毎年山陽種苗株式会社さまが主催する"ファーマーズフェスタ"が、今年は2024年11月13日(水)から14日(木)にかけて兵庫県姫路市で盛大に開催されました。
当社も毎年メーカーとして参加させていただいており、もちろん今年開催された"ファーマーズフェスタ2024"にも、農業資材メーカーとして出展させていただきました。
今回のブログでは、"ファーマーズフェスタ2024"に参加した際の様子をレポートとしてお届けします。
ファーマーズフェスタとは?
"ファーマーズフェスタ"とは、山陽種苗株式会社さまが主催する農業イベントで、展示場では育種担当者がオススメの野菜を紹介したり、展示ブースでは農業に携わる事業者が農薬/資材の展示や販売、商品説明を行っています。
"ファーマーズフェスタ"は毎年、兵庫県姫路市にある山陽種苗株式会社さまの”書写研究農場”で開催されています。
”書写研究農場”では様々な作物が栽培されており、来場者が育種担当者とその年の作物の育成状況や育て方のコツなどについて会話する様子も見られました。
会場では、タマネギ苗やソラマメ苗などが販売されている他、農業用ドローン/ヘリコプターのデモフライトなども行われ、姫路市内外から毎年多くの参加者が来場されています。
本年のテーマは「お手伝いします!あなたの野菜作り」で、姫路市外の来場者は2024年11月13日(水)、姫路市内の来場者は11月14日(木)の日程で参加される構成となっていました。
二日間とも晴天に恵まれ、11月中旬らしからぬ温かく過ごしやすい気温の中で、とても実り多い時間を過ごすことができました。
大和鋼管工業のブース紹介
当社のブースは、展示ブースから少し離れた農業用ビニールハウスの前のスペースをお借りしました。
このビニールハウスのアーチ材には、当社自慢のハイテンパイプ"STX (エスティーエックス)"を採用していただいており、アーチピッチが70cmになっています。
姫路市周辺では、"STX"を始めとしたハイテンパイプを採用しアーチピッチを70〜75cmにすることでコストダウンを狙うケースも多いとのことなので、ご来場いただいた方にも実際にハイテンパイプで農業用ビニールハウスを建てた際のイメージをしていただきやすかったかと思います。
当社のブースでは、ハイテンパイプの"STX"や巻き取り軸として使われる"スーパーカラー"と共に、"STXハウス"をご紹介させていただきました。
STX
"STX"とは、日本製鉄株式会社と当社の共同開発により誕生した、従来材に比べ2倍の強度を持つ高抗張力鋼管、いわゆるハイテンパイプのことです。
"STX"は強度と復元力が共に高く、高耐食性でサビにくい特徴をもっており、農業用ビニールハウスの部材に活用していただくことで台風や豪雪などの自然災害に強い農業用ビニールハウス実現への貢献が期待できます。
スーパーカラー
"スーパーカラー"とは、農業用ビニールハウスの巻取り軸として開発されたパイプで、当社独自製法の内面/外面コーティングにより、従来品に比べて3倍以上の耐食性を持つという点が大きな特徴です。
"スーパーカラー"の色はビニールハウスになじみのよい白で、見かけが美しくデザイン性に優れているだけでなく、反射によって農業用ビニールハウス内の作物に光が当たりやすくなるため、収穫率向上も期待できます。
STXハウス
"STXハウス"は、"STX"を骨材に採用することで耐久性と効率性を兼ね備えた農業用ハウスで、多くの農業事業者から注目されています。
間口7.2m/肩高1.8m/アーチピッチ50cm/奥行き:20m~50mの寸法で、アーチパイプと直管パイプである主骨にSTXφ31.8x2.0(700N/㎟級)を採用し、ピッチを従来のパイプハウスと同等の50cmとすることで、耐雪性:50cm耐風性:50m/sの耐候性を実現しました。
間口/肩高/アーチピッチ等の寸法には制約がありますが、遮光性能やフッ素系フィルムの採用といった被覆材の仕様や、ドアや天窓の設置といった妻面の仕様に関しては自由に変更することが可能です。
"STXハウス"について詳しく知りたいという方は、以下のブログもご参照ください。
ブログ:”STXハウス”は風速50mに耐えうるパイプハウス!?”低コスト耐候性ハウス”と”施設園芸協会の安全構造診断”も含めて詳しく解説。
その他にもブースでは、カタログの配布や製品サンプルの展示、過去に行った破壊試験の動画をモニターで再生するなどして、来場者にその特徴と利点をお伝えさせていただきました。
来場者の声と当日の様子
当日のブースには多くの来場者が訪れ、"STXハウス"に関する質問や感想をいただきました。
来場者からは、「この辺りだと"STX"を採用したハウスが潰れる話をあまり聞かないので、ここまでの耐候性はなくても大丈夫な気がします。」や、「暑さ対策ができるかどうかも重要だと思います。」といった声がありました。
一方で、「強度は魅力ですね。せっかく建てるのなら強いハウスの方が良いですからね。」や、「50cmピッチになることで安心感がありますね。」といった強度への信頼の声も寄せられました。
"STXハウス"に関する取り組みは始まって間もないため、皆さまからいただいたご意見を参考にしながら、更なるお役立ちに向けて尽力していきたいと考えています。
大和鋼管工業としての感想
今回"ファーマーズフェスタ2024"に参加し、多くの農業事業者の皆さまと直接交流できたことは非常に有意義で、"STXハウス"に対する関心の高さを実感するとともに、今後の展望に自信を持つことができました。
ご来場いただいた皆さまや、メーカー参加の皆さまにはあたたかい声かけやお力添えをいただき、大いに励みになりました。ありがとうございました。
そして山陽種苗株式会社様には多大なご協力をいただき、心より感謝申し上げます。是非今回得た知見/経験を踏まえ、更に為になり役に立つ取り組みをできる様に精進して参ります。本当にありがとうございました。
まとめ
今回は、"ファーマーズフェスタ2024"に参加した際の様子をレポートとしてお届けしました。
"ファーマーズフェスタ"は、農業に関する最新情報を得る絶好の機会であり、当社のブースでは来場者の皆さまに"STX"や"スーパーカラー"、"STXハウス"の魅力を直接体感していただきました。
「"STXハウス"についてさらに詳しく知りたい!」という方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
当社は"STX"等の鋼管のみを販売するパイプメーカーですが、お問い合わせをいただければ、"STXハウス"を取り扱う"STX友の会"の会員さまをご紹介させていただきますので、お気軽にお声掛けください。
"STX友の会"にご興味がある方は、以下のフォームより入会案内資料がダウンロードできますのでご活用ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。これからも為になるお役立ち情報を積極的に発信してまいりますので、引続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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