2020.12.09

ヘェ〜、効果絶大!!!パイプの凹みを減らす吊り天秤の活用。

天井クレーンでパイプのはい作業や積込作業を行う際に、玉掛け作業でうっかりパイプを凹ませてしまう事はありませんか?特に板厚の薄いパイプは凹み易いので慎重に玉掛け作業を行うことが重要です。

そこで今回は、私たちが行なっている玉掛け用具の工夫で凹みを少なくするコツをご紹介します。

玉掛作業は重心の見極めが大事!!!

玉掛け作業を行う際には、先ず重心を見極める事が必要です。

[JP][Blog]重心

重心を見極めずに玉掛けを行なってクレーンで持ち上げると吊荷が落ちたり、玉掛け用具に負担がかかり破損してしまうのでとても危険です。

でも、地切りの繰返しが凹みの原因に。

クレーンの巻上操作によって、吊荷を地面から離す作業を地切りと呼びます。地切りをしたら約10cmの高さで一旦停止し吊荷の安定を確認しなければなりません。この時に重心がズレていると斜めになって不安定な状態になります。その場合は一度積荷を地面に下ろして、再度正しく荷掛けし直します。

[JP][Blog]地切り

この作業を何度も行ってしまうと、何度も地面に叩きつける事になってしまい、パイプの凹みに繋がる可能性があります。

吊り天秤を使うと、こんなに玉掛けが簡単!!!

私たちは天井クレーンでパイプに玉掛けを行う際は、原則全て吊り天秤を使用します。

[JP][Blog]バランサー

吊り天秤を使用する事で、以下の図のように重心から離れた位置を支点とできる為吊荷が安定します。また、ロープも垂直にかける事ができ、吊り角度を心配をする必要も無くなります。

[JP][Blog]バランサー写真

つまり、吊荷が安定し易いので地切りを行う回数が減り、パイプの凹みを予防する事ができます。

まとめ

今回は、私たちの玉掛けの工夫についてご紹介させて頂きました。私たちはこの吊り天秤を自社で製作したのですが、インターネットで調べると、既製品も購入できるようです。

このように、私たちはお客様に綺麗な物を届ける為に様々な工夫を行なっています。置き場の改善に関して悩みやご興味があれば、アドバイスさせて頂きますので、以下のフォームからお申し込み下さい。

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