”単管パイプ”で様々なDIY作品を作りたいと考えている方は、丈夫で美しい作品を設計し、
しかし、「事前に金具の位置を計算していたけども、最後のジョイントが収まらない」や、「設計図通りにキチンと測りながら組んだけども、最終的には歪な形になってしまった」というような経験はないでしょうか?
そこで今回は、”単管パイプ”のDIY作品を組み立てる際の注意点やコツを説明することで、期待通りに製作するノウハウをご紹介します。
何故、思った通りに完成できないのか?
”単管パイプ”を組み立てる際に、金具を取り付ける位置を測りながら作業する事が多いと思いますが、思った通りの作品を完成させるには、この測り方から注意を払うことが必要になります。
それでは下記のように具体的な例に挙げてそのポイントを確認して行きましょう。
上の図のような組み立てを行う場合は、以下の手順を踏んでしまうと(a)と(b)
- パイプ(2)
の管端からパイプ(1)の取り付けたい距離を測る - パイプ(1)とパイプ(2)
を固定する - 固定されたパイプ(1)からパイプ(3)を取り付けたい距離を測る
- パイプ(2)とパイプ(3)を固定する
その理由は、”単管パイプ”の長さには"許容差"がある為です。
許容差とは?
"許容差"とは加工において避けることができない誤差に対し、許容される"範囲”を示したものです。
”単管パイプ”にも"許容差"があり、単管パイプの"許容差"はJIS規格(G3444)での規定では 長さは指定のない限り0mm以上となり、外径は±0.5mmで、厚みは±0.3mmです。 勿論、”単管パイプ”に限らず、様々な工業製品に"許容差"は存在します。
DIY作品を1mm単位で狂いなく完成させるために"許容差"を踏まえて工夫することで、作品の仕上がりを向上されることが可能になる訳です。
単管パイプのDIY作品を製作するコツ
上記の例の場合、パイプ(3)の取り付け位置を最初に固定されたパイプ(1)から測るのではなく、
また、組み立てのコツとしては、
まとめ
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