10月20日からポストジンク製品の全量切替えの一貫として、先ずは”スーパーライト700”の内面を水性亜鉛無機コーティング”ミズエコ”へ切替えを開始いたしました。
”ミズエコ”は"つくる人・つかう人・地球に優しい”水性無機亜鉛コーティングです。私たちの推計では、”スーパーライト700”の4m100本あたりでおよそ1.4kgのVOCが削減され、月間ではおよそ73%にあたる約7,450kgのVOCが削減される見込みです。
今回は、"お客様"の観点だけでなく"大和鋼管の社員"や"地球環境"の観点からの”ミズエコ”への反応のご紹介と、多くのお客様から質問をいただく耐食性についてご紹介いたします。
ミズエコへの反応をご紹介 (^_^)
従来内面塗料からミズエコへと切り替える事で、地球環境にやさしいだけでなく、私たちの観点では作業効率の向上、お客様からの観点では、臭い改善など様々なメリットが生まれています。
私たち大和鋼管の社員から得られた反応を一部ご紹介します。
つくる人 (大和鋼管の製造現場の社員)
- "ミズエコ"への切替えでVOC処理設備の定期的なメンテナンスがなくなり業務が楽になった。
- "ミズエコ"への切替えでベタベタした"ヤニ"が発生せず製造現場の汚れが減り清掃が楽になった。
- "ミズエコ"への切替えでTXフリーが実現し健康面の懸念が更に少なくなると知って安心した。
- "ミズエコ"の取組みがきっかけで、VOCに詳しくなった。
私たちのお客さまから得られた反応を当方でまとめた内容をご紹介します。
つかう人 (お客さま/お取引先の方々)
- "ミズエコ"は今までと同等価格で環境性能がアップする事は好感できる。
- "ミズエコ"は従来品と比べて臭いも気にならず作業者の負担軽減が期待できる。
- "ミズエコ"の事例を踏まえて自社のSDGsへ取組の参考にしたい。
ミズエコ製品の耐食性比較について (^_-)
プレスリリース以降”ミズエコ”が塗布された製品の耐食性について多くのお客さまからご質問をいただいています。結論から申し上げますと、”ミズエコ”は従来の内面塗料製品と比べ"同等以上"の耐食性を確保できるように製品設計及び品質管理が行われています。
以下の耐食性の比較試験結果では、ミズエコが塗布された製品の30サイクルでの赤さびの広がりが最も小さい為、ミズエコ製品の耐食性が同等以上であることが確認できます。
つまり”ミズエコ”で我々が目指したのは、従来の内面塗料製品と比べ同等以上の耐食性能を担保した上で、コストを上げずに環境性能を向上する事です。"つくる人、つかう人、地球"の3つに優しい私たちの環境面での取組強化の一環であると同時に、今迄どおりの”ポストジンク”の経済性を保った上で、環境性能がバージョンアップされた製品だとご理解いただければ幸いです。
更に内面の耐食性能を要求される場合は世界でも我々しか製造していない内外面にインラインメッキを施した”パーフェクトポストジンク”をお勧めします。”パーフェクトポストジンク”の詳細に関しては、以下リンクのホームページよりご確認ください。
また、内面ビード部に犠牲防食効果以上の耐食性を持たせる為に、”パーフェクトポストジンク”に”ミズエコ”を組合せる事にもチャレンジしていきたいと考えています。
まとめ
今回は、それぞれの観点からの”ミズエコ”への社内外からの反応のご紹介と、多くのお客さまからご質問をいただく耐食性について詳しくご紹介させていただきました。
既に、”スーパーライト700”と単管パイプで”ミズエコ”への切り替えが実現しましたが、新しく更新したカタログがありますので、ご興味がある方は是非以下のダウンロードフォームよりダウンロードしご活用いただければ幸いです。
また他サイズに関しても従来内面塗料から”ミズエコ”へ順次切り替えると共に、製品カタログも順次更新させていただく予定ですので、引続き宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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- 単管パイプ/足場管