2024年(令和06年)05月24日から、男女ともに仕事と育児・介護を両立できるようにすることを目的として、"育児・介護休業法及び次世代育成支援対策推進法"が改正されました。同月31日に公布され、2025年 (令和07年)04月01日から段階的に施行されることになっています。
仕事と育児/介護の両立は、当事者だけでなく、社会全体にとっても大きな課題であり、企業には柔軟な働き方への対応が求められています。私たち大和鋼管工業も、多様な働き方を実現すべく様々な施策を行っている最中です。
今回は、当社の子育て世代の社員にインタビューを行いました。仕事と家庭それぞれについて、何を考えながら日々どのような工夫や挑戦をしているのか、お話を伺いました。ぜひご覧いただければ幸いです。
社員の紹介
田中 辰弥さん
本社企画部所属。2010年入社。
本社にて業務部/営業企画を経て、福岡営業所及び大阪支店にて営業前線の業務に携わったのちに、現職。
趣味は食べ歩き、飲み歩き、健康麻雀。
業務について
──担当する業務を教えてください。
企画部企画担当に所属し、新しい製品/サービスの企画及び開発を行なっています。また、マーケティングとインサイドセールスも担当しています。ときどきブログ記事も書いており、マニアックなテーマをよく担当していますね。
公式サイトや電話でいただいた"お問合せ"の確認も行っており、いただいたご質問に対して私がそのまま回答したり、営業担当へ繋いだりしています。
──今の業務は何年目ですか?
現在の業務は5年目です。結婚してすぐに異動になったので、当時のことは鮮明に覚えています(笑)。
──業務で気をつけていることは何ですか?
お問合せに対し、お客さまのお役立ちを実現することを心がけています。
お問合せをいただくということは、お客さまが何かしらの"お悩み"を抱えていらっしゃるということです。いただいたご質問にただお答えするだけで終わらず、こちらからも質問やご提案をさせていただき、お客さまの潜在的なお悩みを理解し、解決へとつなげられるよう努めています。
──業務で大変なこと・苦労していることは何ですか?
大変だったのは、納品書/請求書の電子化対応を行なった際に、取引のある事業者さま全てのメールアドレスを把握しなければならなかった時です。多い時には1日に80件近く電話して、ご担当者さまのメールアドレスを教えていただきました。
郵送する納品書や請求書の宛先は“御中”でお送りすることが多く、ご担当者さまのお名前が分からないこともよくありました。そういった場合には、代表番号にご連絡させていただいていましたが、営業の電話と誤解されることもあり、毎回緊張しながら電話をかけていました。関係者の皆さま、その節は本当にありがとうございました。
──業務で喜びを感じることは何ですか?
お問い合わせいただいたお客さまとお話ししているうちに、お客さまの声が明るくなっていくのを感じると、お役に立てたと実感できてとても嬉しくなります。「大和鋼管に相談して良かった」と思っていただけるよう、今後も業務に励んでまいります。
子育てと仕事について
──子育て世代が仕事をする上で大切なことは何だとお考えですか?
大切なのは、"仕事の属人化をなくすこと"と"家族や親戚、職場の協力を得ること"の2つだと思います。
「今日中や明日中にこのタスクを終えなければならない」「自分がいなければ業務が進まない」といった状況でも、子どもの病気や急なトラブルは待ってくれません。チームのメンバーがそうした状況に陥っても、他のメンバーが臨機応変に対応できれば業務は滞りませんし、家族や親戚のサポートがあれば、さらに理想的です。
その為には、職場や家族の間で日頃から良い関係を築く努力が必要ですし、助けてもらうだけでなく、自分も他の人を支える意識を持つことが大切だと思います。
──育児・介護休業法の改正では、柔軟な働き方を実現するための措置が事業主に義務付けられました。現在、大和鋼管工業にはどんな制度がありますか?
育児休業/時短制度/時差出勤/リモートワークの制度があります。私も週に1、2日は在宅勤務を行っており、その際はもちろん家事全般をこなします。私の妻も正社員で働いていますので、私が在宅勤務をすることで、妻の負担も軽くなっていると信じたいですね…。
──時間管理やスケジュール調整について、どのように工夫されていますか?
私のスケジュールと妻の仕事の予定を確認しながら、在宅勤務の日程を調整しています。在宅勤務の際には、集中しすぎて時間を忘れることがあるので、リモート会議や作業時間にアラームを設定し、メリハリをつけるよう工夫しています。また、現在は定時制のMBAスクールに通っており、勉強時間も確保する必要があるので、計画的な時間管理を心がけています。
子どもが病気で保育園に預けられない場合には、在宅勤務と半日休暇を活用して妻と交代で看病するなど、家庭内で役割分担を行なっています。また、日曜日は仕事や学業を入れず、家庭の時間にするという自分なりのルールを設けています。
なお、家事の分担は明確に分けず、気づいたほうが率先して行うスタイルです。料理、洗濯、掃除、買い物等、お互いが一通りこなせるので、夫婦で助け合って家事を分担することで、効率よく勉強時間も確保できていると思います。家庭/仕事/勉強と行うべきタスクは多いですが、試行錯誤しながら両立を目指しています。
──仕事と子育ての両立に関して、職場ではどのような理解を得ていますか?
チームの生産性を落とさないことで、サポートや理解を得られ易くなっていると思います。具体的には、仕事の進捗をこまめに報告し、依頼や指示は記録に残る形で伝えるようにしています。
例えば、口頭での指示は避けて、メールやチャットを活用しています。仕事を引き継ぐメンバーの作業が重複することを避けると同時に、後から内容を見返す際に分かり易くなるよう心がけています。
それでも、急に休まなければならなかったり、スケジュールを変更しなければならなくなった場合には負担をかけてしまうので、臨機応変にサポートしてくれているメンバーには本当に感謝しています。
──ストレス管理やリフレッシュはどうしていますか?
家庭/仕事/勉強のうち、どれか一つにでも悩みやストレスがあると、全体の効率が下がってしまうので、ストレスが大きくなり過ぎないよう心がけています。
仕事では、一人で仕事を抱え込みそうな時は見栄を張らず、素直に助けてほしいと周囲にSOSを出すようにしています。家庭や勉強についても無理はせず、自分のペースで取り組むことを大切にしています。
また、しっかり寝ることも重要です。睡眠不足だと頭が働かず、体調も崩しやすくなって悪循環に陥りがちですので。私は寝付きが良く、すぐに寝られるので、リフレッシュはし易いほうかもしれません。
──仕事を続けたい人の誰もが活躍し続けるためには、どうすることが理想とお考えですか?
"ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(多様性と受容)"に尽きると思います。
例えば、子育てしながら仕事を続けたい人も一つの多様性と捉え、組織のメンバーがお互いを認め合いながら働ける環境であるべきだと考えます。それぞれ異なる背景や事情、価値観や能力を持つ人材が活躍する為に、企業と従業員が連携していく状態/環境が必要な時代になっていると思います。
──今後の目標を教えてください。
さらに"STX"をお客さまに知っていただき、ご活用いただくことです。規模は今の倍を目指し、お客さまに「このパイプを選んで良かった」と感じていただけるよう努力していきたいです。
──大和鋼管工業のお客さまに向けて一言お願いします。
メッキパイプに関して何か分からないことやお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。シッカリと調査し、問題解決の為の回答やご提案をさせていただきます。
まとめ
今回は、子育て世代であるメンバーのインタビューをお届けしました。
私たち大和鋼管工業は、社員一人ひとりが働きやすく、個々の能力を発揮できる職場づくりを続けてまいります。社員の声をご紹介したインタビュー記事は他にも複数公開しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
ブログ:メッキパイプへの思いを語る。大和鋼管の製造・加工・品質に関わるメンバーにインタビュー!!
ブログ:2024年問題解決へのヒントに?!"自社便"のトラックドライバーに密着取材してみました。
ブログ:大和鋼管の営業の実態とは?!その舞台裏の様子と担当者が仕事にかける思いをインタビュー。
当社では引続き、皆さまの"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けて参ります。ブログへのリクエストやご意見/ご感想がございましたら、ぜひ以下のページからご連絡ください。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。引続き宜しくお願いいたします。ありがとうございました。
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