私たちは、
しかし、主に西日本で使用されているバタ角は、様々なサイズや材質があり、「どれを選んだら良いのか?」、「どこから買えば良いのか?」悩まれている型枠業者様や販売店の営業の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、私たちが販売している鋼製バタ角やそれに付随するサービスについてご紹介いたします。
バタ角とは?
バタ角とは、断面が長方形や正方形をしている四角い形状のパイプのことで、”角パイプ”とも呼ばれます。鋼製以外にも様々な仕様のモノが存在し、木製、アルミ製、さらに鋼製の中にはハイテン仕様もあり、使用用途や目的によって使い分けられています。
バタ角の”バタ”は”端太”とも書くことから、”端に使う”という意味で”端太角”と名付けられたとも言われており、一般的には”バタ”と呼ばれる事が多いそうです。
バタ角の使用用途
バタ角は、型枠仮設補強など建設工事のコンクリート打設の際に使用されます。特に西日本では、型枠仮設補強にバタ角が多く使用される傾向があります。
大和鋼管の鋼製バタ角の材質は2種類
当社が製造販売している鋼製バタ角は、JISでSTKR400と規定される”バタ角”と、STKR490と規定される”ハイテンバタ角”の2種類です。
外形は50x50[mm]/60x60[mm]、厚みはそれぞれ1.6[mm]/2.3[mm]があります。
種類 |
認定規格等 |
寸法 |
標準重量 |
断面積A(㎠) |
断面二次 |
許容応力度 |
||
外形(mm) |
厚み(mm) |
(kgf/㎠) |
(N/㎠) |
|||||
バタ角 |
JIS G 3466 |
50x50 |
2.3 |
3.34 |
4.252 |
15.9 |
2,400 |
23,500 |
50x50 |
1.6 |
2.38 |
3.032 |
11.7 |
3,300 |
32,300 |
||
60x60 |
2.3 |
4.06 |
5.172 |
28.3 |
1,600 |
15,600 |
||
ハイテンバタ角 |
JIS G 3466 |
60x60 |
1.6 |
2.88 |
3.672 |
20.7 |
2,350 |
23,000 |
大和鋼管の鋼製バタ角は全てパーフェクトポストジンクの仕様
当社が製造している”バタ角”と””ハイテンバタ角”は全て内外面に全周均一メッキを施した"パーフェクトポズトジンク"の仕様です。
”パーフェクトポストジンク”は少ない亜鉛の付着量で、ドブメッキと同等の耐食性を再現する事が可能です。
”パーフェクトポストジンク”は、内外面共に全周に均一メッキされている為、外面は先メッキ鋼管の様に外面溶射部からの赤サビや内面は内面溶接ビード部からの赤サビ発生を防ぎます。また、ドブメッキと比べ純亜鉛層が厚いので赤サビの発生を遅らせます。
特徴として、亜鉛メッキには99.995%純度の最純亜鉛を使用し、また亜鉛メッキの上には”トップコート”と呼ばれる特殊防錆透明樹脂を塗布しています。これにより格段に美しい”パーフェクトポストジンク”の銀白色の輝きをいつまでも保つことができます。
また、ドブメッキと比べて格段にメッキの合金層が薄く、曲げ加工によるメッキの割れや剥離を防いだことにより、優れた加工性を実現しました。
加工サービス
当社は、仕入れ業者さま向けにご購入いただいた製品に対しての切断加工を行い、
尚、お客さま自身がパイプを持ち込んでの切断加工だけのサービスは行なっていませんので、予めご了承いただければ幸いです。
当社で行う”バタ角”と”ハイテンバタ角”の切断加工は、チップソー等の切断機を使用しています。
メッキ鋼管専業メーカーならではの拘り
当社の”バタ角”と”ハイテンバタ角”は、メッキパイプ専門の鋼管メーカーならではの拘りとして"面取り"と"切断面の補修"及び"ロープ入りの結束"の3つの対応を行なっています。
面取り
当社にてチップソー等の切断機で切断を行った場合は、外面と内面の2面を有害なバリが出ないようにシッカリと面取りを行なっていますので安全/安心に使用していただく事ができます。
切断面の補修
”バタ角”と”ハイテンバタ角”の切断面は、鉄地が剥き出しになっている状態で、そのままにすると赤サビ発生の原因となります。
当社の”バタ角”と”ハイテンバタ角”は、切断面全てに亜鉛を豊富に含んだ強力な耐食性を持ったジンクリッチペイントと呼ばれる防錆塗料を施しています。
ロープ入りの結束
”バタ角”と”ハイテンバタ角”の結束は、パイプ同士が密着し易く、通気性が悪い状態になっています。
当社の”バタ角”と”ハイテンバタ角”は、結束時に白いロープを入れ、パイプ同士に隙間を作り水気/湿気を取り除くと共に、通気性を改善し白サビを発生しづらくしています。
※切断加工を行なった3m以下の”バタ角”と”ハイテンバタ角”については、ロープ入りの結束を通常行なっておりません。3m以下のロープ入りの結束が必要な場合には、別途営業担当迄ご相談ください。
取扱い上の注意事項
当社の”バタ角”と”ハイテンバタ角”に限らず、全ての”バタ角”と”ハイテンバタ角”は、水に濡れると水気が溜まり易く、白サビが発生する可能性が高くなります。
その為、輸送や保管の際には、雨に濡れないようシートをかける等の対策をお願いいたします。
まとめ
今回は、私たちが販売している鋼製バタ角やそれに付随するサービスについてご紹介いたしました。
当社は、以下のサイズの”バタ角”と”ハイテンバタ角”を通常在庫しています。
”バタ角”と”ハイテンバタ角”の見積が欲しい業者様がいらっしゃいましたら、当社から販売店様をご紹介する事も可能ですので、以下の見積フォームよりお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき感謝申し上げます。引続き、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を続けて参りたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。
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- 単管パイプ/足場管