パーフェクトポストジンクはメッキを施す時間が極めて短いため、ドブメッキのと比較して純亜鉛層が厚く合金層が薄くなっています。
サビを起こさない防錆性能は鉄と亜鉛が混じっている合金層ではなく、亜鉛だけの純亜鉛層の厚さで決まります。
そこで今回は、私たちのパーフェクトポストジンクが一般財団法人土木技術研究センターの建設技術審査証明でも紹介されている"めっき層中の合金層が薄いため、「後めっき鋼管」よりも亜鉛付着量が少なくても、同等の耐食性を有する"と出た結果についてご紹介します。
パーフェクトポストジンクとは?
パーフェクトポストジンクは、造管と溶融亜鉛メッキを連続一貫製造する独自の工程、「ダイワZプロセス」により製造されるさびに強く、美しく、環境に優しいパイプです。
オリジナルの「ダイワZプロセス」は下記5番の工程がなく内面側は金属性の特殊焼付塗料による塗装を行っていましたが、内面側の片面溶融亜鉛メッキという世界で唯一の技術を開発し、量産体制を確立しています。
合金層の厚さの算定
パーフェクトポストジンクの合金層の薄さを証明する為に、以下の図で示すパーフェクトポストジンクとドブメッキの溶融亜鉛めっき被膜組織をマイクロスコープを用いて、合金層の厚さを計測しました。
その結果、パーフェクトポストジンクの合金層の厚さは平均8μmで、ドブメッキの合金層の厚さは平均46μmであり、パーフェクトポストジンクはドブメッキに比べて合金層を薄い事が分かります。
パーフェクトポストジンクのドブメッキとの対応
<計算例>
パーフェクトポストジンク200Zの純亜鉛層の厚さ
= 亜鉛付着量200(g/m²) ➗ 亜鉛密度(7.2g/cm³) − パーフェクトポストジンクの合金層の厚さ8μm
= 19.8μm
ドブメッキHDZ45の純亜鉛層の厚さ
= 亜鉛付着量450(g/m²) ➗ 亜鉛密度(7.2g/cm³) − ドブメッキ鋼管の合金層の厚さ46μm
=16.5μm
まとめ
他にもパーフェクトポストジンクは、外観が美しく環境に優しい事や、合金層が薄い為加工がしやすい等の機能的なメリットも多くあります。
パーフェクトポストジンクは、お客様のニーズに合わせて、亜鉛付着量を調整し、要求される防錆性能を満たす事ができるので、機能を確保した上でコスト削減も可能になります。
私たちのパーフェクトポストジンクの詳細について資料をまとめましたので、宜しければ、下記リンクから必要項目を記入した上でダウンロードして頂き、ドブメッキとの比較にご活用下さい。
また具体的に現物を確認したい等のご要望があれば、以下のお問合せフォームからご遠慮なくご相談頂ければ幸いです。
- タグ:
- 話題/トピックス