2021.02.24

なるほど、雪害克服の一手。育苗用ビニールハウスの自力施工について。

先月は暴風雪や大雪により、普段は雪の少ない九州や四国での積雪が発生し各地で多くの被害がでております。雪害の代表的ものとしては、雪崩、除雪中の転落事故などの豪雪地帯特有の災害の他、路面凍結による交通事故や歩行中の転倒事故等、豪雪地帯以外でも発生する災害もあります。

その中でも今回、大雪により各地で農林水産関係の被害が発生しており、水稲育苗用/野菜パイプハウスの倒壊や破損、資材庫/格納庫/集荷所等の倒壊、破損等の情報も多く当社に来ました。

このような状況下の中、今回は農林水産省がHPで掲載しているパイプハウス建て方マニュアルを参考に水稲の育苗用ビニールハウスの自力施工についてご紹介致します。

[JP][Blog]育苗ハウス2

作業を始める前に

まず、作業に取り掛かる前に安全を確保する為に、以下の点に留意してください。

設置場所としては以下該当する場所が好ましいと言われています。

施工に使用する道具は以下になります。尚、地盤の硬い場所ですと下穴あけに時間がかかってしまう場合もありますので、必要に応じて下穴あけ用の杭になるパイプ端材/木槌/電動ドリルの準備をお願いします。

部材は以下の物の準備をお願いします。

部材を繋ぐ金具類は以下の物の準備をお願いします。

作業の手順は以下通りになります。

尚、細かい作業に関しましては以下JA全農が制作したYouTubeより解説付きで公開しておりますので、宜しければ是非一緒にご覧下さい。

出所： JA全農

また、JA全農が運営する”アピネス/アグリインフォサービス”に”パイプハウス建て方マニュアル”も掲載されていますので、以下のリンクよりサイト内検索またはインターネットで検索でご確認頂ければ幸いです。

今回は水稲の育苗用パイプハウスの自力施工についてご紹介致しました。自力施工の際には、安全最優先で必ず複数人で作業を行なって頂ければ幸いです。

また、ハイテンパイプを農業用ビニールハウスに使用する場合にはスプリングバックに大きな力が加わるので、自力施工ではなく専門の施工業者への依頼をオススメします。

部材に使用するパイプに関して何かご不明点やご質問がありましたら、下記お問い合わせフォームよりお気軽にご相談頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。