新型コロナウィルスが完全には収束しない状況下でロシア/ウクライナ危機が発生し、石油や天然ガス等のエネルギー資源を筆頭にさまざまなモノの価格が上昇しています。
国内では景気が後退しているにも関わらず、物価が上昇するいわゆる”スタグフレーション”が懸念され、皆さまにおかれましても様々な手段でコスト削減に尽力されていることと思います。
資材コストやエネルギーコスト及び運送コストと言ったいわゆる"見えるコスト"は、比較的に認識し易い反面なかなか周囲と差がつきにくいのが現実です。一方で、少し視点を変えインフレ傾向が顕著な今の状況だからこそ、地道に取組めば着実に結果/成果が出てくる”作業効率”と言ったなかなか"見えないコスト"に注目してみる事も一考に値すると思います。
そこで今回私たちは以前社内で行った軽量単管パイプ"スーパーライト700"を使用した検証実験の内容とその結果をご紹介させていただいた上で、「如何に”軽量化”が”作業効率の向上”に繋がるのか?」を確認し、その可能性を追求して行きたいと思います。
検証実験の背景と方法について
検証実験の背景とは
私たちの軽量単管パイプ”スーパーライト700”は従来材と比べ重量が25%
そこで実際にSTK500という規格の鋼材で製造された従来材と軽量単管パイプ”スーパーライト700”を同条件で運搬をした場合に、作業効率がどのくらい改善できるのかを当社が独自に検証実験で検証してみました。
検証実験の方法について
検証実験の内容は、従来材STK500φ 48.6㎜ x 2.4㎜ x 4,000㎜ (10.9kg/本)及び軽量単管パイプ”スーパーライト700” φ48.6㎜ x 1.8㎜ x 4,000㎜ (8.32kg/本)をそれぞれ300本用いて、
作業者の意図的な行動を避ける為に、敢えて実験終了まで実験の目的は本人には伝えず、また個人の体力差が実験結果に影響しない様に同一人物に作業をしてもらいました。更に、先に従来材をその後に”スーパーライト700”の検証実験を行うことによって、敢えて作業者の”疲れ”を勘案するという”スーパーライト700”には不利な条件で実験を行いました。
なお1度に運ぶ本数は、下記の平成25年6月に厚生労働省において改訂された”職場における腰痛予防対策指針”に基づき、推奨される重量内におさめています。
2. 人力による重量物の取扱い
満18歳以上の男子労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、体重のおおむね40%以下となるように努めること。満18歳以上の女子労働者では、さらに男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとすること。
※作業態様別の対策 (職場における腰痛予防対策指針6ページより抜粋)
参考資料:職場における腰痛予防対策指針
実験結果は?
実験の結果は、従来材STK500と軽量単管パイプ”スーパーライト700”それぞれ以下の通りに
- 従来材φ48.6mm x 2.4mm x 4,000mm/300本 (3,270kg) を7.0m先まで運搬した各3回の時間
①25分04秒 ②26分57秒 ③27分42秒 - スーパーライト700 φ48.6mm x 1.8mm x 4,000mm /300本 (2,496kg) を7.0m先まで運搬した各3回の時間
④19分02秒 ⑤21分21秒 ⑥20分38秒
上記の計測結果を基に、
- 作業効率の改善
=1 - (スーパーライト700各3回の合計) ÷ (従来材STK500各3回の合計)
=1 - (④19分02秒 + ⑤21分21秒 + ⑥20分38秒) ÷ (①25分04秒 + ②26分57秒 + ③27分42秒)
=1 - (61分01秒) ÷ (79分43秒)
= 1 - 0.765
= 0.23458081
=23.5%
どのくらい作業効率の改善効果があるのか?
この検証実験によってSTK500の従来材に比べて25%軽量化された軽量単管パイプ”スーパーライト70
更に考察を深めると軽量単管パイプ”スーパーライト700”は軽量化による運賃の削減といった短期的な観点だけではなく、ベテラン作業者の継続雇用や女性の活用及び地球環境保護への貢献といった長期的な観点においても様々な効果を発揮してくれます。
そして軽量単管パイプ”スーパーライト700”の一本当たりの価格は原則従来材と同等に設定されていますので、ココに生じる軽量化のメリットはすべて皆さんの”効率”や”経済性”として反映されます。以下に詳しい資料をダウンロードするリンクをご用意いたしましたので、よろしければ是非ご活用ください。
まとめ
今回は軽量単管パイプ"スーパーライト700"
コスト削減に取組む場合に、私たちはまず初めに資材の購入コストやエネルギーコストと言った"
一方で作業時間の短縮や単位毎の運搬量増加等といったの作業効率の向上による"見えないコスト"を削減することは、実際に現場で作業する人たちの作業負担の軽減や業務改善などにも継続的に貢献でき、具体的な競争力の強化や競合優位性の獲得に繋がって行きます。
スタグフレーションが懸念される厳しい経済状況だからこそ、軽量単管パイプ"スーパーライト700"の様な製品を活用して"
今回の検証実験や軽量単管パイプ”スーパーライト700”、もしくは私たちのハイテンパイプを活用した”見えないコスト”を削減する取組みについて更に詳しく知りたいと思われましたら、下記お問合せフォームよりお気軽にご連絡ください。引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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