2021.03.03

硬度って何??そして見えてきたポストジンクの新たな可能性。

先日、お客様より私たちのポストジンクの"硬度"についてお問い合わせがありました。

一般的には材料の"硬度"を把握する事で、どのような方法や用具で加工を行う事が適切か判断しますが、ポストジンクの"硬度"は他の物質と比べると、どのように番付できるのか気になりましたので調査しました。

今回は"硬度"についての概略と私たちのポストジンクの"硬度"についてご紹介致します。

硬度とは?

硬度は強度とは異なり、物質/材料の特に表面または表面近傍の機械的性質の一つであり、材料が異物によって変形や傷を与えられようとする時の、物体の変形しにくさ、物体の傷つきにくさでです。
引用元:wikipedia:硬さ

代表的な物質を例に挙げると、ダイヤモンドが世界一硬い鉱物だという事が有名で、その為に地盤や金属の掘削等に使用されています。

[JP][Blog]ダイヤモンド

ポストジンクの硬度は?

私たちのポストジンクは、炭素鋼の鉄地面に亜鉛メッキを施しています。

普通鋼の硬度はビッカース硬さでおよそ150HV、亜鉛メッキのビッカース硬さは製法により異なりますが60〜140HV程だと言われています。

ビッカース硬さは、硬さを表す尺度の一つであり、押込み硬さの一種で、ダイヤモンドでできた剛体(圧子)を被試験物に対して押込み、そのときにできるくぼみ(圧痕)の面積の大小で硬いか柔らかいかを判断する方法です。
引用元:wikipedia:ビッカース硬さ

これを一般的な物質の硬度を比較してまとめると、以下の表になります。

[JP][Blog]硬さ比較表

上記の表を踏まえると私たちの提供するポストジンクは、製品の表面が亜鉛メッキが施されている為、鉄地よりも硬度が低いので傷つきやすいですが、アルミ合金よりは硬い事が分かります。

この点を踏まえると具体的な例として建築現場で使用されるバタ角はアルミ製と鋼製があるので、もし傷つきにくさを踏まえた耐久性を比較検討される場合には硬度が一つの目安になると思います。

それ以外には、身近なものではスマートフォンのガラスフィルムがかなり硬いものである事に驚きました。鉄の3〜4倍以上も硬いんですね。意外でした。

まとめ

今回は私たちの製品を"硬さ"という観点で見つめ直し、世の中にある他の物質と比較することでその理解を深め、性能や扱い方についての新たな側面で考えていくキッカケを掴みました。

例えば"硬さ"を知る事で適切に切断する道具を選定する事ができますので、普段使用している材料の"硬さ"を調べて切断方法を見直してみる事で、コストダウンに繋がる可能性もあると思います。

私たちの製品の”硬さ”について、更にご興味や確認したい事があれば、以下のお問い合わせフォームより気軽にご相談下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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