アナタも確認すべき重要な変更?!"受注完了表"にJIS項目が追加されました。

2025年04月に行われた鋼管に関する"JIS規格"の改正では、製品の注文時に必要な情報の記載要件が変更されました。

この改正に対応するため私たちは、2026年06月01日以降に当社から発行する"受注完了表"に、JIS規格に関する新たな項目を追加しております。

そこで今回は、2026年06月01日より追加される新しい表記の内容と対象となる製品について詳しく解説いたします。

今回のJIS規格改正で"注文者によって提示される情報"とは?

2025年04月の鋼管に関する"JIS規格"の改正により、"注文者によって提示される情報"という箇条が新たに設けられました。

「注文者によって提示される情報」の箇条が設けられた背景には、注文者が製造業者や中間業者に製品を発注する段階で、製品に対する事項が明確でなくトラブルに陥るケースが発生していたと考えられます。
今回対象となったJIS規格の改正は、注文時に製品への要求事項が不明確なことでトラブルに発展することを防ぐためのルールであり、従来は鋼管の"種類の記号"を指定することが求められていましたが、今回の改正からは、それに加えて製管方法及び仕上げ方法・寸法の情報の記載も必要になりました。

たとえば丸パイプを電気抵抗溶接で製造し、そのまま仕上げることを示す場合は、"JIS規格"の種類記号の後に"-E-G"という記号を明記することが求められます。

また、一般構造用炭素鋼鋼管、機械構造用炭素鋼鋼管、一般構造用角形鋼管(JIS G3466)の他にも、同時期に改正された機械構造用合金鋼鋼管(JIS G 3441)や自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯(JIS G 3113)にも「注文者によって提示される情報」の箇条が設けられているため、今後は他の鋼材についてもJISが改正される度に、同様の箇条が追加されていく事を私たちは想定しています。

 

[JP][Blog]JIS規格注文書サンプル

注文書の記入例


2025年04月の鋼管に関する"JIS規格"の改正について詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、以下のブログを参考にしてください。

[JP]JIS改正キービジュ

大和鋼管ブログ:鋼管のJIS規格改正で何が変わる?!"注文者によって提示される情報"に関する箇条の追加について詳しく解説。

当社における具体的な対応と準備

この重要なルール変更に対し、当社ではお客さまに安心してお取引いただけるよう、以下の2つの対応を徹底しました。

社内ワークフローの周知徹底

お客さまから"JIS規格"の改正に関するご質問を受けた場合に、営業担当が正確な回答で対応できるように、"品質管理責任者"が迅速に情報収集や状況整理を行い営業部へ共有するワークフローに関する社内認識を徹底しています。

認証機関への"対応計画書"の提出と適合継続の報告書の受領

認証機関へ"JIS規格"の改正に関する"対応計画書"を提出し、審査を経て適合継続の報告書を受領しています。

これにより、当社の品質管理体制が最新のJIS規格に適合していることも証明されています。

2026年06月01日より"受注完了表"にJIS項目を追加

[JP][Blog]受注完了表サンプル

これらの準備を経て、2026年06月01日より当社の "受注完了表"にJISの項目を追加し、丸パイプのJIS規格品には、"JIS規格-E-G"と表記します。

また、角パイプにつきましては、規格の性質上仕上げ方法の記載が不要なため、製造方法を示す"-E"のみで"JIS規格-E"表記となります。

この対応により、ご注文いただいた製品が"JIS規格品"かどうかを"受注完了表"を見て簡単に確認できるようになります。

"ミルシート"の規格欄にも追加表記を行います

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製品品質を証明する大切な書類で”鋼材の成績表”となる、"ミルシート"につきましても、 規格欄に、JIS規格品の丸パイプの場合には"-E-G"、角パイプの場合には"-E"という表記を随時追加していきます。

尚、当社は殆どの製品が出荷時に自動でミルシートが作成される仕組みとなっているので、2026年06月01日以降に出荷されたミルシートのみ追加表記されるようになります。

【重要】対象外となる製品について

ここで重要な注意事項がございます。 当社が販売しているすべての製品に新しい記号が追記されるわけではありません。

以下の製造元が異なる仕入れ販売品や社内規格で品質を管理している製品につきましては、"受注完了表"や"ミルシート"の規格欄への追加表記は行われません。

・電線管

・スーパーライト700・STX700・STX780などの社内規格品

・スーパーカラー・ダイワガルバなどの他社製造の仕入れ販売品

これらの製品は、社内規格やJIS規格に準拠した管理体制にて品質を担保しており、従来通りのシンプルな表記のままとなり、記号がついていなくても記載ミスではございませんので、 どうぞご安心ください。

また此等の製品に関して、何かご不明の点や懸念事項等ございましたら、何時でもご遠慮なくお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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まとめ

今回は、"JIS規格"の改正に伴う当社の"受注完了表"の項目追加についてお伝えいたしました。

このブログを事前にご確認いただくことで、2026年06月01日以降に"JIS規格-E-G"や"JIS規格-E"という新しい記号が記載された"受注完了表"がお手元に届いた際も、迷うことなく内容をご理解いただけるはずです。

「見慣れない表記がある」といった不安や、確認のためのお問い合わせという手間を防ぎ、お客様の業務負担の軽減に繋がれば幸いです。

今回の"受注完了表"のJIS項目や対象となる製品の規格について、ご不明な点やご相談がございましたら、どんな些細な疑問でも構いませんので、いつでもお気軽にお問い合わせフォームもしくは担当者にご連絡ください。

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 最後までお読みいただき感謝申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。




執筆者紹介

秋山 佳之
秋山 佳之
"品質管理責任者"として企業の品質戦略を担う、勤続8年目の大和鋼管工業(株)企画部品質保証社員。農学部卒の専門知識と前部署品質管理部での現場経験を基に、環境マネジメントと持続可能なモノづくりに関する情報を発信。環境法令遵守やサステナブルなサプライチェーン構築に役立つ、実務的な知見を提供。

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