当社では日頃からお客さまより様々なお問合せをいただいておりますが、その中でも"単管パイプ"を公共工事に活用する際の質問/疑問は定期的に見られます。
公共工事では、書類提出のために必要な情報やデータが多いため、「必要になる情報を"単管パイプ"の購入前に確認しておきたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、お客さまからいただいたご質問やご要望の中から、お問合せの多い"単管パイプ"の公共工事での活用に関する内容を、選りすぐってピックアップいたしました。
具体的には、以下の事項についてQ&A形式でまとめておりますので、ぜひ皆さまの日々の業務のなかでお役立ていただければ幸いです。
- Q1. 工事材料使用承諾願(承認願い)を出すのに添付できる資料はありますか?
- Q2. 定価/設計単価はいくらですか?
- Q3. 仮設工業会の認定証はありますか?
- Q4. 構造計算等で必要な強度を教えてください
そもそも"単管パイプ"とは
"単管パイプ"とは、一般的に建築現場にて仮設用の足場材として使用するパイプのことです。
"単管パイプ"はJIS規格や労働安全衛生規則によって直径は48.6㎜と規定されており、"単管パイプ"の他に"単管"や"足場管"などと呼ばれる場合もあります。
近年では、"単管パイプ"を繋げる金具である"単管クランプ"や"単管ジョイント"の種類も豊富になっており、ホームセンターやオンラインショップでも気軽に購入できることから、軽仮設機材としてだけでなく、DIYなどの様々なシーンで活用され用途が広がっています。
"単管パイプ"には、従来品として広く普及している肉厚が2.4㎜の製品の他にも、ハイテン材を使用して軽量化を実現した肉厚1.8㎜の製品も様々なシーンで活用される様になっています。
当社で扱う"軽量足場管スーパーライト700(SL700)"は、当社と日本製鉄株式会社が共同開発した"軽量単管パイプ"で、鋼管の特性としては相反する要素である"軽量"且つ"強靭"という特徴を両立させています。
"スーパーライト700"は、従来の単管パイプであるSTK500に比べて引張り強さを約40%以上向上させながら、厚みを2.4㎜から1.8㎜へ薄くすることで25%の軽量化を実現しました。これにより、現場での作業負担軽減/輸送コスト削減を可能にしています。
"軽量単管パイプ スーパーライト700"は、使用している鋼材が特別仕様であることからJIS規格製品ではありませんが、労働安全衛生規則に適合している製品であるため、安心して足場管としてご使用いただけます。
公共工事に関する"単管パイプ"のよくある質問 Q & A
ここからは、"単管パイプ"に関する質問から、公共工事に関連する内容をピックアップし、Q&A形式でご紹介していきます。
Q1. 工事材料使用承諾願(承認願い)を出すのに添付できる資料はありますか?
A. 当社の"製品カタログ"をご活用ください。"単管パイプ"に関連するカタログは、足場管/バタ角と、"軽量足場管スーパーライト700(SL700)"の二種類をご用意しております。
肉厚2.4㎜の従来品のカタログは、以下のフォームよりダウンロードしていただけます。
肉厚1.8㎜の"軽量単管パイプ スーパーライト700"のカタログは、以下のフォームよりダウンロードしていただけます。
当社製品のカタログをダウンロードしていただく際は、メールアドレスの入力が必須となっております。何らかのご事情でメールアドレスがご使用になれない場合は、下記の当社代表番号までお問い合わせください。
Q2. 定価/設計単価はいくらですか?
A. "単管パイプ"の設計単価に関しては、"積算資料"等の資料をご参照ください。また、当社では製品の定価は設定しておらず、積算資料に掲載されている金額をお伝えする事ができません。具体的な見積書が必要な場合はお気軽にお見積をいただければと思います。
各支店/営業所の連絡先は以下のとおりです。
- 東京支店:050-3669-863
- 大阪支店:050-3669-8632
- 名古屋営業所:050-3669-9931
- 仙台営業所:050-3669-9927
- 福岡営業所:050-3669-8486
「どの営業所に問い合わせればいいかわからない」という場合は、下記代表番号までお問い合わせください。
Q3. 仮設工業会の認定証はありますか?
A. "単管パイプ"は、仮設工業会による認定品目の対象に該当していないため、認定証はございません。
参照リンク:認定品目一覧(一般社団法人仮設工業会)
なお、当社で製造している"単管パイプ"については、詳細を記載したカタログをご用意しております。以下のページからダウンロードが可能ですので、ぜひこちらをご覧ください。
Q4. 構造計算等で必要な強度を教えてください
A. 過去のブログにおいて、"単管パイプ"の引っ張り強度や許容曲げモーメントについてまとめた記事がございますので、ぜひこちらをご参照ください。
ブログ:単管パイプの強度や如何に?!単管パイプ・ 軽量単管パイプが耐えうる重量の目安について。
また、"スーパーライト700"に関しては、ヤング係数や剪断弾性係数を含む鋼材の材料定数及び、引張/圧縮/曲げと剪断の値を含む鋼材の許容応力度などをまとめた資料をご用意しておりますので、こちらもご活用ください。
尚、個別の詳細な構造計算やDIY作品の強度等については、可能な限りの対応に努力して参りますが、当社からは明確な回答ができかねる場合もございますので、予めご了承いただけますと幸いです。
まとめ
今回は、日頃お客さまから多くいただいているお問合せの中から、特に"単管パイプ"を公共工事で活用する際によく聞かれる事項を、Q&Aの形でまとめてご紹介しました。皆さんの日々の業務において、少しでもお役立ていただければ幸いです。
"単管パイプ"のお見積をご希望の方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
また、今回ご紹介した内容以外のご質問についても喜んで承りますので、以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。当社はメッキパイプをご活用する際に、お客さまに最も頼られるベストパートナーになることを目指し、日々"為になるお役立ち"の充実に努力してまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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