鋼管工業株式会社 代表取締役 常務執行役員の深野が挨拶を行いました。

次に、新規会員として新たに6社さまをお迎えした為、新たなメンバーが紹介されました。その後、2024年度の事業報告、収支報告および監査報告が行われ、会員一同が前年度の成果と課題を共有しました。

さらに、2025年度の事業計画案および収支予算案の報告が行われ、次年度の具体的な活動内容と予算が示されました。

2025年度も引き続き"STX"および施設園芸協会による"S施設園芸構造診断"を実施した"STXハウス”の積極的な情報発信に努めると共に、本会の活動に賛同いただける団体・機関・企業との連携を深めてまいります。

特別講演会①株式会社マイナビ 「農家の購買行動を読み解く 販売促進につながる農業メーカーのブランディング戦略」

特別講演会①では、株式会社マイナビ 農業活性事業本部 渡部拓幸さまより「農家の購買行動を読み解く 販売促進につながる農業メーカーのブランディング戦略」をテーマにご講演いただきました。

マイナビ農業さまでは、農家を豊かにする事を目指して、"情報発信・担い手の拡大/確保・収益向上/コスト削減の経済活動・経営フォロー"という4つの取り組みを行っていいます。

講演では、農業従事者の減少や法人参入といった市場の変化の中、製品やサービスをまず"認知"させ、次に"興味・関心"を持ってもらうプロモーション活動が極めて重要であるとご指摘いただきました。

近年、生産者の方々は情報収集にインターネット検索やYouTubeを活用し、購入時には農家仲間の口コミや他社製品比較を重視する傾向にあるとの事。

展示会やWEBメディアへの寄告等、各訴求方法の利点および欠点についても、具体的な事例を交えて分かりやすく解説いただき、参加された会員の皆さまから大変ご好評をいただきました。

特別講演会②株式会社日本総合研究所 「スマートアグリの市場動向や技術の方向性」

特別講演会②では、株式会社日本総合研究所 リサーチコンサルティング部門 山本大介さまより「スマートアグリの市場動向や技術の方向性」をテーマにご講演いただきました。

農業経営においてこれまでの経験則が通用しにくくなっている現状を踏まえ、ロボットやAI、IoT等の先端技術を活用する"スマート農業"が普及期に入っているとの指摘があり、その上で、更に量産マーケットと高付加価値マーケットのそれぞれにおけるスマート化の課題を提示されました。

また加えて、スマート農業への投資が進まない要因として、日本の農業が抱える規模やコストに関する問題、データ活用における課題等が挙げられました。

その打開策として、スモールスタートや生産方式の転換からスマート化を推進し、新たなビジネスチャンスを創出していく事の重要性を、具体的な技術の実例を交えながら解説いただきました。

御来賓挨拶

最後に、農材通信社 農業資材通信 社長 中島公尚さまからご挨拶をいただきました。

中島さまからは、厳しい暑さというピンチをチャンスに変える発想の転換を軸に、気候変動との向き合い方、そして露地栽培における"STX"の可能性等、今後の活動のヒントとなるお話を頂戴しました。

懇親会

 

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総会後は、会員さま同士の交流を深める為に懇親会を執り行いました。和やかな雰囲気の中で近況報告や情報交換に話が弾み、あちこちで笑い声が上がるなど、終始和気あいあいとした空気に包まれていました。

まとめ

この度の"2024年度STX友の会定時総会・特別講演会"にも多くの皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。

会を通して皆さまからお寄せいただいた数々の貴重なご意見/ご提言は、私たちにとって大きな励みとなりましたので、頂戴したお声を真摯に受け止め、今後の"STX"の普及ならびに施設園芸の更なる発展/強化に繋げてまいります。

これからも"STX友の会"の会員の皆さま、そして"STX"のユーザーの皆さまと共に、STXを一層価値ある製品へと育てていく所存ですので、今後ともご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

もし"STX友の会"についてご興味を持っていただけた場合は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

新規CTA

最後までお読みいただき感謝申し上げます。これからも私たちのハイテンパイプ"STX"を活用した為になるお役立ち情報を積極的に発信してまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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