2021.05.26

エコプロダクトって何?!大和鋼管の取組む低酸素社会実現への取組。

2021年04月13日に国立研究開発法人 国立環境研究所が発表した"日本国温室効果ガスインベントリ報告書"によると、私たち鉄鋼業界は、2019年に年間およそ134,282千トンの二酸化炭素を排出していると記載されています。

 参考文献:国立研究開発法人 _国立環境研究所日本国温室効果ガスインベントリ報告書

鉄鋼業界の二酸化炭素排出量は、"製造業及び建設業"の分野の中で最大である為、鉄鋼業界の二酸化炭素排出量削減の取組みは世間から注目を浴びています。

私たち鉄鋼業界は鉄鋼連盟を中心に以下の4つの柱を基本とした"低炭素社会実行計画"に取組んでいます。

  • 自らのプロセスにおける省エネ/CO2削減の努力をする”エコプロセス”
  • 高機能鋼材の供給によって製品の使用段階で削減へ貢献する”エコプロダクト”
  • 日本鉄鋼業が開発・実用化した省エネ技術の移転普及による地球規模で削減に貢献する”エコソリューション”
  • 長期的・抜本的なCO2削減技術の開発を行う”革新的技術開発”

今回は上記4つの中でも、私たち大和鋼管が得意とするハイテン分野に関係する、高機能鋼材の供給によって製品の使用段階で削減へ貢献する”エコプロダクト”についてご紹介します。

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鉄鋼業界の取組んでいるエコプロダクトの実例

私たち鉄鋼業界は、継続的に製造工程で出てくる二酸化炭素を削減していますが、同時に他産業/他業界とも協力し最終製品として使用される段階においての二酸化炭素削減にも貢献しています。

この取組みが、高機能鋼材の供給によって製品の使用段階で削減へ貢献する”エコプロダクト”です。

具体的には、"ハイブリッドカー/電気自動車モーター用高効率無方向性電磁鉄板による燃費向上/高出力/小型軽量化"や"超々臨界条件に適用できる高湿強度が高く、水蒸気酸化/高湿腐食に強い鋼管による発電効率の向上"等が鉄鋼連盟のHPにエコプロダクトの例として紹介されています。

 参考文献:一般社団法人_日本鉄鋼連盟_エコプロダクト

私たちエコプロダクト”スーパーライト700”

私たち大和鋼管の取組んでいる最も代表的なエコプロダクトは、ハイテン鋼管で単管パイプの軽量化による省資源を実現したスーパーライト700です。

以前のブログでもご紹介しましたが、軽量単管パイプであるスーパーライト700は従来2.4mmだった足場管の肉厚を日本製鉄との共同開発で1.8mmにする事で、同等の性能を保ちながら軽量化を実現したハイテン鋼管です。

 大和鋼管ブログ:SDGsとパイプの繋がり?(・・? 大和鋼管流の環境対策「こんなところからeco」。

[JP][Blog]SL700_eco

この軽量化により、運搬時のガソリン使用量/輸送トラックの台数削減に繋がる為、"運輸"の分野での二酸化炭素排出量削減に繋がります。つまりハイテン鋼管という高機能鋼材を普及し供給する事が、地球環境の保全に関わっているという事になります。

またもう一つのエコプロダクトであるSTXや、エコプロダクト以外の我々の"低炭素社会"実現への取組については、後日また別のブログにてご紹介させて頂ければと考えております。

まとめ

今回は私たちのエコプロダクトであるハイテン鋼管、スーパーライト700についてご紹介させて頂きました。皆様にとっても身近な単管パイプであるスーパーライト700ですが、是非地球環境の保全の一環として様々な用途での活用をご検討頂ければと考えております。

ご興味がある方は以下の製品ダウンロードフォームより、スーパーライト700のカタログをダウンロードし活用して頂ければ幸いです。また何かご質問等が御座いましたら、何時でもご遠慮なくご連絡頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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