高齢化が進み"人生100年時代"とも言われる昨今、仕事に取り組む様々な世代の皆さまが、働きがいを見出しハツラツと業務に取り組めることが理想です。
しかし、シニア世代としての今後の働き方に不安を覚える方や、自身の数年〜数十年後を見据えて不安に感じる方、またシニア世代の働き方の実態を把握しきれていないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、当社の60歳を超えた所謂シニア世代の社員2名へインタビューを実施しました。
30年以上当社に勤めている2名が、"人生100年時代"に仕事とどう向き合っているのか、それぞれの思いを語ってもらいましたので、ぜひご覧ください。
グループ製品販売部 山本さん
【プロフィール】
- お名前: 山本 哲也さん
- 所属: グループ製品販売部
- 勤続年数: 38年/1986年入社
- 雇用形態: 嘱託社員
- 趣味: NHKの番組を観ること
──業務内容について教えてください。
既存顧客に対してのグループ製品のクロスセルや新規顧客の開拓、また大和鋼管のグループ会社であるDLI社と情報を共有し、此等の調達業務なども担当しています。
──就業時間からの1日の業務内容を教えてください。
08:30 出勤、朝礼・ラジオ体操
08:45 電話対応・メール返信・見積書作成
11:30 事務所出発
13:00 各客先訪問・商談
17:00 帰社・報告書作成
17:30 退勤
──大和鋼管に勤めることになったきっかけを教えてください。
大学4回生の2月にゼミの先生の勧めで大和鋼管工業の採用試験を受け、内定をもらえたのがきっかけです。
──業務で気をつけていることや心がけていることは何ですか?
辛い時も「こんなことまで任せてもらえているんだ」と、ポジティブに考える事を意識しています。
──業務で大変なことや苦労していることは何ですか?
医師から自動車の運転を控えた方が良いと言われていますので、営業活動の移動に公共の交通機関しか使えないのが大変です。
──「これは大変だった」という過去のエピソードがあれば教えてください。
入社3年目にアメリカへ転勤となった際、アンチダンピングの影響で日本から鋼材が輸入できなくなり、アメリカ国内で鋼材を調達しなければならなくなった事です。
──業務で喜びを感じることは何ですか?
新規で受注を獲得できた時がとても嬉しいです。
──「これは嬉しかった」という過去のエピソードがあれば教えてください。
お客さまからブログに関して質問があり、自身の知識や経験を活かして回答したこと疑問が解消され、具体的な受注に繋がった事です。
──"人生100年時代"といわれる中、60歳以上のシニア世代の働き方や活躍の仕方が模索されています。実際に60歳を超えて働く中で、仕事についてどのような考えや思いをお持ちですか?
後輩達に私自身の知識や経験を積極的に伝え、それが会社全体のノウハウとして継承されていくという事を意識して働いています。
──高齢で働く上で、必要なことや大切なこと、気をつけるべきことは何だとお考えですか?
やはり"健康第一"です。
──誰もが長く活躍し続けるためには、どのような状態や環境であることが理想とお考えですか?
事業継続の観点から、"儲け続ける会社"になる事が大事だと思います。
──大和鋼管のお客さまに向けて一言お願いします。
"大和鋼管 = メッキパイプ"というイメージがあるかもしれませんが、グループ製品販売部では、メッキされていない黒のパイプを主に取り扱っています。グループ製品販売部自体の認知度も上げていきたいと考えておりますので、ご興味のあるお客さまはお気軽にお問合せください。
安全・操業最適部 平川さん
【プロフィール】
- お名前:平川 進さん
- 所属: 安全・操業最適部
- 勤続年数: 53年/1971年入社
- 雇用形態: 嘱託社員
- 趣味: 温泉巡りだったが一通り回ったので、最近は家でのんびりしている
──業務内容について教えてください。
本社工場で安全及び設備に関する改善などを中心に行なっています。改善の対象が広いため、雑用係や何でも屋のような側面もあります。
──就業時間からの1日の業務内容を教えてください。
08:00 出勤、ラジオ体操
08:20 昨日までの作業の続き
12:00 お昼休み
13:00 午前中からの作業の続き
17:00 退勤後、本社建物に備え付けの風呂で入浴
──大和鋼管に勤めることになったきっかけを教えてください。
出身高校である熊本県立熊本工業高等学校 機械科の先輩が、何人か大和鋼管に就職していたため入社を決めました。当時の大和鋼管工業は九州に工場があり、熊本県の出身者が多かったのです。
──業務で気をつけていることや心がけていることは何ですか?
設備改善作業で工作をする機会が多く、製作では寸法の狂いが付きものですが、許容範囲を2mmまでと自分の中で決めています。同じ部署内のメンバーが作った工作物も、寸法については厳しくチェックしています。
──業務で大変なことや苦労していることは何ですか?
工作物の使われ方を自分なりに想定して改善していますが、実際に使う作業者と使いやすさのギャップが生じてしまうことがあるという点です。
──「これは大変だった」という過去のエピソードがあれば教えてください。
メッキ設備で発生するヒューム回収のための屋外装置の上に屋根を掛けるという作業で、場所の特性上、地上である程度製作して後から乗せるという対応ができず、部品を少しずつロープで持ち上げながら組み上げた事です。
──業務で喜びを感じることは何ですか?
この歳でも元気で働いているという事自体ですね。
──「これは嬉しかった」という過去のエピソードがあれば教えてください。
工作物を渡して仲間から感謝の言葉をもらえた時や、工作物を渡してしばらく時間が経っても不具合報告が上がってこない時に、"良いモノを作ったんだ"という実感が湧き嬉しく思います。
──"人生100年時代"といわれる中、60歳以上のシニア世代の働き方や活躍の仕方が模索されています。実際に60歳を超えて働く中で、仕事についてどのような考えや思いをお持ちですか?
後継者への指導に重点を置いています。自分なりに考えて工夫をし、改善していける人財に育ってほしいと思っています。
──高齢で働く上で、必要なことや大切なこと、気をつけるべきことは何だとお考えですか?
自分自身の健康への気遣いが大切だと思います。体調がおかしいなと感じたら、早めに病院に行くようにしています。
──誰もが長く活躍し続けるためには、どのような状態や環境であることが理想とお考えですか?
仕事の話以外にも、他愛のない会話も含めて充実したコミュニケーションが取れる職場が理想だと思います。昨今はハラスメント関係が厳しくなっているので、言葉遣いには気を付けています。
──大和鋼管のお客さまに向けて一言お願いします。
良いパイプを作る為の改善を進めていますので、ぜひ当社の製品をもっと購入していただければと思います。
まとめ
今回は、60歳を超えたシニア世代社員へのインタビューをお届けしました。"人生100年時代"での業務との向き合い方や、それぞれの思いを感じていただけましたら幸いです。
ブログの感想やリクエスト等がありましたら、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
当社で製造・販売している"メッキパイプ"についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。これからもお客さまの為になるお役立ち情報を積極的に発信してまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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