パイプを販売する際は、
しかし、鉄鋼業界で使われている”長さの単位”は、聞きなれた"メートル"や"インチ"のみならず、チョッと古めかしい"尺"や"分"など正に様々です。
特に私たちに馴染みが薄い"インチ"や"尺"といった"長さの単位"で、お客さまとパイプの寸法をやりとりする場合は、
そこで今回は、我々がお客さまとの商談で使う可能性のある様々な"長さの単位”と、その単位が使用される具体的なケースについてご紹介しま
メートル (m)
"メートル (m)"は私たち日本人にとって最も馴染み深い"長さの単位"です。長さの国際単位系なので、"メートル"は、
"1メートル"は、"真空中で1秒の 299,792,458 分の1の時間に光が進む行程の長さ"と定義されています。
長さ | メートル |
1mm | 0.001m |
1cm | 0.01m |
1,000mm / 100cm | 1m |
1km | 1,000m |
皆さんも日々の商談の中で、「単管パイプの外径が何故キリの悪い48.6mmなのか?」と疑問に感じる場合もあるのではないでしょうか?その様な方は、是非以下のブログをご確認ください。
大和鋼管ブログ:単管パイプはなぜ48.6mmなのか?
インチ (in)
"インチ (in)"は、アメリカやイギリスで使用される"ヤード・
また、国際的に"インチ"は、"メートル"を基準として正確には0.0254 m(= 25.4mm)と定義されています。
ヤードポンド法 |
メートル |
1インチ | 0.00254m(25.4mm) |
1フィート(12インチ) | 0.3048m(30.48cm) |
1ヤード(36インチ/3フィート) | 0.9144m(91.44cm) |
日本でもアメリカやイギリスから輸入された製品・
私たちにとっての身近な例を具体的に挙げると、テレビやディスプレイの大きさは、その対角線の長さを殆ど"インチ"で表示/表記されています。
しかし、日本においては計量法上、一部例外を除いて"インチ"という"ヤードポンド法"の計量単位を使用することは禁止されています。その為、テレビやディスプレイの実際のサイズ表記には、一般的に◯◯型と表記されます。
"単管パイプ"が使用される仮設の分野でも、
"配管"や"農芸用鋼管"の"径"を表す際に、"
大和鋼管ブログ:バタ丸、BCR、ナナブとかってナニ?!
尺
"尺"は、東アジアで使用されている"尺貫法"の長さです。"インチ"と同じく、"尺"についても"10進法"ではない事に注意が必要です。
また、日本で"1尺"は、メートルの33分の10の長さ(約30.3cm)と定められています。
尺貫法 |
メートル(およそ) |
1寸 | 0.0303m(3.03cm) |
1尺(10寸) | 0.303m(30.3cm) |
6尺(1間) | 1.82 m |
360尺(60間/1町) | 109.1 m |
"尺貫法"は日本でも古くから使用されており、日本家屋が"尺貫法"で設計されていた事もあって、
例:農業用ビニールハウスの間口
建築材料である木版や波板等の板材も"尺貫法"で設計されていますので、DIY等では板材の大きさに合わせて、"尺貫法"で単管パイプの長さを判断することが必要になる場
まとめ
今回は、鋼管にまつわる現場で使われる様々な"長さの単位”と、その単位がお客さまとのご商売や商談等で使用される具体的なケースについてご紹介しま
最後までお読みいただき、感謝申し上げます。また次回の配信もお楽しみにしていただければ幸いです。引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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