強風/積雪等の被害が深刻さを増している昨今、農業用ビニールハウスを販売している業者のみなさんにとって"ハイテン鋼管"を積
しかし、"ハイテン鋼管"を扱った事がないので、"曲げ加工"や"
そこで、
STX友の会とは?
"STX友の会"とは、大和鋼管が製造/販売するハイテンパイプ"STX"に関わる取引先の中で、農業資材を中心として"STX"の販売や"STX"を使った製品の製造/販売を行う62社から構成される組織で、北は北海道から南は沖縄までの全国規模で更なるハイテン鋼管の普及や活用に向け、情報共有や意見交換等を行なっています。
原則として毎年行われる"STX友の会"の定期総会では、総会に集まった会員同士のコミュニケーションを促進することを中心に、"STX"にまつわる新しい技術やサービスの紹介が積極的に行われており、足元では更なるハイテン鋼管の普及による施設園芸の発展/強化に取り組んでいます。
"STX友の会"へのご参加につきましては、下記のリンク先の資料に詳しい記載がございますので、ご興味がある方は是非ご覧いただければ幸いです。
これまでのSTX友の会の活動内容
"STX友の会"は2017年に発足し、毎年行われる"STX友の会"の定期総会以外にも、当社の工場見学やSTXの実大強度試験、施設園芸の有識者の講演会、農業資材の情報サイトのご紹介など、様々なイベントを実施してきました。
"STX友の会"の発足からこれまで実施してきたイベントについてご紹介いたします。
※ご紹介させていただく関係者の皆の所属先や役職は当時のモノになります。
2017年
STX友の会発足式
当社は"STX友の会"の発足に際し、2017年06月に"STX友の会発足式"を開催しました。発足式では、当社関係者や"STX友の会"の初代役員の方々のご挨拶に加え、九州地区でのSTXを使用した農業用ビニールハウスの実績のご紹介や、STXと従来材(STK400)、他社ハイテン鋼管を会場にて曲げ試験を実施する等のプログラムを実施しました。
大和鋼管工業の工場見学
"STX友の会発足式"の当日には、"STX友の会"の会員さまを対象に当社の工場見学も実施しました。初めて当社の工場見学される方々も多数いらっしゃり、メッキパイプの製造や加工の工程等を会員の皆さまにご紹介しました。
2018年
STX業者さま説明会 (関東)
2018年01月に東日本の会員様を対象に当社の本社・本社工場にてSTXの曲げ加工実演や、実際の農業用パイプハウスのアーチを見立て、おもりを載荷する実大試験を実施しました。
また、翌日には関西地区で台風被害に被災した農業用ビニールハウスの復旧事例を紹介し、STXの強靭性について情報共有/意見交換を行いました。
STX業者さま説明会 (関西)
"STX友の会業者さま説明会"は同年の04月に、西日本の会員さまを対象に当時は大阪市住之江区南港にあった当社の物流・加工拠点である"関西DPC"でも開催しました。
STX友の会総会 (第一回)
"STX友の会"を発足してから初めての総会を2018年07月に幕張メッセの会議室にて開催しました。当日は同会場で国内最大級の施設園芸・植物工場展である"GPEC"の開催期間中でしたが、お忙しい中大勢の会員さまに参加していただきました。
また、大規模な展示会が開催されている背景もあり、今回は総会と懇親会のみ実施いたしました。
2019年
STX友の会総会 (第二回)
2019年06月に2回目となる"STX友の会総会"をKKRホテル東京にて開催しました。
特別講演:テーマ「ハイテン鋼管を用いたパイプハウスの強度特性」
講演者:徳島大学大学院 社会産業理工学研究部教授 成行 義文さま
当社が徳島大学と共同研究を行なった「パイプハウスの3次元構造解析」について、徳島大学の成行教授をお招きし、研究結果を会員の皆さまへ報告しました。講演会の当日は「構造を検討する上で、金具や被覆材はどのように扱っていくべきなのか?」など、会員の皆様から活発に質問をいただきました。
2020〜2021年
コロナ禍により活動自粛
2020年04月に発出された緊急事態宣言を受け、"STX友の会"の活動を2年間自粛しました。
2022年
活動再開 (STX友の会総会)
2022年に開催した"STX友の会総会"は、新型コロナウイルスの感染症対策を徹底した上での対面での対応に加えて、Zoomを活用したリモートでの対応を加えて開催しました。
Zoomを使用したリモート参加を受け入れるのは初のチャレンジでしたが、皆さまのご協力のおかげで会は終始和やかなムードで進み、無事に総会を実施することができました。
講演:テーマ「STXハウスの取組について」
講演者:東北工業大学 名誉教授 建築研究振興協会東北分室 室長 工学博士 田中 礼治さま
今回の講演では、当社が開発を進めている"STXハウス"について施設園芸協会の構造診断の過程で実施した"実大試験の結果"を中心にご報告しました。
積雪を再現した実大実験の方法は一般的となっていますが、横風を再現する実大実験は業界の中でも珍しく、載荷する荷重の考え方など、専門家の方と活発に意見交換を行う事ができました。
講演:テーマ「農業資材に関する情報サイトのご紹介」
講演者:リードプラス株式会社 代表取締役社長 堀 裕 様
これまでの講演は、STXなどの農業資材に関わる鋼材の話題を中心とした内容でしたが、会員様の製品/サービスを拡販するための農業資材特化型メディア"農材ドットコム"についてご紹介しました。参加者の皆様からは、グローバルな展開に転用するためのご質問やSEO対策の重要性等について活発な議論が交わされました。
2023年
総会
2023年に開催した"STX友の会総会"は、前年と同様に対面での対応に加えて、Zoomを活用したリモートでの対応も加えて開催しました。当時、新型コロナウィルスの脅威はだいぶ落ち着いている状況でしたが、遠方の会員様が移動せずに参加できるようになった事で、より多くの会員様とコミュニケーションができるようになりました。
講演:テーマ「新・農材ドットコム」のご紹介
講演者:株式会社農材ドットコム 代表取締役社長 佐菅 泰介さま
昨年の講演でご紹介させていただいた農業資材特化型メディア"農材ドットコム"について具体的なサービスとそのプランについてご紹介しました。講演後、具体的に話を進めるため、個別に打ち合わせを実施した会員様や農業資材店として"農材ドットコム"に登録していただいた会員さまもいらっしゃいました。
講演:テーマ「STXの取組案/アーチ曲げ加工」
講演者:株式会社バイナル 専務取締役 兼 工場長 添野 貴好さま
日本の農業業界トレンドからハイテン鋼管活用の重要性や、添野様より自社で手がけている曲げ加工機の製品/サービスの実績に関するご紹介がありました。STXは強靭な素材ですが、強度が高いため従来材と比較して曲げ加工の難易度が上がります。バイナルさまを始めとしてより多くの加工業者様と意見交換することで、加工の改善や最適化に繋げることが可能になります。
ワークショップ:テーマ「ハイテン鋼管をさらに普及させるためには?」
ハイテン鋼管をさらに普及させるためのアイデアについて、ワークショップ形式で各会員さまの意見を収集いたしました実施しました。ワークショップ形式は初めての試みでしたが、会員の皆様が書類に記載されたQRコードから入力フォームにアクセスし、多くの意見を発表していただくことができました。
実際にワークショップの中でいただいた"STXの最低造管本数の見直し"について、後日当社で調整し、最低造管本数の緩和を実現しています。
これからのSTX友の会の活動について
"STX友の会"は、変化しつづける農材市場の変化に合わせ、様々な新しい取組にチャレンジしてきました。
今後も"STX友の会"は、企業農家や農家さまへ販売するために必要な"宣伝"や"開発"などのリソースを大和鋼管が中心となって企画し、会員の皆さまと一緒にノウハウを蓄積しながら共有していく事で、会員の皆様が最適に安全/安心にSTXを拡販/販売できるコミュニティ創りを進めて参ります。
具体的には、来年度(2024年6月~2025年5月)は以下の活動を通して、"STXの普及"と"友の会会員の成長・飛躍"に貢献する事で、"施設園芸の発展"に繋げたいと私たちは考えています。
- 構造診断を受診したSTXハウスの仕様を現場/現実/現物で学ぶ"STXハウス勉強会"の実施
- STXハウスを安定した品質で提供するための"STXハウス施工マニュアル検討会"の開催
- 会員様の製品/サービスを拡販するためのマーケティングのご紹介等、私たちが得意な分野を会員の皆様への情報提供
- 各会で懇親会を実施し、会員様同士のコミュニケーションを活発にし、ノウハウを共有
まとめ
今回は私たちが運営している”ハイテン鋼管”の普及や活用に向け情報
コロナ禍の期間中には積極的に"STX友の会"の活動ができていませんでしたが、今後は、会員さまの要望を踏まえながら四半期に1回を目安として様々なイベントを実施していきたいと私たちは考えています。
もし、”STX友の会”のコミュニティーに興味を持った農業資材業者さまがいらっしゃいましたら、以下のお問合せフォームより気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。引続きよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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