私たちは、
物流の2024年問題で、遠距離の輸送が困難になる中、
そこで今回は私たちが九州や北海道などの遠方へ輸送する際に利用
私たちが利用しているシャーシ方式とは?
私たちは”シャーシ方式”を利用した海上輸送で九州や北海道へメッキパイプを輸送しています。
”シャーシ方式”の海上輸送とは、”トレーラーヘッド”と”シャーシ”それぞれが独立したトラック車体を利用し、メッキパイプを載せた”シャーシ”のみを、貨物を積んだトラックやトレーラーなどの大型車両をまるごと積める”RORO船”に積載し運搬する方法です。
”RORO船”とは、車両が”乗り降り”することを英語では”Roll-on Roll-off (ロール・オン ロール・オフ)”と言うことから、 車ごと運搬できる船を”Roll-on Roll-off Ship (ロール・オン ロール・オフ シップ)”と呼んでおり、日本では車両が乗り降りできる船の通称になっています。
現地の港に”RORO船”で到着した”シャーシ”は、現地の”トレーラーヘッド”を利用して、最終的な目的地へ運ばれるので、船に乗っている分だけドライバーの乗車時間を短縮でき且つ分割できる訳です。
![[JP]シャーシ方式](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B7%E6%96%B9%E5%BC%8F.png?width=700&height=88&name=%5BJP%5D%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B7%E6%96%B9%E5%BC%8F.png)
RORO船の荷役作業について詳しく知りたい方は、以下の動画も参考にしてください。
私たちが利用している”シャーシ方式”の海上輸送は、関東から九州を結ぶ路線と関東から北海道を結ぶ路線の2つです。
![JP]修正_シャーシ便航路](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/JP%5D%E4%BF%AE%E6%AD%A3_%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B7%E4%BE%BF%E8%88%AA%E8%B7%AF.png?width=400&height=433&name=JP%5D%E4%BF%AE%E6%AD%A3_%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B7%E4%BE%BF%E8%88%AA%E8%B7%AF.png)
シャーシ便のメリット
”シャーシ方式”を利用したメッキパイプの海上輸送は、①ばら積み貨物船を利用した運送②コンテナを利用した輸送③トラックで遠方まで輸送などの輸送方法と比較して、様々なメリットがあります。
①積み替える必要がない
メッキパイプの美しい表面肌を維持するためには、フォークリフトや天井クレーンなどを利用した積み替えの回数を減らし、傷や凹みが発生するリスクを抑える事が理想です。
”シャーシ方式”は、ばら積み貨物船を使用した輸送よりも積み替えの回数を減らす事ができるので、メッキパイプの美しい表面肌を守る事ができます。
![[JP]ばら積船](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%E3%81%B0%E3%82%89%E7%A9%8D%E8%88%B9.png?width=700&height=79&name=%5BJP%5D%E3%81%B0%E3%82%89%E7%A9%8D%E8%88%B9.png)
②一度に運べる量が多い
私たちが販売しているメッキパイプは、様々な外径と約1m〜約9mまで様々な長さの製品があります。
コンテナを使用した輸送は、コンテナの内寸が20フィートコンテナで5,898mm、40フィートコンテナで12,032mmと決まっているため、多種多様なメッキパイプを効率よく運搬する事ができません。そのため、コンテナよりも”シャーシ方式”の方が一度に多くの重量を輸送する事ができます。
![[JP]コンテナ](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A.png?width=600&height=274&name=%5BJP%5D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A.png)
③長距離輸送のコストが安い
”シャーシ方式”の海上輸送を利用する場合、トラックドライバーは、出発地と最寄りの港、目的地に近い港から目的地への運搬を行えば良いので少ないトラックドライバーの人工 (にんく)で遠方へメッキパイプを運ぶ事ができます。
![[JP]陸送](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%E9%99%B8%E9%80%81.png?width=400&height=347&name=%5BJP%5D%E9%99%B8%E9%80%81.png)
シャーシ方式の輸送における課題
一方で、”シャーシ方式”を活用した海上輸送方法も、陸送と同様に船員が不足しているという2024年問題に直面しています。また、”RORO船”を導入するためには莫大なコストがかかるため、”シャーシ方式”を活用した海上輸送は、急に輸送量を増やす事ができません。
つまり、私たちが利用する”シャーシ方式”の輸送にも、数に限りがあり需要も高まっているので、”シャーシ方式”を利用した配車が難しくなっている状況です。
まとめ
今回は私たちが九州や北海道などの遠方へ輸送する際に利用
今回ご紹介した”シャーシ方式”の輸送便だけではなく、物流業界の2024年問題の影響で陸送の手配も難しくなっている事が現状です。そのため、納入に関してはなるべく余裕を持った日程で早目に購入のご検討をいただければ幸いです。
当社のメッキパイプの購入にご興味のある方がいらっしゃいましたら、当社の営業担当者か、以下のフォームより気軽にご相談ください。
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